青べか物語(山本周五郎長篇小説全集〈第26巻〉) [全集叢書]

青べか物語(山本周五郎長篇小説全集〈第26巻〉) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  うらぶれた漁師町に住みつき、ぎりぎりの毎日を暮す売れない小説家の「私」。ぶっくれ舟の「青べか」をていよく買わされ、計算高い少年たちにも翻弄される。「ごったくや」の女たちは、いけ好かない男から金を巻きあげ、五色揚屋の亭主は、夫婦喧嘩の果てに店をぶち壊す…。朴訥でお人好し、しかし油断ならない隣人たちとの愛おしい日々―。「私」は呟く、「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である」自らの若き日の体験をもとに、一筋縄ではいかない愛すべき人びととの出会いを描く、周五郎文学の絶頂の輝き！

• 出版社からのコメント

  うらぶれた漁師町の住人たちに翻弄されながら、ぎりぎりの日々を暮らす売れない小説家の私――。周五郎の極点、傑作自伝的小説！

• 内容紹介

  朴訥でお人好し、時に油断ならない隣人たちとの日々――。自伝的小説の傑作！　うらぶれた漁師町に住みつき、ぎりぎりの毎日を暮す売れない小説家の「私」。ぶっくれ舟の「青べか」を手もなく買わされ、計算高い少年たちにも翻弄される。その町には、一筋縄ではいかない人びとがしたたかに生きていた……。自らの若き日の体験をもとに、愛すべき人びととの出会いを描く、周五郎文学の一つの頂点！　付年譜。

青べか物語(山本周五郎長篇小説全集〈第26巻〉) の商品スペック