悲劇の発動機「誉」―天才設計者・中川良一の苦闘(草思社文庫) [文庫]
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出版社:草思社
販売開始日: 2015/04/03
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悲劇の発動機「誉」―天才設計者・中川良一の苦闘(草思社文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日米開戦の半年前、中島飛行機の若き天才設計者・中川良一は、野心的な高性能の次世代エンジン「誉」を完成させる。小型軽量ながら当時の世界最高水準を実現したまさに奇跡のエンジンであり、彩雲、疾風、紫電改などの新鋭機に次々と搭載されていく。だが想定されたハイオクタン燃料が入手できず、原材料の質低下、熟練工の軍隊召集、陸海軍の不手際などによりトラブルが続き、その真価を発揮できることなく敗戦を迎えた。本書は「誉」の悲劇を克明に追い、現代に連なる日本の技術開発や組織運営が抱える矛盾と問題点を浮き彫りにする。
  • 目次

    プロローグ 博物館の鉄の塊

    第一章 奇跡のエンジン「誉」
     構想から一年で試作第一号機が完成
     「大東亜決戦機」が証明した高性能
     敗戦を象徴する「悲劇のエンジン」
     零戦設計者・堀越二郎からの批判
     四面楚歌となった主任設計者
     「誉」についていっさい語らず
     東京帝大機械学科卒のエリート
     「誉」問題の本質はどこにあるのか
     語られることのなかった「誉」

    第二章 中島知久平の旗揚げ
     双璧を成した三菱と中島飛行機
     異色のベンチャー経営者
     中島飛行機製作所の誕生
      経営危機を大胆に乗りきる
     試作機はつぎつぎと失敗
     モノづくりのセンスを欠いた経営者
     「軍に食い込むしか道はない」
     陸海軍のエンジン工場建設
     帝国大学工学部の新卒者を重用
     設計オールマイティーの思想
     模倣からはじまったエンジン生産
     米ライト社での実習
     失敗つづきで低迷する三菱
     軍の干渉を排除した三菱
     三菱「瑞星」と中島飛行機「栄」の戦い
     「もし零戦が金星エンジンだったなら」

    第三章 試作から量産へ
     二十四歳の主任設計者
     厄介な異常燃焼問題
     千馬力限界説を疑う
     一晩で画期的エンジンを構想
     太平洋戦争の運命を決するエンジン
     未知の高回転領域へ
     世界に例のない小型高出力
     「一〇〇オクタン価燃料は供給できぬ」
     もう五ミリ軸径を太くしていれば
     量産になって熟練工も機械も不足
     代用材で質より量を
     「この程度でよい」の意識が蔓延
     遅すぎた生産体制の立て直し
     エンジン工場への空襲

    第四章 「誉」エンジンの検証
     主任設計者・中川の反論
     「中島飛行機には根本的欠陥があった」
     試験台の上だけの高性能
     オクタン価への無関心が招いたトラブル
     生産技術の現実を無視した設計
     天才児ゆえの才子多病
     テストパイロットから見た「誉」
     帝大卒の設計者を過大評価
     マネジメントの不在
     営利企業としての体をなさず
     職人気質から過度の小型化

    第五章 欧米メーカーの開発体制
     欧米主要メーカーの息の長い開発体制
     空冷星形のモデルエンジン「ジュピター」
     レンチュラーによるワスプ・シリーズの成功
     サム・ヘロンとライト社の「サイクロン」
     ロールス・ロイス社の「マーリン」
     ロールス・ロイスと中島飛行機の違い
     ピストンエンジンの芸術品
     欧米有力メーカーと中島飛行機
     小シリンダー選択の謎
     御法度となった大シリンダー
     多すぎた試作機
     エンジン開発は試行錯誤の繰り返し
     主導権は軍部にあった
     戦争に勝っても負けても中島飛行機は潰れる」

    第六章 シリンダーとピストン、冷却の盲点
     小手先の対症療法に終始
     シリンダーとピストンの変形問題
     放熱量把握の難しさ
     一〇種類もあった中島飛行機のシリンダー内径
     パワーアップの鍵を握る冷却
     量産ができず鋳込みフィンを断念
     中島飛行機初の"物理屋"
     トラブル調査はあくまで受け身
     日米の総動員体制の違い

    第七章 航空技術廠内の「誉」批判
     戦地で通用しない軟弱で繊細なエンジン
     「誉」をなんとしても通せ
     「誉」の運転は何倍も疲れる
     「亡国のエンジン」
     ライト社の中島か、P&W社の三菱か
     「恨みや憎悪すら感じた」

    第八章 悲劇を生んだ根本原因
     責任を問われるべきは海軍
     世界記録を上回るY計画
     無計画な試作と改造の頻発
     "弁慶の七つ道具"の計画要求
     日米の開発思想の違い
     海軍航空のエリート、和田厈長
     日米開戦の見通しと「誉」の開発
     生産現場の現実を知らず
     先端技術の先頭が見えない
     「アメリカよりおれのほうが考える」
     日本は完全に敗戦してなくなる
     六発の巨大爆撃機「富嶽」
     壮大な構想と現実のギャップ
     もし「誉」が米国で生産されていれば
     芸術家の自由奔放な空想とは異なる
     航空技術自立計画の勇み足

    エピローグ 「欧米に追いつけ」の果てにあるもの
    あとがき
    文庫版あとがき
    参考文献
  • 内容紹介

    日米開戦の半年前、中島飛行機の若き天才設計者・中川良一は、
    野心的な高性能の次世代エンジン「誉」を完成させる。
    小型軽量ながら当時の世界最高水準を実現したまさに奇跡のエンジンであり、
    彩雲、疾風、紫電改などの新鋭機に次々と搭載されていく。
    だが想定されたハイオクタン燃料が入手できず、
    原材料の質低下、熟練工の軍隊招集、陸海軍の不手際などによりトラブルが続き、
    その真価を発揮できることなく敗戦を迎えた。
    本書は「誉」の悲劇を克明に追い、現代に連なる日本の技術開発や
    組織運営が抱える矛盾と問題点を浮き彫りにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    前間 孝則(マエマ タカノリ)
    ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退社後、日本の近・現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む
  • 著者について

    前間 孝則 (マエマ タカノリ)
    前間 孝則(まえま・たかのり)
    ノンフィクション作家。一九四六年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に二十年従事。一九八八年、同社を退社。日本の近現代の産業史の執筆に取り組む。主な著書に『弾丸列車』(実業之日本社)『マン・マシンの昭和伝説』上・下(講談社文庫)『戦艦大和誕生』(講談社+α文庫)『世界制覇』上・下(講談社刊)『日本のピアノ100年』(岩野裕一氏との共著、草思社刊〕『日本はなぜ旅客機をつくれないのか』(草思社刊)『技術者たちの敗戦』(単行本・文庫とも草思社刊)『満州航空の全貌』(草思社刊)などがある。

悲劇の発動機「誉」―天才設計者・中川良一の苦闘(草思社文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:前間 孝則(著)
発行年月日:2015/04/08
ISBN-10:4794221207
ISBN-13:9784794221209
判型:文庫
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:570ページ
縦:16cm
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