他者のための一者―レヴィナスと意義(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]
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他者のための一者―レヴィナスと意義(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2015/10/20
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他者のための一者―レヴィナスと意義(叢書・ウニベルシタス) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    現代フランスの哲学・現象学研究の第一人者が、『存在するとは別の仕方で』をはじめとする後期レヴィナス思想の読解・批判に挑む。“神の死”以後のニヒリズムを見据えながら、他者、顔、超越、彼性、痕跡、受動性、隣人、身代わり、正義、語ることなどの主題を通じて、“存在の意味”と“善”の可能性、最後の“神”とギリシャ/ヘブライ思想の謎めいた関係を探る。
  • 目次

    序論

    第一章 問いのなかの問い=問いについての問い
     第一節 ある問いからもう一つの問いへ=他者へ向けたある問いについて
     第二節 主体は存在の関数でしかないのか

    第二章 名詞、動詞、存在論的差異
     第一節 動詞から名詞へ──同一化
     第二節 命題の両義性──〈語られること〉と〈語ること〉

    第三章 ある曝露からもう一つの曝露へ=他者への曝露について
     第一節 意義性を賦与すること
     第二節 ケノーシスと意義
     第三節 方法としての激化

    第四章 自己に反する唯一者
     第一節 〈召喚された者〉の忍耐
     第二節 推移と老化
     第三節 拒絶不可能な=不変の〔格変化しない〕唯一性
     第四節 善から存在へ

    第五章 志向性なき感受性
     第一節 感覚の麻痺
     第二節 意義性としての心性
     第三節 抗いえない=不可避な享受
     第四節 正義の地位

    第六章 魂と身体
     第一節 意義のなかの地平
     第二節 身体の賦活
     第三節 諸々の魂の身体化=合体

    第七章 接触と近しさ
     第一節 最上級の近しさ
     第二節 遺 物
     第三節 世界の詩

    第八章 意識の遅れ
     第一節 近しさから主観性へ
     第二節 接 触
     第三節 前‐意識的過去

    第九章 現象の欠損
     第一節 自己自身に不在となる現前
     第二節 全く別の戦慄
     第三節 態度=容量の喪失と欲望
     第四節 彼 性

    第十章 痕跡から謎へ
     第一節 〈汝〉の根底における〈彼〉
     第二節 攪 乱
     第三節 謎へ応答すること
     第四節 倫理学と第一哲学

    第十一章 自己の再帰性
     第一節 無起源的強迫
     第二節 自己の絶対的受動性
     第三節 存在の外なる自己のうちへ追放されて

    第十二章 絶対的対格
     第一節 カテゴリーのドラマ
     第二節 自我の〈存在からの‐超脱〉
     第三節 自己との非同等性と同等性
     第四節 開示性の誇張

    第十三章 〈一人の他者のための一者〉と〈あらゆる他者のための一者〉
     第一節 記号とその地平
     第二節 〈受動=受難〉
     第三節 メシア的自己性

    第十四章 善──、存在と悪
     第一節 聖書のなかにある見えないものと存在の彼方にある〈善〉
     第二節 無責任と存在の遊び
     第三節 エロスに瀕して存在すること

    第十五章 自由と身代わり
     第一節 自己から自由になること、存在から自由になること
     第二節 存在の贖罪としての自由

    第十六章 〈語ること〉の真摯さ
     第一節 体系と主体
     第二節 「われここに」
     第三節 証 し

    第十七章 神という語
     第一節 無限者の賛美〔栄光化〕
     第二節 預言──始源と仲介
     第三節 語られることなしに意義を表すこと
     第四節 〈語ること〉のための語

    第十八章 言語の誤用
     第一節 〈語られること〉から〈前言撤回〉へ
     第二節 哲学的言説

    第十九章 第三者の介在
     第一節 デュオか、それともトリオか
     第二節 非対称性の修正
     第三節 出発点への回帰

    第二十章 正義の時
     第一節 近しさと正義の拒否〔裁判拒否〕
     第二節 記号の重さと神の正義
     第三節 三人称からもう一つの三人称=〔神という〕他者へ

    第二十一章 存在の意味、あるいは無‐意味
     第一節 イリヤ=ある(il y a)
     第二節 無意義性の意義性
     第三節 懐疑論とそれへの反駁

    第二十二章 〈彼=それ〉 ?
     第一節 第三者から神へ
     第二節 対話者
     第三節 ニヒリズムの果て=境界に

    結論

    解説 意味概念の拡張とニヒリズムの克服(服部敬弘)
    訳者あとがき(米虫正巳)

    原註
    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    フランク,ディディエ(フランク,ディディエ/Franck,Didier)
    1947年パリ近郊ヌイイ生まれ。アガレガシオン、第三期博士号、国家博士号を取得。高等師範学校講師、トゥール大学教授等を経て、1996年よりパリ第十大学ナンテール校(現在はパリ西大学ナンテール/ラ・デファンス)教授を務め、2010年よりフランス大学協会会員、2015年9月よりパリ西大学名誉教授。同志社大学客員教授、日本学術振興会外国人招聘研究者、関西学院大学客員教授として2011年、2013年、2015年に来日。ジャン=リュック・マリオン、ジャン=フランソワ・クルティヌとともに1980年代以降のフランスでの現象学研究を牽引してきた一人

    米虫 正巳(コメムシ マサミ)
    1967年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(大阪大学)。関西学院大学文学部教授。専門はフランス哲学

    服部 敬弘(ハットリ ユキヒロ)
    1981年大阪生まれ。パリ西大学大学院博士課程修了。博士(同志社大学・パリ西大学)。日本学術振興会特別研究員(PD)
  • 出版社からのコメント

    現代フランス現象学の第一人者による後期レヴィナス読解。他者、彼性、痕跡、受動性、身代わりなどの主題から〈善〉の可能性を探る。
  • 内容紹介

    現代フランスの哲学・現象学研究の第一人者が、『存在するとは別の仕方で』をはじめとする後期レヴィナス思想の読解に挑む全22章の探究。〈神の死〉以後のニヒリズムを見据えながら、他者、顔、超越、彼性、痕跡、受動性、隣人、身代わり、正義、語ることなどの主題を通じて、〈存在の意味〉と〈善〉の可能性、最後の〈神〉とギリシャ/ヘブライ思想の謎めいた関係に迫る。
  • 著者について

    ディディエ・フランク (フランク ディディエ)
    (Didier Franck)
    1947年パリ近郊ヌイイ生まれ。アグレガシオン、第三期博士号、国家博士号を取得。高等師範学校講師、トゥール大学教授等を経て、1996年よりパリ第十大学ナンテール校(現在はパリ西大学ナンテール/ラ・デファンス)教授を務め、2010年よりフランス大学協会会員、2015年9月よりパリ西大学名誉教授。同志社大学客員教授、日本学術振興会外国人招聘研究者、関西学院大学客員教授として2011年、2013年、2015年に来日。ジャン=リュック・マリオン、ジャン=フランソワ・クルティヌとともに1980年代以降のフランスでの現象学研究を牽引してきた一人であり、本書以外に、『現象学を超えて』、『ハイデッガーとキリスト教──黙せる対決』(いずれも萌書房)、『身体と物体──フッサール現象学について』、『ハイデガーと空間の問題』、『ニーチェと神の影』の著作がある。

    米虫 正巳 (コメムシ マサミ)
    1967年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(大阪大学)。関西学院大学文学部教授。専門はフランス哲学。論文に「出来事と存在──ドゥルーズとハイデガー」(『アルケー』第23号)、共著に『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社)、『エピステモロジー』(慶應義塾大学出版会)、共訳書にフランク『現象学を超えて』(萌書房)ほか。

    服部 敬弘 (ハットリ ユキヒロ)
    1981年大阪生まれ。パリ西大学大学院博士課程修了。博士(同志社大学・パリ西大学)。日本学術振興会特別研究員(PD)。論文に、«La réception ambivalente de Fichte dans L’essence de la manifesta-tion»(Revue internationale de Michel Henry, no 6, 2015)、「行為の自由と感情の不自由──アンリにおける「倫理」の問題」(『倫理学研究』第42号、2012年)ほか。

他者のための一者―レヴィナスと意義(叢書・ウニベルシタス) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:ディディエ フランク(著)/米虫 正巳(訳)/服部 敬弘(訳)
発行年月日:2015/10/28
ISBN-10:4588010344
ISBN-13:9784588010347
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:447ページ ※375,72P
縦:20cm
その他: 原書名: L'UN-POUR-L'AUTRE:Levinas et la signification〈Franck,Didier〉
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