乱獲―漁業資源の今とこれから [単行本]
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乱獲―漁業資源の今とこれから [単行本]

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出版社:東海大学出版会
販売開始日: 2015/12/09
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乱獲―漁業資源の今とこれから [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序文
    日本語版にむけて

    第1章 乱獲
     乱獲とは何か?
     持続生産とは何か?
     持続的な漁業は可能か?
     乱獲は今になって始まった問題なのか?
     なぜ持続的な漁業でも魚の数は減ってしまうのか?
     漁業資源の崩壊とは何か?
     カナダのタラに何が起こったのか?
     なぜカナダのタラ資源は崩壊したのか?
     タラ資源はすべて崩壊してしまったのか?

    第2章 乱獲の歴史
     乱獲は今になって始まった問題なのか?
     クジラを持続的に利用することはできるのか?
     海のなかの動物の数をどのようにして推定するのか?
     科学者は持続的な漁獲量を推定できるか?
     日本の「調査捕鯨」に意義はあるか?
     資源を次から次へと枯渇させていくようなことは,よくある問題なのか?

    第3章 漁業の回復
     漁業資源を乱獲から回復させることはできるだろうか?
     魚にとって生息域はどのくらい重要なのか?
     ジョン・スミスが見た厖大な数の魚はどうなったのか?
     加入乱獲と成長乱獲の違いは?
     遊漁と漁業は共存できるか?

    第4章 漁業管理の近代化
     うまくいった漁業管理とは?
     スケトウダラ漁業が持続的管理の成功例になった理由は何だったのか?
     漁獲枠は,なぜ毎年大きく変わるのだろうか?
     資源評価とは何か?
     オブザーバープログラムとは何か?
     なぜ世界の漁業で,オブザーバープログラムがもっと実施されないのだろうか?
     認証漁業とは何か?
     なぜ一部のNGOは,東ベーリング海のスケトウダラが適切に管理されていないと考えているのだろうか?

    第5章 経済乱獲
     乱獲とはたんなる生物学的な問題だろうか?
     漁業者に漁獲枠を配分する個別割当制(IFQ)とは何だろうか?
     IFQの利点は何だろうか?
     IFQに欠点はあるか?
     経済乱獲とは何か?
     世界の漁業の経済的な効率性は?
     どうやって経済乱獲を防ぐか?
     漁業を私物化することなしに共有地の悲劇を回避する方法はあるか?
     地域振興漁獲枠とは何か?
     セクター割当とは何か?
     漁獲の配分には他にどんな方法があるか?

    第6章 気候と漁業
     漁業資源は気候変化からどのような影響を受けるか?
     気候の影響を受ける漁業は多いか?
     漁業が開始される何百年も前の歴史がわかるような漁業資源は他にあるか?
     気候と漁業,どちらが資源を減少させているのか?
     海洋の温暖化は漁業にどのような影響を与えるか?
     海洋の酸性化の影響は?

    第7章 多魚種漁業
     1種だけを漁獲するか? 複数種を漁獲するか?
     ある魚種をどの程度漁獲して良いかということはどうやって決めるのか?
     多魚種漁業で生産性が高い魚種と低い魚種をバランスよく獲るにはどうすべきか?
     過小漁獲とは何か?
     生産性の低い種の資源量を高く維持するため,生産性の高い種の漁獲はあきらめた方が良いのか?
     多魚種漁業の問題を解決するために,どのような管理をすべきだろうか?

    第8章 公海漁業
     CITESへの掲載が提案されたクロマグロは今どうなっているか?
     世界のマグロ資源の現状は?
     成功を収めた国際漁業管理機関はあるのか?
     なぜ乱獲されているマグロとそうでないマグロがあるのか?
     公海漁業をうまく管理していく希望はあるのか?

    第9章 深海漁業
     オレンジラフィー資源に何が起こったか?
     オレンジラフィーのように成長が遅い魚を持続的に管理することはできるか?
     他の国でのオレンジラフィー漁業はどうなっているか?
     ニュージーランド経済水域に設置された大禁漁区は,オレンジラフィーの持続的漁獲に繋がるだろうか?
     オレンジラフィーの生態や生息域の生態系がよくわかるようになるまで,オレンジラフィーを漁獲すべきではなかったのか?
     生物学的情報と持続可能性がかなり不確実なとき,新しい資源をどう扱えば良いのか?

    第10章 遊漁
     遊漁は漁業とは根本的に違うものだろうか?
     アメリカやヨーロッパの遊漁はどのくらいの規模なのか?
     遊漁の管理は漁業の管理とどう違うのか?
     淡水と海水で遊漁に対する管理は異なるか?
     遊漁は乱獲問題の一端を担うか?

    第11章 小規模伝統漁業
     世界の漁業の多くは小規模に営まれている―それらをどのように管理するか?
     チリの漁業は小規模漁業の典型的な例と言えるだろうか?
     政府による現代的な漁業管理が始まる以前,漁業はどのように管理されていたのか?
     地域漁業権にはどのような特徴があるのか?
     小規模漁業における管理の成功から得られた教訓は?

    第12章 違法漁獲
     違法漁獲は重大な乱獲問題の一つか?
     マゼランアイナメへの違法漁獲は稀なことか?
     マゼランアイナメの違法漁獲が続いているにもかかわらず,なぜ一部の漁業は良い管理をおこなっていると認証されたのだろうか?
     公海で違法漁獲を減らすためには,どのような方法が用いられるか?

    第13章 底引き網が生態系に与える影響
     底引き網や桁網はどうやって魚を獲るのか? また,なぜ,まだ魚を獲るのに使われているのか?
     底引き網漁は森林の伐採と同じようなものだろうか?
     底引き網漁が与えたダメージから生態系が回復するにはどのくらいの時間がかかるのか?
     底引き網や桁網に代わる漁獲の方法はあるだろうか?

    第14章 海洋保護区
     海洋保護区とは何か?
     海洋保護区で何が守られるだろうか?
     世界の海域の何割で漁獲が禁止されているか?
     禁漁区は漁業にどのような影響を与えるだろうか?
     海洋保護区によって魚は増えるか?
     海洋保護区はいくつかの乱獲問題の解決策になりえるのか?
     海のどのくらいの割合を漁業から保護しておくべきか?

    第15章 漁獲が生態系に与える影響
     乱獲は生態系にどのような影響を及ぼすのか?
     珊瑚礁は漁獲に対してとくに脆弱なのだろうか?
     栄養カスケードとは何か?
     大型魚の餌となる魚には特別な保護が必要か?
     混獲とは何か?それはどのくらい重要なのか?
     生態系に基づく管理は単一種の管理とどう違うのか?
     漁業管理における予防的アプローチとは何か?
     どのくらいの海産魚類が絶滅の危機に瀕しているのか?

    第16章 乱獲の現状
     世界の漁業資源は乱獲されているか?
     うまく漁業管理されている国にはどのような特徴があるか?
     漁業をとりまく現状の問題を解決するために補助金はどのくらい重要か?
     消費者活動や認証制度で乱獲を止められるか?
     漁業・畜産・農業,それぞれが環境に与える影響をどのように比較するか?
     私たちはベジタリアンになるべきだろうか?
     乱獲を止めるためには何が必要か?

    参考文献
    訳者あとがき
    索引
    著者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ヒルボーン,レイ(ヒルボーン,レイ/Hilborn,Ray)
    ワシントン大学教授。1947年生まれ。カナダ環境漁業省経済アナリスト、ブリティッシュコロンビア大学助教、太平洋共同体事務局上席研究員を経て、1987年より現職。海洋生態学者、漁業資源学者。世界を代表する海洋生態系の先駆的研究者三人のうちの一人として2006年にボルボ環境賞(The Volvo Environment Prize Foundation Award)を、カール・ウォルターズ、ダニエル・ポーリーとともに受賞

    ヒルボーン,ウルライク(ヒルボーン,ウルライク/Hilborn,Ulrike)
    レイ・ヒルボーン夫人

    市野川 桃子(イチノカワ モモコ)
    水産総合研究センター(水研センター)中央水産研究所資源管理グループ主任研究員。1976年生まれ。2004年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2006年同研究科博士号取得。2004年より水研センター遠洋水産研究所(現、国際水産資源研究所)にて、マグロ・カジキ類の資源評価や管理に関する研究をおこなう。2012年4月より現在の職場に異動。現在は、おもに日本の水産資源(サバ・イワシ類)の評価・管理に関する研究をおこなう

    岡村 寛(オカムラ ヒロシ)
    水研センター中央水産研究所資源管理グループ長。1970年生まれ。2003年東京大学農学部博士号取得。1995年より遠洋水産研究所にて、海産哺乳類の資源評価や管理に関する研究をおこなう。国際捕鯨委員会(IWC)に参加して、統計的手法を駆使した鯨類の個体数推定法を開発する。2012年4月より現在の職場に異動。現在は、日本の水産資源や生態系の評価・管理に関する研究をおこなう
  • 出版社からのコメント

    「乱獲」の問題に対し、具体的にどのように解決すれば良いかを科学的裏づけと豊富な事例とともに紹介する。
  • 内容紹介

    ニュースで「乱獲による漁業資源の危機」、「マグロが食卓から消える」などを目にするようになり問題意識がもたれ始めている。この問題に対し具体的にどのように解決すれば良いかを科学的裏づけと豊富な事例とともに紹介する。
  • 著者について

    市野川 桃子 (イチノカワ モモコ)
    市野川 桃子
    国立研究開発法人水産総合研究センター中央水産研究所資源管理グループ主任研究員。

    岡村 寛 (オカムラ ヒロシ)
    岡村 寛
    国立研究開発法人水産総合研究センター中央水産研究所資源管理グループ長。

    レイ・ヒルボーン (レイ ヒルボーン)
    レイ・ヒルボーン
    1947年生まれ。米国ワシントン大学教授。海洋生態学者、漁業資源学者。

    ウルライク・ヒルボーン
    ウルライク・ヒルボーン
    レイ・ヒルボーン夫人。

乱獲―漁業資源の今とこれから [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東海大学出版部 ※出版地:平塚
著者名:レイ ヒルボーン(著)/ウルライク ヒルボーン(著)/市野川 桃子(訳)/岡村 寛(訳)
発行年月日:2015/12/05
ISBN-10:4486020804
ISBN-13:9784486020806
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:水産業
言語:日本語
ページ数:154ページ
縦:21cm
その他: 原書名: Overfishing:What everyone needs to know〈Hilborn,Ray;Hilborn,Ulrike〉
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