学校文化の史的探究―中等諸学校の『校友会雑誌』を手がかりとして [単行本]
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学校文化の史的探究―中等諸学校の『校友会雑誌』を手がかりとして [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2015/02/28
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学校文化の史的探究―中等諸学校の『校友会雑誌』を手がかりとして の 商品概要

  • 目次

    序 章 学校文化の探求へ(斉藤利彦)
      1 学校文化へのアプローチ
      2 学校文化の規定要因と本書の課題
      3 新たなアプローチと史料論

    I 学校文化とその表象
     第1章 『校友会雑誌』にみる学校文化――表紙の変遷をとおして(斉藤利彦)
      1 『校友会雑誌』の表紙から見えてくるもの
      2 『校友会雑誌』と印刷文化
      3 表紙の変遷にみる学校文化
      4 「我々の雑誌は我々のデザインで」
      5 「外地」の『校友会雑誌』
     第2章 生徒の表現の場としての『校友会雑誌』――制約と可能性(市山雅美)
      はじめに
      1 校友会雑誌の成立と動揺
      2 校友会雑誌の編集体制の確立――教員による検閲を中心に
      3 日露戦争後の状況
      結論
     第3章 学校文化に現れた天皇(制)イメージ――『校友会雑誌』における「御大典」・行幸啓の表現から(茂木謙之介)
      はじめに
      1 想起・共有される天皇(制)――「御大典」記念号における天皇(制)イメージ
      2 接触・経験される天皇(制)――昭和戦中期青森における秩父宮表象をめぐって
      おわりに

    II 学校文化における相剋の諸相
     第4章 学校紛擾における要求実現のための生徒の行動様式――同盟休校と決議文を中心に(市山雅美)
      はじめに 学校紛擾の位置づけと定義
      1 同盟休校
      2 学校紛擾の原因と生徒の要求
      3 学校紛擾における生徒たちの戦略
      結論 教師対生徒の図式を超えて――学校文化と学校紛擾
     第5章 拮抗する青年論――明治後期中学生による応答の諸相(森田智幸)
      はじめに 問題の所在と方法
      1 青年批判言説の広がり
      2 学校による「生徒管理」の強化
      3 中学生による論理の共有
      4 中学生による論理の拒否
      おわりに 学び手の声を聴く

    III 校風と学校文化
     第6章 実業学校『校友会雑誌』にみる青年の社会観・実業観(井澤直也)
      はじめに
      1 実業学校「校風」育成の場としての『校友会雑誌』
      2 商業学校の実業観・青年観
      3 工業学校の工業観・青年観
      4 農業学校の農業観・社会観
      おわりに
     第7章 高等女学校の校風文化と卒業生――大正から昭和期の跡見女学校(歌川光一)
      はじめに
      1 跡見女学校という考察対象
      2 マス・メディアにおける跡見女学校
      3 在校生の身装観
      4 校風文化と卒業生
      おわりに

    IV 生徒文化の多様な展開
     第8章 自伝にみる師弟関係――『私の履歴書』の分析から(稲垣恭子)
      はじめに
      1 『私の履歴書』と「先生」の思い出
      2 さまざまな思い出の語りかた
      3 各「界」における思い出の特徴
      おわりに
     第9章 近代日本の学校文化と文芸活動――『校友会雑誌』という磁場(斉藤利彦)
      1 石川啄木の場合
      2 芥川龍之介の場合
      3 萩原朔太郎の場合
      4 文学者の出発と『校友会雑誌』
      5 野間宏の場合
      6 『校友会雑誌』における文芸欄
      7 文芸活動の具体相
      8 文芸部の位置づけをめぐって
     第10章 創作活動のアジール――昭和戦前戦中期盛岡中学校『校友会雑誌』短歌欄・短歌作品の分析から(茂木謙之介)
      はじめに
      1 昭和戦前・戦中期の歌壇状況
      2 表現における規範
      3 戦中期『校友会雑誌』短歌の諸相
      4 規範としての教師
      おわりに
     第11章 高等女学校における教師と生徒による音楽活動――『校友会雑誌』上における表現を手がかりに(古仲素子)
      はじめに
      1 高等女学校における音楽の重視
      2 学校設立初期における教師の音楽に対する意識とその指導
      3 音楽活動に関する生徒の意識とその表現
      おわりに

    V 帝国日本と学校文化
     第12章 大陸への修学旅行と帝国日本(井澤直也)
      はじめに
      1 先行研究と本章の位置
      2 商業学校における「満鮮(韓)支」修学旅行の端緒
      3 行商としての「満鮮(韓)支」旅行
      4 旧制中学校の「満鮮(韓)支」旅行
      5 紀行文に見る中等諸学校生の社会・文化意識
      6 「満鮮(支)」修学旅行と学校文化
     第13章 中等諸学校生徒のアジア認識の生成と相克――台北第一中学校,台北第二師範学校,京城公立中学校,新京中学校(梅野正信)
      はじめに
      1 台北州立第一中学校学友会雑誌言説にみるアジア認識の生成過程
      2 台北第二師範学校,京城公立中学校,新京中学校生徒の『校友会雑誌』にみるアジア認識
      3 アジア認識の相克,そして「揺れ」
     終章 学校文化研究の今後の課題と展望(市山雅美)
      1 学校文化を巡る対立・葛藤
      2 学校外の文化と学校文化
      3 学校文化の構造
      4 今後の課題
      5 近代日本と学校文化――学校文化と自己形成

    あとがき(斉藤利彦)
    執筆者紹介/索引
      
  • 出版社からのコメント

    ストライキする学生、制服と女生徒、まだアマチュアだった文豪たち――生徒は戦前の学校をどう生きたか、校友会雑誌に探る。
  • 内容紹介

    戦前の中等教育における『校友会雑誌』を発掘し,内容を検討することで浮かび上がる群像……ストライキする学生,制服と女生徒,まだアマチュアだった文豪たち――初等と高等,公的カリキュラムに焦点をあててきた従来の教育史の狭間を埋め,生徒たちの多彩な生を描き出す.
  • 著者について

    斉藤 利彦 (サイトウ トシヒコ)
    斉藤 利彦
    斉藤利彦:学習院大学文学部教授

学校文化の史的探究―中等諸学校の『校友会雑誌』を手がかりとして の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:斉藤 利彦(編)
発行年月日:2015/02/28
ISBN-10:4130562231
ISBN-13:9784130562232
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:380ページ ※374,6P
縦:22cm
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