わかれ [単行本]

わかれ [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  親しい友人も肉親も、愛した男たちもすべて、もうこの世にはいない。ありありと感じる死者の気配を、日々、書き留めるだけだ―。病を乗り越え、九十歳を過ぎてなお、書かずにいられない衝動に突き動かされ、十年の歳月をかけて紡ぎ出された珠玉の小説九篇。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  山姥；約束；道具；紹興；面会；道づれ；百合；圏外；わかれ

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  瀬戸内 寂聴(セトウチ ジャクチョウ)
  １９２２（大正１１）年、徳島生れ。東京女子大学卒。１９５７（昭和３２）年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。１９６１年『田村俊子』で田村俊子賞、１９６３年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。１９７３年１１月１４日平泉中尊寺で得度。法名寂聴（旧名晴美）。１９９２（平成４）年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、１９９６年『白道』で芸術選奨、２００１年『場所』で野間文芸賞、２０１１年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。２００６年文化勲章を受章。２００８年安吾賞を受賞。歌舞伎、能、狂言、オペラの台本も手掛けている

• 出版社からのコメント

  親しい友人も愛した男たちもすべて、もうこの世にはいない。病を越え、書かずにいられない衝動に突き動かされて紡いだ珠玉の小説集。

• 内容紹介

  「永久圏外に出発です。さよなら、ありがとう」円熟の筆による最新作品集。親しい友人も、愛した男たちもすべて、もうこの世にはいない。ありありと感じる死者の気配を、日々、筆で書き留めるだけだ――。病を乗りこえ、93歳でなお書かずにいられない衝動に突き動かされ、十年の歳月をかけて紡ぎ出された珠玉の小説集。山姥のような老女との淡い交わり、自身の家族のこと、重信房子との面会の話など全９篇。

わかれ [単行本] の商品スペック