徳・商業・文明社会 [単行本]
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徳・商業・文明社会 [単行本]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2015/04/10
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徳・商業・文明社会 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人間性の本質となる「徳」と営みとしての「商業」とから拡大したヨーロッパの「文明社会」の本質を社会・政治・経済の思想史から論じる。
  • 目次

    はじめに 文脈主義(コンテクスチュアリズム)とその彼方  長尾伸一
     1 近代社会思想史の転換
     2 古代,中世,文明社会
     3 モダニティ理解と文脈主義

    序章(特別寄稿) 政治思想としての歴史叙述 ―ある研究計画の形成についての報告  J・G・A・ポーコック
    原題:J. G. A. Pocock, ‘Historiography as Political Thought: A Report on the Formation of a Project.’

    第Ⅰ部

    第1章 17世紀イングランドにおける信用と基金 伊藤誠一郎
     1 質屋
     2 抵当銀行と基金
     3 土地登記と信用
     4 利子論争
     おわりに

    第2章 ミシシッピ・バブル後のブリテン ―ジョン・ロー来訪をめぐる信用論争  林 直樹
     1 はじめに
     2 ロー氏への手紙
      (1)『手紙』の著者について  (2)『手紙』を読む
     3 正しく語られたロー氏問題
      (1)1720年前後のデフォー  (2)『手紙』への応答  (3)デフォーの将来像
     4 結語

    第3章 ジョン・ロックと啓蒙の始まり  生越利昭
     1 はじめに
     2 理性による世界の合理的認識
     3 蓋然性
     4 神の存在の理性的証明
     5 自由と自律
     6 政治的自由と権利の確立
     7 所有と富裕化
     8 宗教的寛容
     9 教育・訓練による啓蒙
     10 むすび

    第4章 ジャン・バルベラックの「啓発された自己愛」  門亜樹子
     1 はじめに
     2 プーフェンドルフの自然状態論
      (1)ホッブズへの反論  (2)スピノザへの反論  (3)自然状態における「正しい理性」
     3 「正しい理性」と「啓発された自己愛」
      (1)自然法と「正しい理性」  (2)社交性と「啓発された自己愛」
     4 おわりに―「自己への義務」と「啓発された自己愛」

    第5章 アベ・ド・サン=ピエールの商業社会論 ―啓蒙の功利主義  米田昇平
     1 はじめに
     2 人間本性 ―快楽と苦痛
     3 道徳論 ―私欲と公共的利益との一致
     4 商業
     5 むすび

    第Ⅱ部

    第6章 「文明化された君主政」論の王党派的起源
        ―フィリップ・ウォリック,エドワード・ハイドと,ヒューム  犬塚 元
     1 問題の所在
     2 キャロライン君主政の歴史解釈における王党派とヒューム
     3 「絶対的だが,しかし制限された」君主政
     4 「ヨーロッパ的な,文明化された」君主政
     5 結論といくつかの示唆

    第7章 アダム・スミスにおける学問と思想 ―個と普遍をめぐって  篠原 久
     1 アダム・スミスにおける知識人の役割
     2 アダム・スミスの学問論
     3 普遍からの脱却

    第8章 文明社会史論としてのスミス経済学  渡辺恵一
     1 はじめに
     2 社会発展の四段階論とスミスの文明社会論
     3 スミスの古代文明論―近代文明との比較史的考察
      (1)古代エジプトとアジアの文明  (2)ヨーロッパ古代文明―ギリシャ共和国と古代ローマの盛衰
     4 近代文明社会と世界市場
      (1)近代文明社会の起源 ―「富裕の逆行的順序」と重商主義体系の成立
      (2)大航海時代の幕開けとヨーロッパ近代社会の発展
     5 むすび

    第9章 啓蒙の世界観 ―ポープとスミスの「見えざる手」  野原慎司
     1 はじめに
     2 ポープと「見えない」神
     3 ポープにおける人間社会
     4 スミスの「見えざる手」
     5 おわりに

    第10章 ルソーとプーフェンドルフ  森岡邦泰
     1 はじめに
     2 ルソーのプーフェンドルフへの言及
     3 道徳的存在と物理的存在
     4 ルソーの場合
     5 おわりに

    第11章 反革命思想と経済学 ―マルサス『食糧高価論』に関する一考察  中澤信彦
     1 はじめに―もうひとつの「二人のマルサス」問題
     2 マルサスとフランス革命
      (1)イギリスにおけるフランス革命  (2)『人口論』初版とフランス革命
      (3)『人口論』の増補改訂とフランス革命
     3 『食糧高価論』の分析
      (1)『食糧高価論』の執筆背景  (2)『食糧高価論』の価格理論と反革命思想
     4 なぜケインズは『食糧高価論』を高く評価したのか?
     5 おわりに

    第Ⅲ部

    第12章 ベンサム,アメリカ,共和政  川名雄一郎
     1 はじめに
     2 ベンサムとアメリカをめぐる研究史
      (1)ベンサムとアメリカ  (2)アメリカ政治思想史研究における修正主義的解釈
     3 第二期のアメリカ論
      (1)アメリカの民主主義  (2)マディソンとベンサム  (3)上院の位置づけ
      (4)悪政に対する安全  (5)世論の役割
     4 ベンサムのアメリカ大統領宛書簡 ―結びにかえて

    第13章 コールリッジをめぐる理論家と歴史家の対話 ―アレン=モロウ論争再訪  小田川大典
     1 問題の所在 ―コールリッジ政治思想研究の現状と課題
     2 グラムシ的公職知識人論の先駆 ―アレンの非歴史的解釈
     3 シヴィック・ヒューマニズムの批判的継承者 ―モロウの歴史的解釈
     4 むすびにかえて 317

    第14章 ハイエクと現代共和主義論  太子堂正称
     1 はじめに
     2 ハイエクの「法の支配」論
      (1)法の「上位の法」への従属と階層的構造  (2)ハイエクの議会改革案と共和主義的特徴
     3 「法の支配論」の系譜
      (1)「法の支配」としてのイソノミア  (2)アメリカ独立革命への着目
     4 現代の共和主義論とハイエク
      (1)ペティットの規範的共和主義論とハイエク  (2)ロールズにおける共和主義的契機とハイエク
     5 おわりに

    第15章 アイン・ランド ―経済学のマキアヴェッリ  村井明彦
     1 はじめに
     2 ランドの生涯と『アトラス』
     3 ランドの権利論
     4 哲学の崩壊と資本主義の未成立
     5 おわりに

    第16章 ゲーム理論とスミス『道徳感情論』  穂刈 亨
     1 はじめに
     2 Bénabou-Tirole(2011)のモデル
      (1)モデルの設定  (2)AU/SEゲームにおける均衡  (3)SCゲームにおける均衡  (4)比較静学
     3 おわりに 376

    終章(特別寄稿) 「徳,商業,文明社会」の諸問題  田中秀夫

    あとがき  坂本達哉

    執筆・翻訳者紹介
    索引(人名・事項)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    坂本 達哉(サカモト タツヤ)
    慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会海外特別研究員、慶應義塾大学経済学部助手・助教授を経て、1996年より慶應義塾大学経済学部教授

    長尾 伸一(ナガオ シンイチ)
    京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部助手・講師・助教授、広島大学経済学部助教授、名古屋大学経済学部助教授を経て、2003年より名古屋大学大学院経済学研究科教授
  • 内容紹介

    人間性の本質となる「徳」と営みとしての「商業」とから拡大したヨーロッパの「文明社会」の本質を社会・政治・経済の思想史から論じる。
  • 著者について

    坂本 達哉 (サカモト タツヤ)
    慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会海外特別研究員,慶應義塾大学経済学部助手・助教授を経て,1996年より慶應義塾大学経済学部教授。主著に,『ヒュームの文明社会』(創文社),『ヒューム 希望の懐疑主義』(慶應義塾大学出版会),『社会思想の歴史』(名古屋大学出版会)。

    長尾 伸一 (ナガオ シンイチ)
    京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部助手・講師・助教授,広島大学経済学部助教授,名古屋大学経済学部助教授を経て,2003年より名古屋大学大学院経済学研究科教授。主著に,『ニュートン主義とスコットランド啓蒙』(名古屋大学出版会),『トマス・リード』(名古屋大学出版会),『複数世界の思想史』(名古屋大学出版会)。

徳・商業・文明社会 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:坂本 達哉(編)/長尾 伸一(編)
発行年月日:2015/03/31
ISBN-10:4876986177
ISBN-13:9784876986170
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:412ページ
縦:22cm
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