昭和俳句の検証―俳壇史から俳句表現史へ [単行本]
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昭和俳句の検証―俳壇史から俳句表現史へ [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2015/09/28
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昭和俳句の検証―俳壇史から俳句表現史へ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    新興俳句を中心に、戦後の根源俳句・社会性俳句・前衛俳句などを再検証。俳壇史的要素を取り払い、作品と直に向き合うことで、これまで評価されてきたものだけでなく、埋もれた句や俳人をも正当に復権させる。富澤赤黄男の句日記「佝僂の芸術」をはじめ、新興俳句弾圧事件における特高警察の極秘資料など、初公開の第一級資料も多数収録!
  • 目次

    はじめに

    昭和俳句の検証―俳壇史から俳句表現史へ

    昭和俳句表現史(戦前・戦中篇)―『昭和俳句作品年表』という方法

    はじめに
    一 モダン都市下の俳句―時代と並走した「モダン」「労働」/背馳した「反近代」(昭和元年~昭和六年)
    二 新興俳句運動の勃興―斬新な詩情・感覚・文体の競合/暗喩・象徴(昭和七年~昭和十年)
    三 無季新興俳句の成熟―リアリズムの工場俳句/暗喩やイロニーの銃後俳句・前線俳句(昭和十一年~昭和十五年)
    四 太平洋戦時下の俳句―文学の孤塁を守り得た俳句/擬似共同体・国民感情に同化した聖戦俳句(昭和十六年~昭和二十年)

    戦後俳句の検証

    はじめに
    一 戦後俳句の出立
    二 戦後俳句の成果―昭和二十年代前半
    三 戦後俳句の成果―昭和二十年代後半
    四 戦後俳句の成果―昭和三十年代前半㈵・造型論の提唱まで
    五 戦後俳句の成果―昭和三十年代前半㈼・現代俳句協会分裂まで
    六 戦後俳句の成果―昭和三十年代後半
    七 戦後俳句の成果―昭和四十年代前半
    八 戦後俳句の成果―昭和四十年代後半

    知られざる新興俳句の女性俳人たち―東鷹女・藤木清子・すゞのみぐさ女・竹下しづの女・中村節子・丹羽信子・志波汀子・坂井道子・古家和琴の境涯俳句と銃後俳句

    はじめに
    一 東鷹女
    二 藤木清子
    三 すゞのみぐさ女
    四 竹下しづの女
    五 中村節子
    六 丹羽信子
    七 志波汀子
    八 坂井道子と古家和琴
    まとめ

    中田青馬は特高のスパイだったのか―特高のスパイの風評に対する中田青馬の手紙と「京大俳句」弾圧事件に関する天皇関西行幸説

    GHQの俳誌検閲と俳人への影響
    一 GHQ/SCAP(連合国軍最高司令官総司令部)によるメディア検閲・言論規制の流れ
    二 GHQ/SCAPのメディア検閲に関する研究史
    三 GHQ/SCAPによるメディア検閲の検閲指針と、検閲後の処分ランク
    四 研究の目的と得られた結論
    五 検閲実態の主なサンプル
    六 検閲が俳人たちに与えた影響

    三橋鷹女の「年譜」の書き替え―新資料「遠藤家、東(ひがし)家、及三橋家の家系大略」『成田市史叢書』(第二集・第三集)

    一 三橋家・東家両家の家系図
    二 三橋鷹女と東謙三の結婚の経緯
    三 関東大震災罹災の状況
    四 那古病院跡の土地売却と借財の清算
    五 東文恵から東鷹女への改号、「鶏頭陣」への出句
    六 同人誌「紺」の終刊と三橋鷹女の同人参加期間
    七 三橋鷹女が夫と共に長子陽一の出征を見送った港
    八 「ゆさはり」句会の発足

    真砂女の海―昭和十年代(「春蘭」「縷紅」時代)の鈴木真砂女

    一 安房の海―二つの風土と文化圏
    二 真砂女の海―そのエリアと二つの作風

    飯島晴子論―俳意たしか、ニュートラルな世界

    新資料で読み解く新興俳句の興亡

    富澤赤黄男没後五十年 句日記「佝僂の芸術」初公開!
    渡辺白泉と新興俳句同人誌「風」
    増補・渡辺白泉評論年表
    三橋敏雄と新興俳句誌「朝」
    新興俳句の新星・磯邊幹介の稿本句集『春の樹』初公開!
    『天の狼』上梓の経緯―富澤赤黄男の「日記」から
    「京大俳句」「新興俳句・プロレタリア俳句諸俳誌」に対する特高の諜報活動資料
    新興俳句弾圧事件の新資料発見!

    おわりに
    初出一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川名 大(カワナ ハジメ)
    昭和14年(1939)千葉県南房総市生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、慶應義塾大学・東京大学両大学院修士課程にて近代俳句を専攻。三好行雄、高柳重信に学ぶ。近代俳句の軌跡を俳句表現史の視点から構築
  • 内容紹介

    昭和俳句の表現史的構築をめざす

    新興俳句を中心に、戦後の根源俳句・社会性俳句・前衛俳句など
    を再検証。俳壇史的要素を取り払い、作品と直に向き合うことで、
    これまで評価されてきたものだけでなく、埋もれた句や俳人をも
    正当に復権させる。

    富澤赤黄男の句日記「佝僂の芸術」をはじめ、
    新興俳句弾圧事件における特高警察の極秘資料など、
    初公開の第一級資料も多数収録!

    【私は歴史家ではなく、近現代俳句の研究に携わる一研究者にすぎないが、研究上の資料の大切さや、その扱いについての基本は理解しているつもりである。また、そのことに関して何回か私見を公にしたこともある。人との邂逅と同様、貴重な資料(史料)との出会いにも縁というものがある。......(中略)......さて、本書の「昭和俳句の検証─俳壇史から俳句表現史へ」の各論考、「新資料で読み解く新興俳句の興亡」の各資料の背景にも、多くの人々や資料との邂逅・出会いがあったのである。貴重な新出資料を含む多くの資料との出会いは私自身が長年、新興俳句および戦後俳句の研究や新興俳句弾圧事件の解明に持続的に関わってきたことにもよるが、その前提として、新興俳句に直接関わった俳人の方々やその御遺族の方々、戦後俳句に連なる俳人の方々との邂逅があったことが大きな要因である。それらの方々の俳恩と邂逅に改めて深く感謝せねばならない。】...「おわりに」より
  • 著者について

    川名 大 (カワナ ハジメ)
    昭和14年(1939)千葉県南房総市生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、慶應義塾大学・東京大学両大学院修士課程にて近代俳句を専攻。三好行雄、高柳重信に学ぶ。近代俳句の軌跡を俳句表現史の視点から構築。
    著書に『昭和俳句の展開』『新興俳句表現史論攷』(共に桜楓社)、『昭和俳句新詩精神の水脈』(有精堂出版)、『現代俳句 上・下』(ちくま学芸文庫)、『モダン都市と現代俳句』『俳句は文学でありたい』(共に沖積舎)、『挑発する俳句 癒す俳句』(筑摩書房)、『俳句に新風が吹くとき』(文學の森)などがある。

昭和俳句の検証―俳壇史から俳句表現史へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:川名 大(著)
発行年月日:2015/09/25
ISBN-10:4305707853
ISBN-13:9784305707857
判型:B5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:372ページ
縦:22cm
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