「エクリ」を読む―文字に添って [単行本]
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「エクリ」を読む―文字に添って [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2015/09/30
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「エクリ」を読む―文字に添って [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ラカン『エクリ』(1966年)の初めての完全版英訳者ブルース・フィンクによる、忠実な読解。シニフィアン連鎖を扱った「無意識における文字の審級」、欲望論「主体の転覆」など、ラカンの代表的論文、概念が明晰な読解で甦る。
  • 目次

    第1章 「治療の指針」におけるラカンの精神分析技法自我はすでに十分強い分析は二項的な関係性ではないなぜ自らの存在を用いて分析すべきではないのか:マーガレット・リトルが論じる解釈についてなぜ私たちは転移を解釈すべきではないのか:フロイトの同性愛女性の症例無意識的な欲望を意識的な欲望と混同してはならない:機知のきいた肉屋の妻不在を喚起すること:強迫症の男に関するラカンの症例出来事隠されたカード夢欲望とその欲望への軽蔑のあいだを潜り抜けるなぜ私たちは分析主体に私たちへの同一化を推奨すべきではないのか第2章 ラカンによる自我心理学三人衆(トロイカ)の批判:ハルトマン、クリス、レーヴェンシュタイン精神分析を精神分析する自我心理学の理論的基礎自我心理学の臨床的アプローチ  アンナ・フロイトの侮辱的な分析主体情動についての補説エルンスト・クリス、あるいは私たちが主体の防衛を分析すべきでない理由:新鮮な脳を渇望する男の症例  セミネール第3巻でのクリス  「フロイトの「否定」についてのジャン・イポリットにおける評釈への応答」におけるクリス  「治療の指針」におけるクリス結論第3章 「無意識における文字の審級」を読むラカンの修辞学書きもの発話文彩第1 節:文字の意味散らかった文字くず言語学を基礎づけるアルゴリズム思考の連なり:いかなる意味作用も持たない(しかし多くの意義を持った)差異シニフィアンの「仕様書」「シニフィエの横滑り」ラカンの「引用」言語によって自分が言っていることの真逆のことを伝えることができる父性の謎めいたシニフィアン 隠喩について第2 節:無意識における文字無意識の局所論シニフィアンの主体、あるいはシニフィエの主体隠喩と症状第4章 「主体の転覆」を読む主体と知の関係 知の体制と真理の体制をひとつに結びつける欲望のグラフグラフ1 の注解グラフ2 の注解グラフ3 の注解完全版グラフの注解グラフの頂点を横断する運動結論第5章 ラカン的ファルスとルートマイナス1ファルスの強調なぜファルスのことでそんなに心穏やかでないのかラカン的「代数」第6章 テクストの外で――知と享楽:セミネール第20巻の注釈発話ラカンの初期の仕事を再訪する前科学的な文脈における知知と全体数学化なしの形式化知は享楽の欠乏からはじまる性別化性別化の公式主体と〈他者〉結論原注『セミネール』文献目録訳者解説索引
  • 内容紹介

    ラカン『エクリ』(1966年)の初めての完全版英訳者ブルース・フィンクによる、忠実な読解。シニフィアン連鎖を扱った「無意識における文字の審級」、欲望論「主体の転覆」など、ラカンの代表的論文、概念が明晰な読解で甦る。「本書は初の試みとして、ひとつの暗黙の挑戦に取り組もうとするものである。すなわち、ラカンをラカンの言葉にもとづいて読むこと、ラカンのテクストを文字に添ってà la lettre――つまり文字どおりに、かつ文字に向きあって――読むことである。」(フィンク)本書の読解作業は、ラカンの作品のうちに結晶化する文字への感性にたいして、内容の次元からのみならず、実践の次元からも、忠実な応答を試みたものなのである。わたしたち読者もまた文字への感性に忠実に、すなわち「文字に添って」本書を読むことが求められよう。著者の助言どおり、本書の傍らに『エクリ』の仏語原典なり、邦訳なり、英訳なりを用意しつつ、文字から文字へと繰り広げられるラカン読解の妙味を追いかけていただきたい。(「訳者解説」より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    フィンク,ブルース(フィンク,ブルース/Fink,Bruce)
    現在、デュケイン大学心理学部教授。『エクリ』の初めての完全版英訳者

    上尾 真道(ウエオ マサミチ)
    1979年福岡県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員

    小倉 拓也(オグラ タクヤ)
    1985年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員

    渋谷 亮(シブヤ リョウ)
    1979年福岡県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、成安造形芸術大学講師
  • 著者について

    ブルース・フィンク (ブルース フィンク)
    ブルース・フィンク/Bruce Fink/現在、デュケイン大学心理学教授。翻訳に、『ラカン派精神分析入門』(中西之信、椿田貴史、舟木徹男、信友建志訳、誠信書房、2008年)、『精神分析技法の基礎』(椿田貴史、中西之信、信友建志、上尾真道訳、誠信書房、2012年)がある。

    上尾真道 (ウエオ マサミチ)
    上尾真道(うえお・まさみち)/1979年福岡県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期過程修了。博士(人間・環境学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。共訳書に、ランシエール『平等の方法』(航思社)、フーコー『悪をなし真実を言う ルーヴァン講義1981』(河出書房新社)、ロバン『モンサント』(作品社)など。論文に「精神分析実践とマゾヒズム」(『I.R.S』12号)、「ジャック・ラカン、理論の実践」(『人文学報』103号)など。

    小倉拓也 (オグラ タクヤ)
    小倉拓也(おぐら・たくや)/1985年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員。共訳書に、ローズ『生そのものの政治学』(法政大学出版局)、フィンク『後期ラカン入門』(人文書院)。論文に、「担われなければならない肉」(『メルロ=ポンティ研究』19号)、「出生外傷から器官なき身体へ」(『フランス哲学・思想研究』18号)、「ドゥルーズにおける「倒錯」の問題」(『年報人間科学』33号)、「ドゥルーズ哲学における「他者」の問題」(『フランス哲学・思想研究』16号)など。

    渋谷亮 (シブヤ リョウ)
    渋谷亮(しぶや・りょう)/1979年福岡県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、成安造形芸術大学講師。共訳書に、フィンク『後期ラカン入門』(人文書院)。論文に、「〈事後性〉の反発達論的な発達論:フロイトの〈心的装置〉と〈事後性〉について」(『教育哲学会』107号)、「フロイトの科学と終わりなき回帰」(『近代教育フォーラム』17号)、「フロイトの子ども論」(博士論文)など。

「エクリ」を読む―文字に添って [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:ブルース フィンク(著)/上尾 真道(訳)/小倉 拓也(訳)/渋谷 亮(訳)
発行年月日:2015/09/30
ISBN-10:4409330527
ISBN-13:9784409330524
判型:B5
発売社名:人文書院
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:282ページ
縦:22cm
その他: 原書名: LACAN TO THE LETTER:Reading ´Ecrits Closely〈Fink,Bruce〉
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