私は一本の木 [単行本]

私は一本の木 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  瀬戸内の小島から心はいつも広い世界を羽ばたいている。ハンセン病療養所長島愛生園で７８年を生き、米寿を迎えた人が刻む、きらめく人生の足跡。第二作品集。５４編収録。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  私のふるさと（おとっちゃん、戻った
  燕の巣　ほか）
  愛生園の子供（霜と霰の歳月
  足を失うとき）
  夫と共に（カブトガニ
  草餅　ほか）
  懐かしい人たち（あの牛乳が飲みたい
  鐘撞き堂　ほか）
  こころの風景（夫
  足音　ほか）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  宮崎 かづゑ(ミヤザキ カズエ)
  １９２８（昭和３）年岡山生まれ。１９３８（昭和１３）年１２月末、１０歳で国立療養所長島愛生園（現・岡山県瀬戸内市）入園。入園直後、注射針から雑菌が入り、左足の大手術をする。１２～１３歳頃、少年舎（子供の寮）がある「望ヶ丘」へ移る。愛生学園（園内の小学校）の尋常科３年生に編入学するが、治療や戦争のため学校に通えたのは正味２年であった。戦後、１９歳のときに右足を切断。２３歳で療友の宮崎孝行氏と結婚。園内の購買部経理担当者等として働いていた夫を主婦として支える

• 出版社からのコメント

  昭和13年から78年間、ハンセン病療養所長島愛生園で暮らし、米寿を迎える人が来し方を振り返り、いま思うことを綴る第二作品集。

• 内容紹介

  昭和13年、10歳で故郷の家族と別れ、ハンセン病療養所長島愛生園へ。78年間をこの地で生き、米寿を迎える人が故郷の日々や療友の思い出、夫との暮らしをはじめ、来し方を振り返り、いま思うことを綴る。「長島で精一杯生きてきて、人生に悔いがない」と語る著者の文章は、どこまでも瑞々しく、力強い。ひとつの時代を、自立した精神で生き抜いた女性の姿に多くの人が励まされることだろう。多くの読者を得た『長い道』に続く第二作。エッセイ約50編収録。

私は一本の木 [単行本] の商品スペック