『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書]
    • 『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書]

    • ¥88027 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月3日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002352738

『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書]

価格:¥880(税込)
ゴールドポイント:27 ゴールドポイント(3%還元)(¥27相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月3日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:平凡社
販売開始日: 2015/05/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    高度成長の坂道を登りつつあった昭和三十年代半ば、宮本常一、谷川健一らが中心となって平凡社から刊行された『日本残酷物語』。名もなき民衆の営みを「物語」として記録した、この叢書はその後の民衆史、生活史のみならず、記録文学などにも大きな影響を与えた。新たな民衆像を求めて描きだそうとしたのは、いかなる「日本」だったか。「最低辺に埋もれた」人びとの記録。
  • 目次

    はじめに

    第一章 宮本常一と谷川健一
    1、「残酷」とはなにか
    さまざまな「残酷」/「美」と「残酷」/民話と民衆/『民話』という雑誌
    2、新しい民衆史を求めて
    四人の監修者/谷川健一と民俗学/谷川からみた柳田と宮本/「民俗学」の企画
    渋沢敬三邸で/「民俗学」にたいする疑問
    3、庶民の風土記を──『風土記日本』
    『風土記日本』の構想/庶民による庶民の歴史/唯物史観への疑義
    4、「残酷」という話題──『日本残酷物語』
    『風土記日本』から『日本残酷物語』へ/リラダンの『残酷物語』
    下中彌三郎/署名か無署名か/編集者たち/残酷ブームの到来

    第二章 「民衆」はいかに描かれてきたか
    1、下層社会報告とプロレタリア文学
    「残酷もの」の草分け/松原岩五郎『最暗黒の東京』
    横山源之助『日本の下層社会』と農商務省『職工事情』/細井和喜蔵『女工哀史』
    今和次郎『大東京案内』/賀川豊彦『貧民心理の研究』/プロレタリア文学
    2、民衆と民俗学
    長塚節『土』と農民文学/小山勝清の農村と民俗/柳田国男と「民衆史」
    毎日ライブラリー『日本人』
    3、一九六〇年前後──高度経済成長へ
    昭和史論争/高度経済成長のさなか
    「岩戸景気」と『三丁目の夕日』/「六〇年安保」の前後

    第三章 最暗黒の「近代」──飢餓・棄民・災害
    1、弱きものをめぐって──『貧しき人々のむれ』
    掠奪者、乞食、遊女で満ちた国/海民の掠奪、山民の掠奪/飢饉国日本
    風土病の恐怖/乞食の流れ/子どもと老人/女性の地位と労働/遊女たち
    2、開拓と忘却の歴史──『忘れられた土地』
    不幸なできごとをとおして/対馬にて/世界苦と離島苦/島の痛み
    山民の生活/不毛な大地
    3、さまざまな迫害──『鎖国の悲劇』
    閉ざされた社会/差別問題を取りあげる/「かくれキリシタン」の民俗/異端の仏教徒
    4、開化と停滞──『保障なき社会』
    「近世」から「近代」へ/三陸大津波/天災列島/移民の群れ
    鉄道が引きさいたこと/庶民・武士・アイヌ
    5、女工・貧民・廃兵──『近代の暗黒』
    東北大凶作/飢饉と米騒動/女工たち/坑夫たち/貧民窟にて/隣人と廃兵

    第四章 矛盾と分裂の「現代」──公害・搾取・災害
    1、疎外された人々──『引き裂かれた時代』
    疎外を生きる/コンベアの奴隷たち/公害の時代/つくられる水害/「原子あと」の差別
    2、小さな残酷──『不幸な若者たち』
    日本近代の農村と農民/未来なき若者たち/忘れられた子どもたち/小さな自殺
    逓信講習所の仲間たち/測手・自衛官・警官/テロリズムとレッド・パージ/読後感と評価

    第五章 民衆の手触りを求めて──民衆史、生活史その後
    編集者宮本常一/その後の谷川健一/網野善彦による評価
    松谷みよ子『現代民話考』/宮本常一と「転向」/民俗学と民衆史
    『遠野物語』と『日本残酷物語』/宮本常一の残酷物語

    あとがき
    参考・引用文献一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    畑中 章宏(ハタナカ アキヒロ)
    1962年大阪生まれ。作家、編集者。日本大学芸術学部、多摩美術大学美術学部講師
  • 出版社からのコメント

    宮本常一と谷川健一が中心となって編んだ『日本残酷物語』。「残酷」という切り口で、彼らが描出を試みたのはどんな「日本」なのか。
  • 著者について

    畑中 章宏 (ハタナカ アキヒロ)
    1962年大阪生まれ。作家、編集者。日本大学芸術学部講師、多摩美術大学美術学部講師。著書に『日本の神様』(イースト・プレス)、『災害と妖怪――柳田国男と歩く日本の天変地異』(共に亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』(晶文社)、『先祖と日本人――戦後と災後のフォークロア』(日本評論社)、『柳田国男と今和次郎――災害に向き合う民俗学』(平凡社新書)などがある。

『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:平凡社
著者名:畑中 章宏(著)
発行年月日:2015/05/15
ISBN-10:4582857744
ISBN-13:9784582857740
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:229ページ
縦:18cm
他の平凡社の書籍を探す

    平凡社 『日本残酷物語』を読む(平凡社新書) [新書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!