微生物の地球化学―元素循環をめぐる微生物学 [単行本]

微生物の地球化学―元素循環をめぐる微生物学 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ２０１２年刊「Ｂａｃｔｅｒｉａｌ　Ｂｉｏｇｅｏｃｈｅｍｉｓｔｒｙ：Ｔｈｅ　Ｅｃｏｐｈｙｓｉｏｌｏｇｙ　ｏｆ　Ｍｉｎｅｒａｌ　Ｃｙｃｌｉｎｇ，Ｔｈｉｒｄ　Ｅｄｉｔｉｏｎ」の翻訳書。微生物の活性が生物圏の化学環境に及ぼす影響を解説。

• 目次

  日本語版への序文　　　iii
  まえがき　　　vii
  はじめに　　　xi
  用語に関する訳者注　　　xiv
  
  1 細菌の代謝 001
  　1.1 総論：細菌の機能特性 001
  　1.2 細菌の代謝 003
  　1.3 異化代謝 005
  　1.4 同化代謝 018
  　1.5 微生物代謝の生体エネルギー論 020
  2 物質輸送のメカニズム 027
  　2.1　物理的な物質輸送のメカニズム 027
  　2.2　細菌の行動と走性 035
  3 有機ポリマーと炭化水素の分解 039
  　3.1 基質と分解の効率 039
  　3.2 加水分解酵素 041
  　3.3 無機栄養物と植物由来デトリタスの分解速度 042
  　3.4 腐植物質と炭化水素 044
  4 元素循環の比較 047
  5 水圏 053
  　5.1 浮遊性原核生物群集の組成 055
  　5.2 有機物：組成，起源，循環 057
  　5.3 懸濁粒子の生成および浮遊と堆積のつながり 059
  　5.4 細菌と窒素・リンの循環 062
  　5.5 細菌細胞の運命 063
  　5.6 化学走性 064
  　5.7 成層した水圏 066
  6 土壌における生物地球化学循環 071
  　6.1 生物地球化学循環の基本変量としての土壌水分 074
  　6.2 水ストレスの生理学 077
  　6.3 植物性有機物に対する応答 087
  　6.4 撹乱と変化に対する土壌の生物地球化学的応答 091
  7 水圏の堆積物 097
  　7.1 鉛直的帯状分布，鉛直輸送，混合 098
  　7.2 堆積物中の元素循環 103
  　7.3 堆積物に対する光の影響 105
  　7.4 微生物マット 107
  8 微生物地球化学と極限環境 115
  　8.1 概観 116
  　8.2 極限環境の生物地球化学 118
  　8.3 極限環境のモデルとしての高塩環境の微生物マット 120
  　8.4 極限環境としての地下圏 123
  　8.5 極限環境の好熱菌と超好熱菌 126
  　8.6 補遺的な考察 129
  9 共生システム 131
  　9.1 ポリマーの共生的分解 133
  　9.2 共生による窒素固定 140
  　9.3 共生者としての独立栄養細菌 144
  10 微生物地球化学循環と大気 147
  　10.1 元素の貯留場所としての大気 148
  　10.2 大気の構造と変遷 152
  　10.3 微量気体成分の生物地球化学と気候変動との関連 158
  　10.4 微量気体の動態と気候変動-メタン生成と消費 171
  11 生物地球化学循環の起源と進化 179
  　11.1 生物地球化学循環と熱力学 179
  　11.2 生命誕生前の地球における元素循環 183
  　11.3 初期の生命とその起源 184
  　11.4 先カンブリア代の生命と生物地球化学循環 187
  
  補遺1 さまざまな代謝プロセスの熱力学とエネルギー収率の計算 191
  補遺2 生物地球化学循環における微生物の系統と機能 200
  
  文献　　　207
  事項索引　　　238
  菌種名索引　　　244
  訳者あとがき　　　247

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  フェンチェル,T.(フェンチェル,T.／Fenchel,T.)
  デンマーク、コペンハーゲン大学、名誉教授。海洋生態学者。ＥＣＩ（Ｅｃｏｌｏｇｙ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ）賞受賞（１９８６）
  
  キング,G.M.(キング,G.M.／King,G.M.)
  米国、ルイジアナ州立大学、教授。メタンやＣＯを代謝する微生物の生態、火山環境の微生物生態を研究
  
  ブラックバーン,T.H.(ブラックバーン,T.H.／Blackburn,T.H.)
  デンマーク、オーフス大学、名誉教授。窒素循環に関する微生物の生理・生態および生物地球化学的モデルを研究
  
  太田 寛行(オオタ ヒロユキ)
  １９５４年生まれ。東北大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士。現職：茨城大学農学部教授。専門：環境毒性化学、微生物生態学
  
  難波 謙二(ナンバ ケンジ)
  １９６４年生まれ。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。博士（農学）。現職：福島大学共生システム理工学類教授。専門：環境微生物学
  
  諏訪 裕一(スワ ユウイチ)
  中央大学理工学部教授
  
  片山 葉子(カタヤマ ヨウコ)
  東京農工大学大学院農学研究院教授

• 出版社からのコメント

  微生物の活性が生物圏の化学環境に及ぼす影響を解説する。水系や土壌の科学、一般微生物学及び地球化学の専門家向け。

• 内容紹介

  2012年刊行「Bacterial Biogeochemistry:The Ecophysiology of Mineral Cycling,Third Edition」の翻訳書。微生物の活性が生物圏の化学環境に及ぼす影響を解説する。水系や土壌の科学、一般微生物学及び地球化学の専門家向け。

• 著者について

  太田 寛行 (オオタ ヒロユキ)
  太田 寛行
  1954年生。現、茨城大学農学部教授。東北大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士。専門：環境毒性化学、微生物生態学。
  
  難波 謙二 (ナンバ ケンジ)
  難波 謙二
  1964年生。現、福島大学共生システム理工学類教授。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。博士（農学）。専門：環境微生物学。
  
  諏訪 裕一 (スワ ユウイチ)
  諏訪 裕一
  1956年生。現、中央大学理工学部教授。東北大学大学院農学研究科博士前期課程修了。農学博士。専門：微生物生態学。
  
  片山 葉子 (カタヤマ　ヨウコ)
  片山 葉子
  1952年生。現、東京農工大学大学院農学研究院教授。日本女子大学家政学部家政理学科卒業。農学博士。専門：環境微生物学。
  
  T.フェンチェル (ティー フェンチェル)
  T.フェンチェル
  デンマーク，コペンハーゲン大学，名誉教授。海洋生態学者。ECI（Ecology Institute）賞受賞（1986）。
  
  G.M.キング (ジー エム キング)
  G.M.キング
  米国，ルイジアナ州立大学，教授。メタンやCOを代謝する微生物の生態，火山環境の微生物生態を研究。
  
  T.H.ブラックバーン (ティー エイチ ブラックバーン)
  T.H.ブラックバーン
  デンマーク，オーフス大学，名誉教授。窒素循環に関する微生物の生理・生態および生物地球化学的モデルを研究。

微生物の地球化学―元素循環をめぐる微生物学 [単行本] の商品スペック