心敬連歌―訳注と研究 [単行本]
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心敬連歌―訳注と研究 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2015/10/14
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心敬連歌―訳注と研究 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    連歌は作品として、「百韻」であり「千句」である。連歌作品を、読む。連歌の本質を、考える。連歌作者心敬が張行した『落葉百韻』『寛正六年正月十六日何人百韻』『「撫子の」百韻』の訳注と、心敬の連歌についての論考を収める。本書からは、京都在住の心敬の詩歌、詩学の精神が、宗祇ら同時代を生きた連歌師の作風や動向と共に浮かび上がり、百韻をさばいていく連歌師と一座の人々の一句ごとの息づかいがよみがえってくる。
  • 目次

    凡 例
    Ⅰ 心敬百韻訳注―心敬参加百韻三種の注釈と研究
    1 落葉百韻
       ⅰ 落葉百韻 調査報告・翻刻
       ⅱ 落葉百韻 訳注
    2 寛正六年正月十六日何人百韻
       ⅰ 寛正六年正月十六日何人百韻 調査報告・翻刻
       ⅱ 寛正六年正月十六日何人百韻 訳注
    3 「撫子の」百韻
       ⅰ 「撫子の」百韻 調査報告・翻刻
       ⅱ 「撫子の」百韻 訳注
    訳注引用文献典拠一覧・訳注参考文献・式目照合表

    Ⅱ 連歌宗匠心敬論
    1 心敬の詩学―『寛正六年正月十六日何人百韻』の宗祇付句評から
       一 『寛正六年正月十六日何人百韻』
       二 「花橘」の付合と『所々返答』における作句指導
       三 「橘」の景
       四 「松風」の景
       五 「松が枝」の付合と『所々返答』における作句指導
       六 心敬の詩学
    2 心敬と本歌取―『落葉百韻』の「古畑山」の付句から
       一 はじめに
       二 「古畑山」の付合
       三 心敬の教え
       四 「すごし」によるイメージの造型
       五 「古畑山」の句と時の流れ
       六 本歌から句へ
    3 心敬における「夕べの鐘」
       一 はじめに
       二 和歌・連歌の「夕べの鐘」
       三 「涙とふ聲」
       四 心敬の詠みいだす鐘のモチーフ
       五 心敬の「夕暮時」
       六 おわりに
    4 連歌の張行
       ⅰ 本能寺と連歌―『落葉百韻』について
        一 『落葉百韻』
        二 『落葉百韻』連衆
        三 『落葉百韻』成立時期
        四 『落葉百韻』と本能寺
        五 法華宗寺院における文芸
       ⅱ 『落葉百韻』における宗匠心敬
       ⅲ 『「撫子の」百韻』の考察
        一 はじめに
        二 細川勝元と細川連歌圏
        三 百韻の様相―『熊野千句』との比較を通して―
        四 一巡出句の特徴―『熊野千句』との比較を通して―
       ⅳ 心敬の詞―「尾上の宮」の転生
        一 端緒
        二 心敬の言説
        三 尾上の宮関連和歌抄
        四 宗祇圏の句と言説
        五 『竹林抄』(文明八年〈1476〉)の古注
        六 水無瀬離宮の造営の記録
        七 結論とこれからの展望
        【関連略年譜】

    初出一覧
    あとがき

    索引
    Ⅰ 心敬百韻訳注
      事項・人名索引
      語釈見出し索引
    Ⅱ 連歌宗匠心敬論
      事項・人名索引
      和歌・連歌初句索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 伸江(イトウ ノブエ)
    愛知県立大学日本文化学部国語国文学科教授。1962年生。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻第一種博士課程修了。博士(文学)。京極派を中心とする中世の和歌、また連歌を研究している

    奥田 勲(オクダ イサオ)
    聖心女子大学文学部名誉教授。1936年生。東京大学大学院博士課程を経て、東京大学助手、宇都宮大学教授、聖心女子大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。宗祇・紹巴らの連歌研究、明恵『夢記』の研究、醍醐寺、高山寺などの寺院聖教、典籍資料の研究を行なっている
  • 内容紹介

    連歌は作品として、「百韻」であり「千句」である。連歌作品を、読む。連歌の本質を、考える。
    連歌作者心敬が張行した『落葉百韻』『寛正六年正月十六日何人百韻』『「撫子の」百韻』の訳注と、心敬の連歌についての論考を収める。
    本書からは、京都在住の心敬の詩歌、詩学の精神が、宗祇ら同時代を生きた連歌師の作風や動向と共に浮かび上がり、百韻をさばいていく連歌師と一座の人々の一句ごとの息づかいがよみがえってくる。

    【これは撰集であるが、…複数の読者の様々な見解や解釈が、それぞれに有益であるとともにいかに示唆的かつ刺激的であるかを痛切に感じた。連歌の実作の場もこのようなものではなかったかと想像する。あらためて連歌の注釈は個人ではなく、複数の読み手が必要だという思いは深くなっていった。
    今回、伊藤さんに、二人で心敬連歌を解読する機会を提案されて非力ながらお受けしたのは、如上の経験を生かした試みをより深化させた形で実現できると考えたからである。】…「あとがき」(奥田勲)より

    ○『落葉百韻』
    本能寺第四世日明上人が、心敬を宗匠に迎え、心敬や正徹とも関係の深い清水寺、東福寺の僧や、畠山氏の被官である武士たちを連衆として張行した百韻。一条兼良の発句を拝領している。成立は康正二年(1456)から寛正六年(1465)の間である。
    ○『寛正六年正月十六日何人百韻』
    寛正六年(1465)正月十六日に、心敬を宗匠として、専順、行助、宗祇、宗怡ら連歌師と細川氏と関係の深い僧実中らが張行した百韻。宗祇と心敬がはじめて同座した百韻連歌かと考えられ、有力連歌師の出句数も多く、応仁の乱直前の京都の連歌界の状況がわかる。また『所々返答』第三状の題材になった付合も含まれる百韻である。
    ○『「撫子の」百韻』
    心敬を宗匠に、細川勝元とその家臣らが専順、行助、宗祇ら連歌師と張行した百韻。発句は勝元が詠んでいる。心敬が在京時に密接な関係をもった細川右京兆家とその廷臣が連衆であり、多くの連衆が『熊野千句』と重なり、『熊野千句』と近い時期の張行と注目される。成立時期は文正元年(1466)夏以前。
  • 著者について

    伊藤 伸江 (イトウノブエ)
    愛知県立大学日本文化学部国語国文学科教授。
    1962年生。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻第一種博士課程修了。博士(文学)。京極派を中心とする中世の和歌、また連歌を研究している。著書に『中世和歌連歌の研究』(単著・2002・笠間書院)、『和歌文学大系 草根集 権大僧都心敬集 再昌』(共著・2005・明治書院)、コレクション日本歌人選『正徹と心敬』(単著・2012・笠間書院)。

    奥田 勲 (オクダ イサオ)
    聖心女子大学文学部名誉教授。
    1936年生。東京大学大学院博士課程を経て、東京大学助手、宇都宮大学教授、聖心女子大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。宗祇・紹巴らの連歌研究、明恵『夢記』の研究、醍醐寺、高山寺などの寺院聖教、典籍資料の研究を行なっている。近著に『宗祇』(単著・2008・吉川弘文館)、『新撰菟玖波集全釈』(全8巻共編・2013・三弥井書店)、『明恵上人夢記訳注』(共編・2015・勉誠出版)など。

心敬連歌―訳注と研究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:伊藤 伸江(著)/奥田 勲(著)
発行年月日:2015/10/15
ISBN-10:4305707756
ISBN-13:9784305707758
判型:B5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:516ページ ※490,26P
縦:22cm
横:16cm
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