日本古代国家の農民規範と地域社会 [単行本]
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日本古代国家の農民規範と地域社会 [単行本]

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出版社:思文閣出版
販売開始日: 2015/09/15
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日本古代国家の農民規範と地域社会 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代の過酷な生活環境のなかで、社会の維持や人口の再生産はいかになされたのか。「農民規範」と「浮浪人」をキーワードに国家が地域社会に期待した農民像、さらには律令国家の社会統治原理を明らかにする。その一方、風土記や記紀にみえる神話や伝承、民間歌謡を素材として村落における農民結合のあり方、族長層と農民との支配―庇護関係を論じ、国家と地域社会の関係を双方の視点から分析する。また古代の国際交通を視野に入れることで、大陸諸国・列島上の「周辺」地域との諸関係の中で日本古代国家の特質を解明する。
  • 目次

    序 章 本書の課題と構成
    一 研究潮流と今日的通説
    二 吉田孝説への疑問と方法視角
    三 本書の構成


      第Ⅰ部 日本古代国家の農民規範と浮浪人

    第一章 日本古代の力田について
    はじめに
    一 古代中国における力田
    二 日本古代における力田
    三 力田政策の思想的背景
    おわりに

    第二章 律令国家の農民規範と浮浪・逃亡
    はじめに
    一 古代中国の農民規範と分業論的社会編成原理
    二 日本古代の農民規範と浮浪・逃亡
    三 力田的な農民規範の担い手と地域社会の現実
    おわりに

    第三章 律令国家の社会編成原理の転換と浮浪人認識――「不論土浪」策の登場――
    はじめに
    一 律令国家の浮浪人認識と「不論土浪」策の登場
    二 律令国家の社会編成原理の転換とその前提
    三 伊治公砦麻呂の「蜂起」と人民的交通
    おわりに


      第Ⅱ部 古代の共同体と地域社会

    第一章 古代女性の婚姻規範――美女伝承と歌垣――
    はじめに
    一 根日女と引田部赤猪子の説話
    二 歌垣と女性の婚姻規範
    三 「皆婚」規範の形成と古代の生活環境
    おわりに

    第二章 人を取り巻く自然・社会環境と古代の共同体
    はじめに
    一 古代の歌垣
    二 婚姻と出産(生殖)をめぐる共同体行事
    三 生命・生存の維持をめぐる村の自立性
    おわりに

    第三章 「国占め」神話の歴史的前提――古代の食膳と勧農儀礼――
    はじめに
    一 「国占め」神話の全体的特徴
    二 「国占め」の食膳儀礼
    三 「国占め」のための勧農行事
    おわりに


      第Ⅲ部 古代の水陸交通と境界の呪術・祭祀

    第一章 古代国家とミナトの神祭り
    はじめに
    一 ミナトの呪術・祭祀伝承
    二 ミナトの自然環境と信仰の場
    三 古代国家の海洋祭祀と海部の編成
    四 神戸・西摂地域から明石海峡の海人とその動員編成
    おわりに

    第二章 古代国家と敏売崎の外交儀礼
    はじめに
    一 敏売浦と敏売崎の外交儀礼
    二 神酒と肴の共同飲食
    三 古代国家にとっての神戸・西摂地域
    おわりに

    第三章 『播磨国風土記』からみる地域間交通と祭祀――出雲国と王権との関連で――
    はじめに
    一 出雲国の関連説話の特徴
    二 六世紀後半以降の出雲―播磨間交通と往来者による境界祭祀
    三 境界祭祀の重層性と出雲の「荒ぶる神」
    おわりに


    終 章 日本の律令国家と地域社会
    一 日本律令国家による社会編成
    二 律令制下の地域社会と共同体
    三 今後の課題


    初出一覧
    あとがき
    索引(事項/史料名/研究者名)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    坂江 渉(サカエ ワタル)
    1959年大阪府生まれ、滋賀県育ち。1978年滋賀県立膳所高等学校卒業。1982年滋賀大学経済学部経営学科卒業。1984年神戸大学文学部史学科卒業。1986年神戸大学大学院文学研究科(修士課程)修了。1992年神戸大学大学院文化学研究科(博士課程)単位取得満期退学。2013年神戸大学より博士(文学)取得。職歴、神戸大学助手・講師・特命准教授、大阪外国語大学・神戸女学院大学などの非常勤講師を経て、現在、兵庫県立歴史博物館ひょぅご歴史研究室・研究コーディネーター
  • 内容紹介

    古代の過酷な生活環境のなかで、社会の維持や人口の再生産はいかになされたのか。
    「農民規範」と「浮浪人」をキーワードに国家が地域社会に期待した農民像、さらには律令国家の社会統治原理を明らかにする。その一方、風土記や記紀にみえる神話や伝承、民間歌謡を素材として村落における農民結合のあり方、族長層と農民との支配―庇護関係を論じ、国家と地域社会の関係を双方の視点から分析する。
    また古代の国際交通を視野に入れることで、大陸諸国との諸関係の中で日本古代国家の特質を解明する。
  • 著者について

    坂江 渉 (サカエ ワタル)
    一九五九年大阪府生、一九八二年滋賀大学経済学部卒業、一九八四年神戸大学文学部卒業、一九九二年神戸大学大学院(博士課程)文化学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。

日本古代国家の農民規範と地域社会 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:思文閣出版 ※出版地:京都
著者名:坂江 渉(著)
発行年月日:2016/01/25
ISBN-10:4784217878
ISBN-13:9784784217878
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:456ページ ※438,18P
縦:22cm
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