性暴力被害の実態と刑事裁判 [全集叢書]
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販売開始日: 2015/10/05
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性暴力被害の実態と刑事裁判 [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    司法関係者に問いかける真実の重み。性犯罪を直視し、被害者の人権をどう守れるのか。性犯罪が犯罪として適切に扱われない日本の現実。「国際的な観点からの日本女性の地位の低さ」(142か国中104位:GGG2014報告)からは脱却できるか。
  • 目次

    はじめに〔角田由紀子〕

    ◇第1編 性暴力被害の実態◇

    第1章  データからみる性暴力被害の実態―判決で描かれる性暴力被害と実態との乖離 〔吉田容子〕
    1 データからみる性暴力被害の実態
      1  性暴力被害は暗数が多い
      (1) 強姦・強制わいせつの認知・検挙状況/(2)  相当に高い暗数の存在
      2  被害者からみた性暴力被害の実態
      (1) 内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査」/
      (2)  内閣府男女共同参画局「パープルダイヤル~性暴力・DV電話相談~集計結果」
      3  性犯罪の被害者の被害実態と加害者の社会的背景
      (1) 内山の調査研究/(2) 被害者204名の被害状況/(3) 被疑者553名の状況
      4  精神医学からみる被害の実情
      5  強姦神話の蔓延
      (1) 法律家の自覚の必要性と経験則/(2) 強姦神話/(3) 「思い込み」が判決の基礎に
    2 判決で描かれる性暴力被害と実態との乖離
      1  小田急事件―最高裁第3小法廷判決H21.4.14
      (1) 公訴事実の要旨/(2) 争いのない事実/(3) 争点/(4) 原審等の判断/(5) 最高裁の判断/(6) 検討
      2  千葉事件―最高裁第2小法廷判決平成23.7.25
      (1) 公訴事実の要旨/(2) 争いのない事実/(3) 争点/(4) 原審等の判断/(5) 最高裁の判断/(6) 検討
      3  おわりに

    第2章 精神科医から見た性暴力被害の実態 〔宮地尚子〕
      1  はじめに
      (1) 性暴力対策の遅れ/(2) 性暴力被害者にとっての司法と回復/(3) 本稿の目的
      2  性暴力被害の実態と影響
      (1) 事件の最中と直後の反応/(2) トラウマ後の反応/(3) 反応の性差
      3  トラウマの重傷化と沈黙の悪循環
      (1) 性暴力とPTSD の発症率/(2) 被害者はなぜ話そうとしないのか―沈黙のうちにトラウマが重傷化していく理由/
      (3) わたしたちはなぜ被害者を黙らせてしまうのか―性暴力被害への偏見と誤解
      4  今後の課題

    ◇第2編 性暴力被害と刑事裁判◇

    第3章 性犯罪捜査の問題点―検察官の経験から 〔田中嘉寿子〕
      1  はじめに
      2  事例1 成人女性が自宅で被害に遭った場合
      (1) 事件概要/(2) 被害申告経緯/(3) 警察における捜査経緯/(4) 検察官による捜査/(5) 示談交渉/
      (6) 公判前整理手続/(7) 証人尋問/(8) 被害者参加
      3  事例1から浮かぶ捜査の問題点
      (1) 捜査初期段階からの被害者支援の必要性/(2) 被害者に配慮した物的設備の改善/
      (3) 被害者の取調べに関するマニュアル・研修の必要性/(4) 被害者供述の信用性の判断基準
      4  事例2
      5  事例2から浮かぶ捜査上の問題点
      (1) 児童相談所における性的虐待の調査と警察による捜査の違い/(2) 性的虐待事案における多機関連携の必要性/
      (3) 司法面接法の応用とその問題点/(4) 性的虐待事件の捜査における多機関連携の有用性

    第4章 事実認定における経験則とジェンダー・バイアス― 2つの最高裁判決の事例を中心に 〔神山千之〕
      1  司法における経験則とジェンダー・バイアス
      (1) はじめに/(2) 各判決の事案の概要等/(3) 小田急事件最判,千葉事件最判における破棄判断の形式/
      (4) 経験則についての千葉事件最判の考え方/(5) 経験則についての小田急事件最判の考え方
      2  事例の具体的検討
      (1) 小田急事件最判/(2) 千葉事件最判
      3  ジェンダー・バイアスを克服するための手だて
      (1) 一般的知識の習得(研修等)/(2) 具体的事件における手だて
      4 まとめ―2つの最高裁判決の積極的意義
      【参考文献】

    第5章 アメリカにおける性刑法の改革 〔斉藤豊治〕
      1  コモンローの強姦罪とその批判
      (1) コモンローの強姦罪/(2) 模範刑法典における微温的な改革/(3) 1970年代以降の改革
      2  ミシガン州の性刑法改革次
      (1) ミシガン州の旧法/(2) ミシガン州の改正の骨子/(3) ミシガン州の性刑法の犯罪類型
      3  アメリカにおける性刑法の改革
      (1) 性犯罪の定義の改正/(2) 暴力犯罪としての位置づけ/(3) 不同意性交の処罰/(4) 性中立化/
      (5) コモンローにおける証拠法則/(6) レイプ・シールド法/(7) 同意年齢をめぐる改革/(8) 法定刑の改革
      4  アメリカの性刑法改革の課題:不同意性交の犯罪化を中心に
      (1) 論文の概要/(2) 不同意性交の犯罪化の必要/(3) 欺罔による同意性交の犯罪化/(4) 強姦神話と欺罔
      5  改革の効果に関する評価研究
      (1) 改革の評価研究/(2) 事件処理が変わっていないとするもの/(3) 事件処理が変わったとするもの/
      (4) 人々の意識の変化/(5) 顔見知りの間でのレイプ
      6  日本法への示唆
      (1) 日本における最近の法改正/(2) 日本法への示唆

    ◇第3編 まとめ◇

    第6章 日本の法曹に対するジェンダーに関する継続教育の必要性 〔南野佳代〕
      1  はじめに―ジェンダーに関しても公平な司法を求めて
      2  法曹に対するジェンダー研修の必要性と意義
      (1) 法曹に対する継続教育の位置づけ/(2) 法曹に対するジェンダー研修の位置づけ
      3  各国法制度におけるジェンダーに関する法曹継続教育の位置づけ
      (1) 大陸法国/ (2) 英米法国/ (3) 法継受国
      4  ジェンダー研修の内容と方法
      (1) 司法におけるジェンダーバイアス/(2) 社会的文脈研修の一部としてのジェンダー研修
      5  おわりに

    第7章 性犯罪事件の刑事弁護活動 〔宮村啓太〕
      1  弁護人の責務と性犯罪事件の特殊性
      2  裁判員裁判事件における弁護人の主張の評価例
      (1) 福岡地裁平成23年5月13日判決/(2) 大阪地裁平成22年3月17日判決/(3) 千葉地裁平成22年4月23日判決
      3  被害者とされる証人の供述経過を検討する際の留意点
      4  結  び

    あとがき〔角田由紀子〕

    資料【性犯罪被害に関する事例一覧】
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    角田 由紀子(ツノダ ユキコ)
    弁護士(第二東京弁護士会所属)。1967年東京大学文学部卒業
  • 出版社からのコメント

    性犯罪を直視し被害者の人権を守る
  • 内容紹介

    司法はいかにして性犯罪被害者の人権を守れるのか。性暴力の実態と捜査・対策の問題点や性犯罪判例について、法学研究者や検察官、精神科医などの立場から検討。性犯罪が適切な重さをもって扱われないわが国の現実を見つめ、国際的にも著しく低い日本女性の地位向上を目指す。真実の重みを直視し、性刑法の改革・改正への道を拓くべく、司法関係者に問いかける一冊。

性暴力被害の実態と刑事裁判 [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会(編)/角田 由紀子(編集代表)
発行年月日:2015/09/30
ISBN-10:479728692X
ISBN-13:9784797286922
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:193ページ
縦:21cm
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