満鉄撫順炭鉱と平頂山事件―冤罪処刑された炭鉱長久保孚の悲劇(新人物文庫) [文庫]

満鉄撫順炭鉱と平頂山事件―冤罪処刑された炭鉱長久保孚の悲劇(新人物文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「撫順の久保か、久保の撫順か」と、名声を全満州にとどろかせた元満州撫順炭鉱長久保孚は、敗戦後、中国国民政府から「平頂山事件」の戦犯容疑をかけられ、軍事裁判で死刑判決をうけた。昭和七年（一九三二）九月、撫順南郊の平頂山集落を襲った関東軍守備隊の一部が、住民多数を虐殺した。当時、炭鉱業務を一任されていた炭鉱次長の久保は、共同謀議者の一人として、いわれなき戦犯の汚名を着せられたのである。かつての満州で日本人がいかに生き、功罪入りまじった事績を残したか―一人の満鉄マンの気骨に満ちた生涯を通して描く、真実の満州。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １　終わりのはじまり
  ２　草創期の満鉄撫順炭鉱
  ３　新市街の建設と総合露天掘計画
  ４　満州事変と撫順炭鉱
  ５　運命の平頂山事件
  ６　撫順炭鉱長
  ７　満鉄理事
  ８　阜新炭鉱株式会社社長
  ９　天日ふたたび仰ぎ得るを信ず

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  原 勢二(ハラ セイジ)
  昭和１２年（１９３７）新潟県生まれ。富山大学工学部金属工学科卒業。元富山県立魚津工業高等学校長。学生時代より満鉄の開発した科学技術に関心を持ち、その調査研究をライフワークとしている

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