大化の改新は身近にあった―公地制・天皇・農業の一新(和泉選書) [全集叢書]
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大化の改新は身近にあった―公地制・天皇・農業の一新(和泉選書) [全集叢書]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2015/05/27
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大化の改新は身近にあった―公地制・天皇・農業の一新(和泉選書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    条里地割と在来農具から大化の改新の実在を立証した現場検証の歴史学。大化の改新の実在が疑われ、律令国家は天武・持統朝に建設されたとするが、各地の条里地割や在来農具の形に大化の改新の痕跡を発見、現場からその実在を立証した意欲作。
  • 目次

    はじめに
    第一章 畑地の均田制の水田日本への導入
     一 華北畑地の均田制と水田日本の条里制
     二 畑地の均田制を水田社会に直輸入した日本
       三 長地型地割と半折型地割
       四 条里施工は軍国体制の基盤整備事業
       五 国家構想は唐からの直輸入
    第二章 七道建設と条里施工のシミュレーション
       一 七道建設と条里施工の着工年を探る
    二 白雉四年の「処々大道」記事の再検討
    三 直線官道施工過程のシミュレーション
       四 条里施工のシミュレーション
    五 「雑徭六〇日」の意味と雑徭の起源
    六 平野部の国境・評境の画定
    第三章 国家的土地所有の起源
       一 「平野部を隈無く造田せよ」
       二 地方豪族らに自らの土地を破壊させた改新政府
       三 加功主義による完璧な国家的土地所有の成立
       四 土地制度の解明には物証の採用が不可欠
    第四章 式内社・祈年祭と条里制
       一 律令国家の全国支配で語られてきた祈年祭
       二 和泉国大鳥郡の条里施工と祈年祭の始まり
       三 朝廷祈年祭・地域祈年祭の二層構造
       四 先行研究における条里施工の下限
    第五章 金田章裕「条里プラン」説の再検討
     一 金田章裕の「条里プラン」説
     二 「条里プラン」説の問題点
     三 条里呼称法は施工現場の座標番付方式
     四 一象限座標と四象限座標
     五 金田の「小字地名→条里呼称」説
    六 平城京の条坊表示は日本の創作ではない
    第六章 孝徳期の立評と再編
     一 鎌田元一の天下立評論
     二 改新政府の立評凍結と方針転換
       三 組織原理と職務内容から見た国宰常駐開始時期
    第七章 農業共同体と出挙
       一 世帯共同体・農業共同体・地域圏
       二 公出挙は国内起源か唐制導入か
       三 「出挙を通した災害保険共同体」仮説
    第八章 中央集権的天皇権力はいつ形成されたか
    一 永続する社会体制は争乱後の講和条約
    二 天皇の全国支配を確立した評の再編と条里施工
    三 「百姓」階層の成立
    第九章 大化改新政府による農業の一新
       一 稲作農具一式の班給による稲作農家の育成
       二 大規模技術移転と国民統合
    三 小水面水田から大水面水田へ
     四 日本の農業を一新させた大化改新
    第一〇章 大化改新の再評価
       一 大化改新詔をどう扱うか
     二 改新政権の主導者はやはり中大兄皇子
       三 改新初期の戸籍と班田
       四 郡稲から大税へ
       五 原正税帳の成立と全国一斉班田
    六 孝徳・天智朝と天武・持統朝
     七 歴史と偶然
    おわりに

    参考文献
    図版出典一覧
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    河野 通明(コウノ ミチアキ)
    1938年大阪市に生まれる。1969年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1981年物証からの農業技術史の再構築を目指して研究を再開。博物館・資料館の在来農具調査を開始。1992年大阪大学にて「日本農耕具史の基礎的研究」で博士(文学)の学位取得。1993年神奈川大学経済学部助教授。2009年神奈川大学経済学部定年退職。名誉教授
  • 出版社からのコメント

    田んぼと農具から古代史の謎を解き明かした歴史ファン必見の書。現場検証の方法で大化の改新の実在を立証し、他驚きの新事実を発見。
  • 内容紹介

    田んぼと農具から古代史の謎を解き明かした歴史ファン必見の本です。現場検証の方法で、著者のライフワークの条里田と農具研究から驚きの新事実が次々と明らかになります。大化の改新の実在が疑われ、律令国家は天武・持統朝に建設されたとするのが学会の主流ですが、著者は各地に残る条里田や農具の形に大化の改新の痕跡を発見、現場から大化の改新の実在を立証した意欲作です。
  • 著者について

    河野通明 (コウノミチアキ)
    1938年 大阪市に生まれる1969年 大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学1981年 物証からの農業技術史の再構築を目指して研究を再開。博物館・資料館の在来農具調査を開始1992年 大阪大学にて「日本農耕具史の基礎的研究」で博士(文学)の学位取得1993年 神奈川大学経済学部助教授2009年 神奈川大学経済学部定年退職 名誉教授〔業績〕1994年 『日本農耕具史の基礎的研究』(和泉書院)1996年 共著『瑞穂の国・日本―四季耕作図の世界』(淡交社)農業技術史、四季耕作図史、「民具からの歴史学」で論文多数

大化の改新は身近にあった―公地制・天皇・農業の一新(和泉選書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:河野 通明(著)
発行年月日:2015/05/25
ISBN-10:4757607482
ISBN-13:9784757607484
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:480ページ
縦:20cm
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