人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) [全集叢書]
    • 人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) [全集叢書]

    • ¥2,86086 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009002466820

人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) [全集叢書]

価格:¥2,860(税込)
ゴールドポイント:86 ゴールドポイント(3%還元)(¥86相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2015/12/24
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人とはどのようなものか。人が行うこの自己規定は、裏を返せば「人ならぬもの」を規定することである。鬼(=死者の霊)・傘獣(=動物)・石をキーワードとして、幽霊の出没、聖獣の出現、人から動物への変身、子を産む石や食べられる石など、神秘の世界が繰りひろげられる。
  • 目次

    総説 (廣瀬玲子)
    人ならぬものと文
    1 文と鬼
    2 文と禽獣
    3 文と石

    第一章 鬼について (廣瀬玲子)
    1 鬼をまつる──『論語』
    2 鬼は存在すると見なすほうがいい──『墨子』
    3 鬼は存在しない──王充『論衡』
    4 鬼に会った話──六朝時代の小説
    5 死後の世界(一)──海上の冥界
    6 死後の世界(二)──泰山
    7 鬼神について──朱熹
    8 冤罪を訴える鬼──元の戯曲「感天動地竇娥冤」
    9 柩のなかへと人を引き込む鬼──明代小説『剪燈新話』より「牡丹燈記」
    10 生き返る鬼──明の戯曲『牡丹亭還魂記』
    11 近代の鬼──過渡性の隠喩

    第二章 禽獣について (本間次彦)
    1 禽獣とは何か(一)──張載・邵雍・程子
      1 張載
      2 邵雍
      3 程子
    2 禽獣とは何か(二)──朱子
    3 禽獣とは何か(三)──戴震
    4 聖人と禽獣(一)──禽獣の脅威と孔子
      1 災害と暴君
      2 「聖人の道」と孔子
      3 禽獣への転落
      4 孔子とは誰か
    5 聖人と禽獣(二)──象徴としての鳳凰・麒麟・龍
      1 孔子と鳳凰
      2 孔子と麒麟と『春秋』
      3 帝王と龍
    6 韻文の中の禽獣
      1 『詩経』
      2 「上林賦」
      3 「山居賦」
      4 「鵩鳥賦」
    7 散文の中の禽獣
      1 『山海経』と鳳凰
      2 『聊斎志異』と虎
    8 殺生とユートピア

    第三章 石について (土屋昌明)
    1 啓母石
      1 啓母石のいわれ
      2 禹の神話
      3 禹が熊になるのはなぜか
      4 禹が石を蹴飛ばすのはなぜか
      5 啓母石はなぜ嵩山にあるのか
      6 石から生まれたのは誰か
      7 塗山氏が石に化したのはなぜか
      8 巨石と女性
    2 黄石公
      1 隕石の持つ意味
      2 黄石公と張良の師弟関係
      3 黄色い石の神秘化
      4 黄石公と張良と道教
      5 張道陵の神話と張良・黄石公
      6 石が書いた本
    3 太湖石と洞天
      1 名山と洞窟
      2 洞天の特徴
      3 洞窟の内部
      4 石は食べられる
      5 地下でつながる洞天
      6 洞天思想の由来
      7 再び太湖石の穴へ
    結語

    余説
    麒麟にみちびかれて──中国古典へのいざない (廣瀬玲子)

    索引
  • 出版社からのコメント

    幽霊に出会う話、人が動物になる話、食べられる石など多彩な物語から、人に及ばぬものにして人を超える不思議で豊かな世界を論じる。
  • 内容紹介

    人は人をどのようなものだと考えてきたか。人が行うこの自己規定は、裏を返せば「人ならぬもの」を規定することである。人ならぬものとは、人に及ばないもの、そして人を超えたものだ。人間世界を規定する条件を論じた第1巻に続き本巻は、鬼(=死者の霊)・禽獣(=動物)・石を手がかりに、幽霊の出没、聖獣の出現、人から動物への変身、子を産む石や食べられる石など不思議で多彩な物語とともに、人を超えた豊かな文化の営みを論じる。

    図書館選書
    幽霊に出会う話、人が動物になる話、食べられる石など不思議で多彩な物語とともに、人に及ばないもの、そして人を超える「人ならぬもの」の豊かな営みを論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    廣瀬 玲子(ヒロセ レイコ)
    専修大学文学部教授。専門は中国文学

    本間 次彦(ホンマ ツギヒコ)
    明治大学政治経済学部/大学院教養デザイン研究科教授。専門は中国前近代思想

    土屋 昌明(ツチヤ マサアキ)
    専修大学経済学部教授。専門は中国文学
  • 著者について

    廣瀬 玲子 (ヒロセ レイコ)
    専修大学文学部教授。専門は中国文学。主な著作・翻訳に「回復される均衡──元雑劇緋衣夢試論」(『東洋文化研究所紀要』第166冊、2014)、「おおわれた真実―元雑劇救孝子殺狗勧夫試論」(『専修人文論集』第91号、2012)、ジン・ワン『石の物語──中国の石伝説と『紅楼夢』『水滸伝』『西遊記』を読む』(法政大学出版局、2015)、アンヌ・チャン『中国思想史』(共訳、知泉書館、2010)など。

    本間 次彦 (ホンマ ツギヒコ)
    明治大学政治経済学部/大学院教養デザイン研究科教授。専門は中国前近代思想。主な著作・翻訳に、『コスモロギア』(共著、法政大学出版局、2015)、『アジア学への誘い──国際地域の社会科学Ⅲ』(共著、明治大学政治経済学部創設百周年記念叢書刊行委員会、2008)、「再編と多様化、または、新たな主体の発明──王夫之研究の現状と課題」(『中国―社会と文化』24、2009)、B. A. エルマン『哲学から文献学へ──後期帝政中国における社会と知の変動』(共訳、知泉書館、2014)など。

    土屋 昌明 (ツチヤ マサアキ)
    専修大学経済学部教授。専門は中国文学。主な著作・翻訳に、『神仙幻想──道教的生活』(春秋社、2002)、『目撃!文化大革命 映画「夜明けの国」を読み解く』(編著、太田出版、2008)、S. ブラン『北京1966──フランス女性が見た文化大革命』(共編訳、勉誠出版、2012)、『道教美術の可能性』(共編、勉誠出版、2010)など。

人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:廣瀬 玲子(編著)/本間 次彦(著)/土屋 昌明(著)
発行年月日:2015/12/25
ISBN-10:4588100327
ISBN-13:9784588100321
判型:B6
発売社名:法政大学出版局
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:254ページ ※248,6P
縦:20cm
他の法政大学出版局の書籍を探す

    法政大学出版局 人ならぬもの―鬼・禽獣・石(シリーズ・キーワードで読む中国古典〈2〉) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!