コスモロギア―天・化・時(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈1〉) [全集叢書]
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コスモロギア―天・化・時(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈1〉) [全集叢書]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2015/09/01
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コスモロギア―天・化・時(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈1〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    想像力を解き放ち、新たな普遍性の可能性へ。人間は天に大きく規定されながらもそれをはみ出し、変化に翻弄されながらも変化を統御し、時宜を得た判断を行って、この世界に善を実現しようとする。天・化・時の概念の運動から、われわれ人間世界を規定する条件を問い直す。
  • 目次

    総説 (中島隆博)
    1 天、化、時
    2 各章概観

    第一章 天について (中島隆博)
    1 孔子──天を怨まず
    2 墨子──天の欲することをなす
    3 孟子──人から天への通路
    4 荘子──人は天を損なう
    5 荀子──天の領分、人の領分
    6 董仲舒──天人合一
    7 王充──無為の天と有為の人
    8 唐代の天論──天が乱れる
    9 宋代の天論──天人相関の回復
    10 明代の天論──理としての天を越えるもの
    11 清代の天論──理としての天への批判
    12 近代の天──西洋的普遍に直面して
    13 現代の天──天下という中国的普遍

    第二章 化について (本間次彦)
    1 生成変化する世界と『易』
    2 乾坤と易簡──『易』繋辞上伝第一章
    3 無為と『易』──鄭玄
    4 天地と三となる──『中庸』からの道
    5 「天地の和」としての楽──『礼記』楽記
    6 風を移し俗を易える──楽の効用
    7 生成変化する世界を別様に表現する──『易』繋辞上伝第五章
    8 陰陽と道──朱子・王夫之・戴震
    9 日新と生生──張載
    10 日新と生生、そして、鬼神──朱子・王夫之
    11 修己から治人へ──教化の新たな構想
    12 万物一体の仁──ドジョウとウナギの関係論
    13 近代以降の新展開
    14 『荘子』からの出発法
    15 身体の操作的構築

    第三章 時について (林文孝)
    1 「時」は「時間の流れ」を意味しない
      1 「時に習う」とはいつ習うのか?
      2 『易』の時
      3 「時中」、「聖の時なる者」
    2 「時間性」を表す概念は「道」ではないか?
      1 『老子』の「道」
      2 朱熹の「川上の嘆」解釈と「道」の姿
      3 「消息」
    3 終末論について
      1 『皇極経世書』
      2 『太平経』
    4 「古・今」、「過去・現在・未来」
      1 「古」と「今」
      2 中国における「過去・現在・未来」

    余説
    文化本質主義を越えて (中島隆博)
    本文の余白に/から (本間次彦)
    天と化についてのコメント (林文孝)

    索引
  • 出版社からのコメント

    人間は天に規定され変化に翻弄されながらも、この世界に善を実現しようとする。天・化・時の概念とともに人間世界の根幹を問い直す。
  • 内容紹介

    本巻では、天・化・時の三つの概念に焦点を当てて、中国の宇宙論的想像力であるコスモロギアを概観していく。人間は天に大きく規定されながらもそれをはみ出し、変化に翻弄されながらも変化を統御し、時宜を得た判断を行って、この世界に善を実現しようとするものである。人間世界を規定する条件は何か。古典による転回を行いつつ、「近代」そのものを問い直し、現在の「知」について批評的であろうとする。新シリーズ、待望の第一巻刊行。

    図書館選書
    人間は天に大きく規定され、変化に翻弄されながらも変化を統御し、この世界に善を実現しようとする。天・化・時の三つの概念から人間世界を規定する条件を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中島 隆博(ナカジマ タカヒロ)
    東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学・比較哲学

    本間 次彦(ホンマ ツギヒコ)
    明治大学政治経済学部/大学院教養デザイン研究科教授。専門は中国前近代思想

    林 文孝(ハヤシ フミタカ)
    立教大学文学部教授。専門は中国哲学
  • 著者について

    中島 隆博 (ナカジマ タカヒロ)
    東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学・比較哲学。主な著作・翻訳に、『悪の哲学──中国哲学の想像力』(筑摩書房、2012)、『共生のプラクシス──国家と宗教』(東京大学出版会、2011)、『荘子──鶏となって時を告げよ』(岩波書店、2009)、アンヌ・チャン『中国思想史』(共訳、知泉書館、2010)など。

    本間 次彦 (ホンマ ツギヒコ)
    明治大学政治経済学部/大学院教養デザイン研究科教授。専門は中国前近代思想。主な著作・翻訳に、『アジア学への誘い──国際地域の社会科学Ⅲ』(共著、明治大学政治経済学部創設百周年記念叢書刊行委員会、2008)、「再編と多様化、または、新たな主体の発明──王夫之研究の現状と課題」(『中国──社会と文化』24、2009)、「聖人と赤子のさきわう世界へ──羅近溪新論」(『明治大学教養論集』443、2009)、B. A. エルマン『哲学から文献学へ──後期帝政中国における社会と知の変動』(共訳、知泉書館、2014)など。

    林 文孝 (ハヤシ フミタカ)
    立教大学文学部教授。専門は中国哲学。主な著作・翻訳に、『「封建」・「郡県」再考──東アジア社会体制論の深層』(共著、思文閣出版、2006)、『比較史のアジア──所有・契約・市場・公正』(イスラ──ム地域研究叢書4、共著、東京大学出版会、2004)、「耿極『王制管窺』の封建論」(『中国哲学研究』24、2009)、B. A. エルマン『哲学から文献学へ──後期帝政中国における社会と知の変動』(共訳、知泉書館、2014)など。

コスモロギア―天・化・時(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈1〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:中島 隆博(編)/本間 次彦(著)/林 文孝(著)
発行年月日:2015/09/09
ISBN-10:4588100319
ISBN-13:9784588100314
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:211ページ ※207,4P
縦:20cm
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