植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任 [単行本]
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植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任 [単行本]
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植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任 [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2015/07/31
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植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1977年に北海道大学の「北海道経済史」講義で起きたアイヌ民族に対する差別発言…。しかし、それはたまたま起きた事件ではなく、背後に「植民学」があった。研究者たちはアイヌ民族をどのように捉えてきたのか。札幌農学校以来の植民学の系譜をたどり、現代にまでいたるアイヌ民族差別の源流を明らかにし、「学問」の責任を考える。
  • 目次

    第一章 差別講義事件
    一 北大差別講義事件
    軍艦講堂/発端/一九七七年七月九日/助手有志による質問状
    教授会告示/不可侵の原則/その後の展開/時代状況/学生闘争
    二 命をかけた闘い
    結城庄司の公開質問状/真冬の座りこみ/チャランケ
    林の回答書/何が問われていたのか/「学問」の反応
    三 研究者たち
    林善茂/植民学講座/高倉新一郎/『アイヌ政策史』
    高倉新一郎への批判/結城庄司の批判
    第二章 植民学講座
    一 札幌農学校と植民学
    開拓使仮学校/開拓使のアイヌ教育/札幌農学校開学
    学校の危機と植民学/佐藤昌介と新渡戸稲造
    二 植民論の展開
    講義ノート/内国植民論/帝国大学への昇格/高岡熊雄
    北海道帝国大学から北海道大学へ/北海道大学と植民学
    三 植民学とアイヌ民族研究
    北大植民学の制約/本流と傍流/高倉新一郎の研究動機
    植民学としてのアイヌ研究/内国植民論との接点
    第三章 内国植民論
    一 高岡熊雄の日本内国植民論
    佐藤昌介の民族論/プロシア留学/『日本内国植民論』
    高岡熊雄のアイヌ民族論/明治政府の内国植民政策
    『普魯西内国殖民制度』/社会政策としての内国植民
    民族競争としての内国植民/植民の終了/「植民」概念の変容
    二 内国植民論とアイヌ民族研究
    『日本内国植民論』と『アイヌ政策史』/民族問題へのアプローチ
    高倉新一郎と同化政策/高倉の政策批判/フタの締めなおし
    第四章 開拓の歴史
    一 「植民」から「開拓」へ
    民族問題の消滅/拓殖の条件/「開拓」「拓殖」「開発」
    「殖民」と「植民」/歴史の接続と切断/蝦夷地の歴史と北海道の歴史
    開拓と先住民族/自然としてのアイヌ/開拓史としての北海道史
    二 開拓の中のアイヌ
    同化の姿/同化と差別/「あわれな」アイヌ/風俗の保存/開拓者精神
    北海道百年
    三 開拓史観
    『新撰北海道史』/『新北海道史』/支配者の歴史と人民の歴史
    『アイヌ衰亡史』/植民地としての北海道
    第五章 辺境論
    一 辺境と内国植民地
    植民学の消失/辺境としての北海道/辺境= 内国植民地/北海道の植民地化
    レーニンとマルクス/内国植民論と内国植民地論争/民族問題の忘却
    二 新しい「内国植民地」
    内国植民地論争の再活性化/植民地的性格の継続/アイヌ民族への言及
    歴史の切断/「まだ十分熟さない概念」/北海道と沖縄
    植民する者から植民される者へ/高倉新一郎の植民地論
    「開拓」概念の修正/当事者としての学問
    終 章 植民地の大学
    結城庄司の問い/存在の否定/学問による差別/「学問の自由」/侮蔑的発言
    植民学の隠蔽/事件以後/植民状態の継続/過去と未来
    文 献
    あとがき
  • 内容紹介

    1977年に北海道大学の「北海道経済史」講義で起きたアイヌ民族に対する差別発言……。しかし、それはたまたま起きた事件ではなく、背後に「植民学」があった。研究者たちはアイヌ民族をどのように捉えてきたのか。札幌農学校以来の植民学の系譜をたどり、現代にまでいたるアイヌ民族差別の源流を明らかにし、「学問」の責任を考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    植木 哲也(ウエキ テツヤ)
    1956年生まれ。北海道大学文学部卒業。同大学院博士課程退学。苫小牧駒澤大学教授、東北大学博士(学術)。専門は哲学
  • 著者について

    植木 哲也 (ウエキ テツヤ)
    1956年生まれ。北海道大学文学部卒業。同大学院博士課程退学。
    苫小牧駒澤大学教授、東北大学博士(学術)。専門は哲学。
    著書に『学問の暴力-アイヌ墓地はなぜあばかれたか』(春風社)、
    訳書にファイヤアーベント『理性よ、さらば』、グランジェ『哲学 的認識のために』(ともに法政大学出版局)など。

植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:植木 哲也(著)
発行年月日:2015/07/30
ISBN-10:4846115127
ISBN-13:9784846115128
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:236ページ
縦:20cm
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