歴史から理論を創造する方法―社会科学と歴史学を統合する [単行本]
    • 歴史から理論を創造する方法―社会科学と歴史学を統合する [単行本]

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歴史から理論を創造する方法―社会科学と歴史学を統合する [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2015/03/28
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歴史から理論を創造する方法―社会科学と歴史学を統合する の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書では、方法論の基礎と最先端をかみくだいて説明しながら、より優れた研究をするための新たな方法論を提示する。自分の理論に都合のいい資料しか使わない社会科学者と、狭い研究対象に埋没してしまう歴史家のあいだに横たわるギャップとは?それを解決する歴史分析の理論化とは?専門用語をやさしく解説する「ショート解説」つき。
  • 目次

    はじめに

    序章 歴史と理論:古くて新しい緊張関係
    はじめに
    1 歴史学者による社会科学者批判
      歴史社会学の名著  歴史学者による社会科学者批判①  近代日本政治の理論と歴史
      歴史学者による社会科学者批判②  両研究に内在する問題点
    2 社会科学者の見解
      狭い歴史学者の視野?
    3 歴史と理論の断絶にはらむ問題
      本書の目的  本書の構成

    第1章 中範囲の理論:イシュー・時間・空間の限定
    はじめに
    1 パターンと個性
      理論とは何か?  法則性と一過性?
    2 「自然主義」と社会科学
    3 社会科学理論の社会への影響
      予言の自己否定性  予言の自己実現性  理論の現象消失性
    4 中範囲の理論
      イシューの限定  時間の限定  空間の限定  中範囲の理論へのひとつのアプローチ
    おわりに

    第2章 「説明」とは何か?
    はじめに
    1 「説明」に関する三つの見解
    2 因果関係の解明としての 「説明」
      社会科学者の因果説  歴史家による因果説
    3 統合としての「説明」
    4 記述としての「説明」
      歴史研究者の記述説  歴史学の叙述傾向  社会科学者の記述説
    5 解釈・理解としての「説明」?
      文化人類学者の解釈学  ポスト実証主義と解釈学  社会構成主義者の理解説
    6 二つの「説明」概念を同時に満足させる
      因果説と記述説の統合
    おわりに

    第3章 帰納/演繹、アブダクション
    はじめに
    1 帰納法とその問題点
      J.S.ミルの五つのカノン  実験の不可能性  自然実験という試み
      帰納的飛躍:「すべてのスワンは白い」?  理論負荷性:ウサギにもアヒルにも
      理論負荷性を問い直す
    2 社会科学における演繹法の陥穽
      前提の不確実性と結論の不確実性
    3 アブダクション
      アブダクションと仮説演繹法  アブダクションとさまざまなディシプリン
    おわりに

    第4章 構造的問いと事例全枚挙
    はじめに
    1 単一事例の問題点
      単一事例の擁護  単一事例への批判
    2 構造化、焦点化された比較の方法
      ヘンペルのカラスと比較の単位
    3 事例全枚挙
      分析対象範囲の問題  事例を全枚挙する利点  従属変数からの選択という問題
     おわりに

    第5章 過程構築から理論化へ
    はじめに
    1 過程追跡という手法
      ベイズの定理と過程追跡  理論志向 「過程追跡」の問題点  プロスペクト理論とキューバ危機
    2 歴史過程の構築
      現象の発端と事例の定義  プレイヤーの特定  プロセスに沿った分析
    3 抽象化、比較分析から理論化へ
      分割表による体系的比較  戦後日本の地域主義外交の例
    おわりに

    終章 さらなる議論を!
      本書が論じてきたこと  本書の意義と限界

    謝辞
    引用文献
    事項索引
    人名索引

    ショート解説一覧
    ショート解説00-1  定性的研究と定量的研究
    ショート解説0-1   一次資料と二次文献
    ショート解説0-2  「プロクルーステースの寝台」問題
    ショート解説0-3  中心極限定理
    ショート解説0-4  経済学「方法論争」
    ショート解説0-5  パラダイム・シフト
    ショート解説1-1  前向きの解
    ショート解説1-2  最小二乗法
    ショート解説2-l  D-N説明とI-S説明
    ショート解説2-2  社会構成主義
    ショート解説3-1  実験群と統制群
    ショート解説3-2  比較優位説
    ショート解説3-3  「ハード・ケース」と「イージー・ケース」
    ショート解説3-4  反証可能性
    ショート解説4-1  「最もありえそうな事例」 と 「最もありえそうにない事例」
    ショート解説4-2  決定的実験の不可能性 「デュエム=クワイン・テーゼ」
    ショート解説4-3  ヘンペルのカラス
    ショート解説5-1  ベイズの定理と3囚人問題
    ショート解説5-2  プロスペクト理論
    ショート解説5-3  ブール代数とファジー集合
  • 内容紹介

    すぐれた研究をするための方法論とは? 理論志向の社会科学者と、歴史的事実を重視する歴史家の溝とは? 解決法を提示する!

    本書は方法論の基礎をかみくだいて説明する入門書でありながら、社会科学と歴史学のギャップを埋める最新の研究書。自分の理論に都合のいい資料しか使わない社会科学者と、狭い研究対象に埋没してしまう歴史家。両者の溝を払拭する研究法を指し示しながら、初学者向けにも基本を解説する。専門用語を易しく説明する「ショート解説」つき。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    保城 広至(ホシロ ヒロユキ)
    1975年生まれ。1999年に筑波大学第一学群社会学類卒業、2007年に東京大学大学院総合文化研究科より博士(学術)を取得。東京大学東洋文化研究所助教などを経て、東京大学社会科学研究所准教授。専門は国際関係論、現代日本外交論
  • 著者について

    保城 広至 (ホシロ ヒロユキ)
    保城 広至(ほしろ ひろゆき) 
    1975年生まれ。1999年に筑波大学第一学群社会学類卒業。2007年に東京大学大学院総合文化研究科より博士(学術)を取得。東京大宇東洋文化研究所助教などを経て、現在:東京大学社会科学研究所准教授。専門は国際関係論、現代日本外交論。主著:『アジア地域主義外交の行方:1952-1966』(木鐸社、2008年、大平正芳記念賞受賞)、『ホワイトハウスのキューバ危機:マルチエージェント・シミュレーションで探る核戦争回避の分水嶺』(書籍工房早川、2012年、共著)など。

歴史から理論を創造する方法―社会科学と歴史学を統合する の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:保城 広至(著)
発行年月日:2015/03/20
ISBN-10:4326302402
ISBN-13:9784326302406
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:182ページ
縦:21cm
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