ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [単行本]
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ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [単行本]

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出版社:築地書館
販売開始日: 2015/07/25
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ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    19世紀後半以降、工業化と都市化が急速に進んだトイツで、郷土の自然の荒廃に立ち向かった人びとがついに勝ち取った、先進・画期的な法律が「帝国自然保護法」だった。ヨーロッパの森林政策、環境政策をリードするドイツ自然保護思想・運動のルーツをたんねんに辿り、第三帝国の自然保護の実像を鮮やかに描く。
  • 目次

    日本語版『ナチスと自然保護』によせて
    用語について

    第1章 ナチス時代の自然保護主義者たち――追及されるべきは誰なのか
    帝国自然保護法の衝撃 
    欧米各国の自然保護 
    総統のために働く 
    自然保護運動とナチス政権

    第2章 歪む愛国主義――ゲルマン民族にとっての「土地」
    自然保護のルーツ 
    異なる起源と共通の動機 
    右派思想の受容 
    自然保護に対する温度差 
    複雑な距離感 
    民族思想への態度

    第3章 最高潮を迎えたドイツ自然保護――理想の実現に向かって
    プロイセンの失敗 
    ナチスからの圧力 
    景観策定の試み 
    動物保護法への期待 
    全体主義への密かな抵抗 
    帝国自然保護法の影響力 
    帝国自然保護法第二四条 
    迷走する森林保護 
    自然保護ネットワークの拡大 
    景観保護の攻防 

    第4章 自然保護の可能性と限界――4つの事例
    ■ ホーエンシュトッフェルン山 
    ルートヴィヒ・フィンクの嘆き 
    採石事業か環境保護か 
    豹変するフィンク 
    ナチスの介入 
    採石場閉鎖へ 
    ■ ショルフハイデ国立自然保護区 
    ヘルマン・ゲーリングの思惑 
    種保存の取り組み 
    注ぎ込まれる金 
    狩猟場としての自然保持
    ■ エムス川流域調整事業
    洪水との戦い 
    時代による後押し 
    アルベルト・クライスの「意見書」 
    帝国自然保護法の矛盾 
    ■ ヴータッハ峡谷 
    シュールハメルの手法 
    水力発電事業との攻防 
    暗躍する自然保護主義者たち

    第5章 ナチスとの蜜月の終わり――それでも自然保護活動は続く
    多様化する活動
    自然保護ブームの到来 
    近づく両者 
    活動の形骸化 
    東部総合計画 
    保護活動のジレンマ 

    第6章 変貌を遂げた景観――ナチスが残したもの
    アウトバーン建設 
    ナチス効果はあったのか
    オーバーザルツベルクの顛末

    第7章 継続と沈黙と――1945年以降の自然保護と環境政策
    立ち上がるクローゼ 
    帝国自然保護局の運命 
    自然保護の精神とは 
    東西ドイツの振る舞い 

    第8章 教訓――ナチス時代から学ぶ

    附録 
    謝辞 
    参考文献 
    註 
    索引 
    訳者あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ユケッター,フランク(ユケッター,フランク/Uekoetter,Frank)
    2001年ドイツ、ビーレフェルト大学にて博士号、2009年同大大学教授資格を取得。2013年から英国、バーミンガム大学史学部准教授。2002年、ドイツ環境省の要請で開催されたシンポジウム「ナチスドイツにおける環境保護」に携わる

    和田 佐規子(ワダ サキコ)
    岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年間滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の4大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当
  • 出版社からのコメント

    ヨーロッパの森林政策、環境政策をリードするドイツ自然保護思想・運動のルーツをたんねんに辿り、第三帝国の自然保護の実像を描く。
  • 内容紹介

    19世紀後半以降、工業化と都市化が急速に進んだドイツで、郷土の自然の荒廃に立ち向かった人びとがついに勝ち取った、先進・画期的な法律が「帝国自然保護法」だった。
    ヨーロッパの森林政策、環境政策をリードするドイツ自然保護思想・運動のルーツをたんねんに辿り、第三帝国の自然保護の実像を鮮やかに描く。
  • 著者について

    フランク・ユケッター (フランク ユケッター)
    2001年ドイツ、ビーレフェルト大学にて博士号、2009年同大大学教授資格を取得。2013年から英国、バーミンガム大学史学部准教授。2002年、ドイツ環境省の要請で開催されたシンポジウム「ナチスドイツにおける環境保護」に携わる。ドイツ環境史とそれが21世紀の環境保護主義に及ぼした影響について、2014年に“The Greenest Nation?:A New History of German Environmentalism (History for a Sustainable Future)”(最も環境保護主義な国家――ドイツ環境保護主義の歴史〈持続可能な未来のための歴史〉)、“Comparing Apples, Oranges, and Cotton: Environmental Histories of the Global Plantation”(リンゴ、オレンジ、そして綿花――プランテーションの環境史)を出版。

    和田 佐規子 (ワダ サキコ)
    岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の4大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当。翻訳はポール・キンステッド著『チーズと文明』(築地書館、2013年)に続いて2作目。趣味は内外の料理研究とウォーキング。

ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 の商品スペック

商品仕様
出版社名:築地書館
著者名:フランク ユケッター(著)/和田 佐規子(訳)
発行年月日:2015/08/05
ISBN-10:480671495X
ISBN-13:9784806714958
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:地理
言語:日本語
ページ数:293ページ
縦:22cm
その他: 原書名: The Green and the Brown:A History of Conservation in Nazi Germany by Frank Uekoetter〈Uekoetter,Frank〉
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