ロドリゲス日本大文典の研究(和泉選書) [全集叢書]
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ロドリゲス日本大文典の研究(和泉選書) [全集叢書]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2015/03/20
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ロドリゲス日本大文典の研究(和泉選書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    天正5年(1577)に来日した西洋人・イエズス会士ジョアン・ロドリゲスが著した『日本大文典』に新しい知見を提示する。1604年に長崎で出版した『日本大文典』は日本語文典の白眉であり、同書は室町時代後期から江戸時代初期の日本語の実態をよく伝える資料として大いに活用されている貴重な文献である。本書は、同時代に中南米からアフリカまで世界各地に派遣された宣教師たちが著したいわゆる宣教師文典の一つとして再評価し、西洋人・ロドリゲスがラテン語文法を規範に、日本語の特質をいかに独自の観点で把握し体系化したかという足跡を辿る。
  • 目次

    第一章 宣教師文典としての大文典
    (1)宣教師文典について
    (2)大文典とラテン文典について
    (3)思弁文法学(Grammatica speculativa)について
    (4)ネブリハのラテン文典について
    (6)大文典と天草版アルヴァレスのラテン文典について
    (7)大文典と小文典について
    (8)まとめ:大文典巻Ⅰ・Ⅱにおける独創性とはなにか
    第二章 大文典における文法記述について
    (1)大文典における語構成について
    (2)大文典における品詞分類について
    (3)大文典における動詞の法について
    (4)大文典における「主格」と「主語」について
    (5)小文典における「主格」と「主語」について
    第三章 大文典における語根について
    (0)はじめに
    (1)大文典における語根と動詞の活用分類について
    (2)ラテン文典と語根について
    (3)俗語文典と語根について
    (4)新エスパーニャの文典と語根について
    (5)新エスパーニャの文典と大文典の共通点について
    第四章 大文典における中性動詞について
    (0)はじめに
    (1)形容詞から形容動詞へ
    (2)形容動詞から形容中性動詞へ
    (3)「文法家(たち)」による中性動詞三分類
    (4)大文典における絶対中性動詞とは何か
    (5)おわりに
    第五章 大文典の「条件的接続法」から小文典の「条件法」へ
    (0)はじめに
    (1)アルヴァレスのラテン文典(1572)と条件法について
    (2)天草版ラテン文典(1594) と条件法について
    (3)大文典(1604) と条件法について
    (4)小文典(1620) と条件法について
    (5)おわりに
    第六章 大文典における「同格構成」と「異格構成」について
    (0)はじめに
    (1)思弁文法における統語論について
    (2)天草版アルヴァレスのラテン文典におけるintransitivaとtransitiva
    (3)大文典におけるtransitivaとintransitiva
    (4)おわりに
    第七章 大文典クロフォード家本について
    (0)はじめに
    (1)大文典版本二部について
    (2)クロフォード家本の伝来について
    (3)クロフォード家本の書入について
    (4)おわりに
    付章 『コリャード日本文典スペイン語草稿本』について
    (0)はじめに
    (1)大英図書館蔵スペイン語草稿本『八品詞による日本文典』(S本)について
    (2)S本とL本に関するこれまでの研究
    (3)S本以外の『八品詞による日本文典』について
    (4)L本へのネブリハの影響について
    (5)L本における不規則動詞について
    (6)L本における第一活用動詞と第二活用動詞の混用について
    (7) L本とS本における大文典からの範例文引用の相違
    (8)S本とL本の関係についての考察
    (9)おわりに
    付 キリシタン資料について
    初出について
    参考文献
    あとがき
    Precis 英文梗概
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小鹿原 敏夫(オガハラ トシオ)
    1959年大阪生れ。2013年京都大学大学院文学研究科文献文化学科博士課程(修了)。博士(文学)
  • 出版社からのコメント

    宣教師による日本語文法書の白眉とされる『ロドリゲス日本大文典』に新しい知見を提示。日本語及び欧州言語への深い知識を基に論究。
  • 内容紹介

    イエズス会士ジョアン・ロドリゲスが1604年に長崎で出版した『日本大文典』は西洋人によって書かれた日本語文典の白眉である。これまで同書は室町後期、江戸時代初期の日本語資料として大いに活用されて来た。しかしながら同時代に中南米からアフリカまで世界各地に派遣された宣教師たちが出版したいわゆる宣教師文典のひとつとして『日本大文典』を評価する試みはまだ行われていなかったと思われる。彼らは当時の規範文法であったラテン語文法を規範として未知の言語を記述していることで共通している。ロドリゲスも同様にラテン文法を出発点としているが、彼はそこに収まりきれない日本語の特質を積極的に独自の観点で把握し体系化を試みていることにおいてユニークである。本書はロドリゲスがルネッサンスの西洋人としてどのように日本語を体系化したかという足跡を辿る試みである。

ロドリゲス日本大文典の研究(和泉選書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:小鹿原 敏夫(著)
発行年月日:2015/03/20
ISBN-10:4757607334
ISBN-13:9784757607330
判型:B6
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:241ページ
縦:20cm
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