雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) [単行本]
    • 雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) [単行本]

    • ¥8,250248 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009002346181

雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) [単行本]

価格:¥8,250(税込)
ゴールドポイント:248 ゴールドポイント(3%還元)(¥248相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:慶友社
販売開始日: 2015/04/24
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) の 商品概要

  • 目次

    はしがき
    1
    序 章 
    はじめに
    9
    第一節 地域開発から移住活動に至るまで
    15
    第二節 雲南の漢人移民史における諸問題
    24
    第一章 石屏盆地における土地資源の開発と限界
    はじめに
    45
    第一節 明朝前半期の耕地開発と人口増加
    48
    第二節 官主導による大規模低湿地開発
    57
    第三節 商品作物の栽培と手工業の発達
    74
    第四節 耕地開発の限界と水利事業への影響
    77
    おわりに
    82
    第二章 石屏漢人の移住地域と省外交易ルートへの進出
    はじめに
    97
    第一節 石屏漢人の周辺地域への移住
    98
    第二節 雲南省内における商人勢力と会館の分布状況
    99
    第三節 石屏からの移住ルート
    130
    第四節 鉱山開発と交易ルートの発達による経済活動の活発化
    135
    おわりに
    150
    第三章 交易ルート周辺における石屏漢人の経済活動
    はじめに
    165
    第一節 漢文職能者
    166
    第二節 普洱の茶業
    170
    第三節 鉱 業
    179
    第四節 非漢人地域おける移住者
    188
    おわりに
    193
    第四章 十九世紀後半以降の茶業と鉱業の興盛における石屏漢人勢力の飛躍
    はじめに
    209
    第一節 近代箇旧における石屏漢人の活動
    210
    第二節 茶市場の伸張と石屏漢人の活動
    224
    目 次 6
    おわりに
    230
    第五章 石屏漢人の経済活動と技術・技能の伝播
    はじめに
    243
    第一節 漢文素養と識字能力
    244
    第二節 茶栽培の技術移転
    261
    第三節 鉱山開発技術
    267
    おわりに
    271
    終 章
    281
    参考文献
    289
    引用史料
    300
    あとがき
    313
    要 約(英語・中国語)
    (xiii)
    324
    索 引(事項・人名・地名) (i)  
    336
  • 出版社からのコメント

    中華世界の辺縁部雲南省に焦点を当て漢人移民の活動を通し中華世界拡大に関して新たなメカニズムを提示。英語・中国語要約付
  • 内容紹介

    本書では、中華世界の辺縁部に位置する雲南省に焦点を当て、漢人移民の活動を通して中華世界拡大に関して新たなメカニズムを提示する。この舞台となるのが、紅河を介して非漢人世界に隣接する雲南省南部に位置する石屏県(セキビョウケン)である。石屏県における漢人入植の歴史は明代初めにまで遡る。当初、明朝主導のもと屯田として入植した漢人は、二つの湖からなる石屏盆地の耕地開発を開始した。最初は水を引くだけで灌漑可能な緩い傾斜地から耕地開発に着手し、徐々にクリークや囲田など高度な技術が必要となる湖の周辺地域へと拡大し、並行して商品作物の栽培や手工業も行うなど土地資源の効率化に努めていったが、ついには清代初めには開発が限界に達し、新たな生活の糧を求めて外界へと飛び出していくこととなる。この時、石屏の人々の移住活動を支えたのが、こうした過程で得た様々な技術であった。即ち、土地資源の効率化を求める中で、土木工事、商品作物の栽培、社会上昇を狙った読み書き技術習得による知識人の養成などの様々な経験と技術が蓄積され、移住先においてそれぞれ鉱山開発の進展、プーアル茶の栽培、私塾や家庭教師としての招聘など様々な形で実を結び、移住先であるフロンティア地域の非漢人の人々にその利益の一部を還元することで地元社会と媒介する役割を果たすのである。こうして石屏漢人は、盆地開発の過程で得た様々な技術を、移住先に移転していくことでフロンティアへの移住を繰り返し、居住範囲を次々と拡大していくのである。石屏漢人のこうした技術移転を媒介した移住パターンは、従来の民間主導の移住活動によって形成拡大してきたという中華世界に対する見方を修正し、移住活動において屯田などの王朝の果たした役割の重要性を明らかにする。英語・中国語要約付
  • 著者について

    西川和孝 (ニシカワカズタカ)
    西川和孝(にしかわ かずたか)一九七五年生まれ。中央大学博士(史学)。国士舘大学、大東文化大学、早稲田大学非常勤講師。専攻は西南中国の社会経済史および移民史。共著に『図録 メコンの世界―歴史と生態』(弘文堂、二〇〇六年)、「漢族移民の活動と生態環境の改変―雲南から東南アジアへ―」『論集モンスーンアジアの生態史―地域と地球をつなぐ―第2巻地域の生態史』(弘文堂、二〇〇八年)などがある。主要論稿として「明清時期雲南省石屏盆地における漢人移民の耕地開発―官による水利事業と科挙合格者の増加を中心として―」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第一六二集、二〇一一年)や「清末民国期の雲南省普洱における漢人移民と茶山開発について―漢人の技術移転と市場開拓の視点から―」(『東洋学報』第九三巻第二号、二〇一一年)などがある。雲南中華世界の膨張―プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所歴史・民俗叢書Ⅸ、二〇一五年)

雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶友社
著者名:西川 和孝(著)
発行年月日:2015/05
ISBN-10:4874491766
ISBN-13:9784874491768
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:336ページ
縦:22cm
他の慶友社の書籍を探す

    慶友社 雲南中華世界の膨張-プーアル茶と鉱山開発にみる移住戦略(アジア文化叢書) [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!