核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 [単行本]
    • 核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 [単行本]

    • ¥4,180126 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002405553

核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 [単行本]

価格:¥4,180(税込)
ゴールドポイント:126 ゴールドポイント(3%還元)(¥126相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2015/07/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    科学技術による帝国日本の覇権、科学の進歩がもたらすはずの明るく豊かな未来=「原子力ユートピア」。日本人は、核をどのように受け入れ、どんな未来を夢見て、そしてその受容と期待はどのように戦後に引き継がれたか。戦前日本のメディアにおける核に関する言説と表象を検討し、日本人の核に対する意識をその源流から辿り直す。
  • 目次

    序章 核の誘い

    Ⅰ 放射能の探求と放射能文化の創生

    第一章 放射能と科学者、メディア
     第一節 X線、ラジウムの魅惑
     第二節 「原子エネルギー」の解放をめぐる予言
     第三節 日本のX線、ラジウムをめぐる報道
     第四節 メディアに登場する科学者

    第二章 放射能を愉しむ:大正期のラジウムブーム
     第一節 ラジウム療法
     第二節 ラジウム温泉ブーム
     第三節 モダン文化の中のラジウム
     第四節 ラジウムの光と影

    第三章 帝国の原子爆弾とカタストロフィーをめぐる想像力
     第一節 最終兵器としての放射能
     第二節 第一次世界大戦と「原子爆弾」
     第三節 原子爆弾と関東大震災

    Ⅱ 原子核の破壊と原子力ユートピアの出現

    第四章 新しい錬金術:元素変換の夢を実現する
     第一節 長岡半太郎の錬金術
     第二節 原子破壊工業への期待
     第三節 サイクロトロンと人工ラジウムの夢

    第五章 秘匿される科学:核分裂発見から原爆研究まで
     第一節 核分裂発見のインパクト
     第二節 日本メディアの核分裂への反応
     第三節 原爆研究への着手
     第四節 科学動員と仁科

    第六章 戦時下のファンタジー:決戦兵器の待望
     第一節 最終兵器への期待の高まり
     第二節 戦時下の仁科:科学「振興」と「動員」のはざまで
     第三節 戦時下の海野:科学小説時代
     第四節 原爆待望論

    第七章 原子爆弾の出現
     第一節 原爆投下のインパクト
     第二節 原子力を抱擁する
     第三節 原子力時代を描く

    終章 核の神話を解体する


    あとがき
    主要参考文献
    人名索引
    事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中尾 麻伊香(ナカオ マイカ)
    2015年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻(科学史科学哲学)修了、博士(学術)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員マックス・プランク研究所ポストドクトラルフェロー
  • 出版社からのコメント

    日本人は核をどのように受け入れ、どんな未来を夢見て、そしてその受容と期待はどのように戦後に引き継がれたか。源流から辿り直す。
  • 内容紹介

    戦前日本のメディアにおける核に関する言説と表象を検討し、日本人の核に対する意識をその源流から辿り直す。科学技術による日本帝国の覇権、科学技術の進歩がもたらすはずの明るい未来像=「原子力ユートピア」はどのように形成され、そして戦後「原子力の平和利用による復興」に引き継がれていったか。膨大な資料から描き出す。
  • 著者について

    中尾 麻伊香 (ナカオ マイカ)
    中尾麻伊香(なかお まいか) 2015年 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻(科学史科学哲学)修了 博士(学術)現 在 立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員 マックス・プランク研究所ポストドクトラルフェロー 著書・論文「「科学者の自由な楽園」が国民に開かれる時─STAP/千里眼/錬金術をめぐる科学と魔術のシンフォニー」『現代思想』2014年8月号,146-159頁,「近代化を抱擁する温泉─大正期のラジウム温泉ブームにおける放射線医学の役割」『科学史研究』268,187-199頁,2013年12月.“The Image of the Atomic Bomb in Japan before Hiroshima,” Historia Scientiarum, Vol.19 No.2 (2009): 119-131.

核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:中尾 麻伊香(著)
発行年月日:2015/07/26
ISBN-10:4326602805
ISBN-13:9784326602803
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:404ページ ※384,20P
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 核の誘惑―戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!