Catalogue,Simon Fujiwara〈2016〉 [単行本]

Catalogue,Simon Fujiwara〈2016〉 の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １　作品図版
  ２　テキスト
  ３　論考（鏡の中に見えるものサイモン・フジワラが映し出す私たちの姿
  フジワラの芸術的効果
  幸福の経済学）
  ４　資料（作品リスト
  展覧会歴）

• 出版社からのコメント

  国際的に高い評価を得るベルリン在住のアーティスト、サイモン・フジワラ本邦初の作品集。

• 内容紹介

  日本人の父、イギリス人の母の間に生まれ、現在はベルリン在住のアーティスト、サイモン・フジワラ。2010年に現代美術の優れた若手アーティストに贈られるカルティエ・アワードを受賞、2012年にはイギリスのテート・セントアイヴスで大規模個展が行われるなど、国際的に高い評価を得ています。4歳まで日本で暮らした彼の、母国・日本の美術館における初個展にあわせた本邦初の作品集です。
  幼少期を過ごした母の故郷イギリスをはじめ、その国際的なバックグラウンドからあたりまえと思われていることを検証する目を養い、それを鮮やかな手法で作品へと展開させます。
  私たちが日ごろ無自覚に受け止めている事柄をあらためて見つめるために挿入される架空の物語は、「真実を知るための愛に満ちた嘘」と捉えることができるでしょう。現代社会を鋭く分析しつつユーモアをまじえて表現する作品は、歴史や事実がいかに恣意的に構築されてきたかということに気づかせてくれます。
  本書は最初期から最新作にいたる34作品を、自身による構成アイデアと各作品についてのテキストを主軸に構成します。また、同時開催展「サイモン・フジワラ　ホワイトデー」担当キュレーター、野村しのぶ、ニューヨークを拠点に活動するライター、クリストファー・グレイゼック、フジワラの実兄であり経済学者でもあるダニエル・フジワラによる3本の論考が示唆する視点は、新たな角度によって、さらなる読書を深めます。
  ブラスティック・カバーに包まれた真っ白でクリーンな佇まいをもつ、サイモン・フジワラの圧倒的なセンスが光る一冊に仕上がりました。
  
  展覧会「サイモン・フジワラ　ホワイトデー」
  2016年1月16日（土）─ 3月27日（日）
  会場：東京オペラシティ アートギャラリー

• 著者について

  サイモン・フジワラ (サイモンフジワラ)
  1982年イギリス・ロンドン生まれ、ベルリンを拠点に活動。2005年ケンブリッジ大学で建築を専攻。フランクフルト造形美術大学にてサイモン・スターリングのもとで美術を学ぶ。2010年、フリーズ・アートフェアのカルティエ・アワードを受賞。2012年、テート・セントアイヴスにて大規模回顧展を開催。

Catalogue,Simon Fujiwara〈2016〉 の商品スペック