油脂化学の知識 改訂新版 [単行本]

油脂化学の知識 改訂新版 [単行本] の 商品概要

• 目次

  Ⅰ　脂　　　質
  1.　油脂と脂質
  2.　生物界における脂質の分布とその働き
  Ⅱ　脂　肪　酸
  1.　脂肪酸の構造
  2.　脂肪酸の種類
  3．主要な油脂の脂肪酸組成
  Ⅲ　油　　　脂
  1.　トリアシルグリセリン
  2.　油脂のトリアシルグリセリン組成
  Ⅳ　油脂以外の脂質
  1.　ロ　　　ウ
  2.　複合脂質
  Ⅴ　油脂および脂肪酸の物理的性質
  1.　立体異性
  2.　融解，凝固，気化
  3.　多形と結晶構造
  4.　単分子膜
  5.　溶　解　度
  Ⅵ　油脂の化学的性質
  1.　必要な化学結合と名称
  2.　加水分解
  3.　接触還元による高級アルコールの生成
  4.　分子間エステル交換（Interesterification,インターエステリフィケーション）
  5.　水素添加
  6.　熱　重　合
  7.　自動酸化
  8.　酸化防止と酸化防止剤
  Ⅶ　油脂の性状を示す特数並びに分析値
  1.　物理的測定値
  2.　化学的測定値
  3.　酸化安定性を比較する試験法
  Ⅷ　脂肪酸の分離と分析
  1.　蒸　留　法
  2.　結晶化分別法（分別結晶）
  3.　尿素付加法（尿素アダクト法）
  4.　向流分配法
  5.　クロマトグラフ法
  6.　分離成分の確認
  Ⅸ　油脂の栄養と代謝
  1.　油脂の消化，吸収
  2.　脂肪酸のβ 酸化
  3.　油脂の生合成
  4.　栄養素としての脂質の生理作用
  Ⅹ　機能性油脂の現状と可能性
  1.　構造脂質の種類
  2.　機能性油脂の上市状況
  3.　天然油脂の機能性
  4.　機能性油脂の将来
  Ⅺ　界面活性剤
  1.　界面活性剤の作用
  2.　界面活性剤の主な性質
  3.　界面活性剤が活用される分野
  4.　界面活性剤の分子構造とミセルの形成
  5.　乳化の形式
  6.　界面活性剤の分類
  7.　親水性―親油性バランス（Hydrophile-Lipophile Balance, HLB）
  8.　界面活性剤の安全性
  　■付録：食用植物油脂の日本農林規格

• 内容紹介

  今回は原著者　原田一郎先生の遺された「油脂化学の知識」を公益財団法人　日本油脂検査協会理事長で成蹊大学名誉教授の戸谷洋一郎先生に、物質名や規格など、現在のものに校訂していただき、新たに「機能性油脂の現状と可能性」「界面活性剤」について加筆していただきました。事務系社員や営業マンを対象とした分りやすく、40年を超すロングセラーに新しい命を吹き込んでいただきました。これまで以上に、油脂化学に携わる方の座右の銘としてご愛顧いただきたく思っております。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  原田 一郎(ハラダ イチロウ)
  農学博士。１９２１年大阪市に生まれる。１９４４年京都大学農学部農林化学科卒業。豊年製油株式会社入社。１９７０年財団法人杉山産業化学研究所所長。１９７６年福井大学教授。１９７９年静岡女子大学教授。１９８６年財団法人杉山産業化学研究所理事長
  
  戸谷 洋一郎(トタニ ヨウイチロウ)
  工学博士。１９４０年千葉県に生まれる。１９７２年成蹊大学大学院工学研究科博士課程修了。成蹊大学工学部助手。１９７７年成蹊大学工学部専任講師。１９７８年成蹊大学工学部助教授。１９８７年成蹊大学工学部教授。２００４年財団法人日本油脂検査協会理事長。２００５年成蹊大学理工学部教授。現在、成蹊大学名誉教授・公益財団法人日本油脂検査協会理事長

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