仮名遣書論攷(研究叢書) [全集叢書]
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出版社:和泉書院
販売開始日: 2016/02/05
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仮名遣書論攷(研究叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本著では行阿の『仮名文字遣』から近世期の『古言梯』及びそれに連なる仮名遣書まで、成立や特徴、そこから得られる日本語に関わる情報について論じることにより「仮名遣書」の史的変遷を通覧し、当時の文字社会がどのようなものであったのかという背景まで考察を広げ、「仮名遣書の歴史」を「日本語の歴史」として積極的に認識し記述を行う。
  • 目次

    序章 仮名遣書の概観  
     仮名遣いの定義
     仮名遣いと仮名遣い説
     『下官集』は仮名遣書か
     仮名遣書を必要とする文字社会について
     仮名遣書を辞書体資料としてとらえる  

    第一章 『仮名文字遣』  
     『仮名文字遣』諸本について:版本『仮名文字遣』諸本について
                  :写本 清泉女子大学附属図書館蔵「慶長七年本」
     『仮名遣秘抄』について
     『仮名文字遣』の抄出本
     貼り合わされたテキスト
     諸テキストの系譜的聯関について
     室町期における『仮名文字遣』をめぐる人々
     原『仮名文字遣』を探る
     長い見出し項目
     「万葉」と注記のある見出し項目
     『仮名文字遣』と『和名類聚抄』
     見出し項目に添えられた漢字列
     複数の漢字列が置かれた見出し項目
     見出し項目の漢字列が増えていく場合
     見出し項目が漢語である場合

    第二章 『新撰仮名文字遣』  
     『新撰仮名文字遣』の諸本について
     清泉女子大学附属図書館蔵本「新撰仮名遣」について
     『仮名文字遣』と『新撰仮名文字遣』
     長い見出し項目の削除
     慶長版本と『新撰仮名文字遣』との対照
     発音と仮名遣い
     頭に書かざる仮名の事
     『新撰仮名文字遣』の漢語

    第三章 中世末から近世初期にかけて編まれた仮名遣書  
     三―一 仮名遣書の編者  
        二条良基(一三二〇~一三八八)
        牡丹花肖柏(一四四三~一五二七)
        一條兼良(一四〇二~一四八一)
        三条西実隆(一四五五~一五三七)
     三―二 『後普光園院御抄』(持明院家伝書第五)
        定家卿仮名文字遣序
        端のい・奥のひ
        定家卿仮名遣少々
        父字・母字
        和語の仮名遣い
        字音語の仮名遣い
        長音・撥音の認識
        活用意識の胚胎 
     三―三 一条兼良『仮名遣近道』  
        いろはと五十音図と
        『仮名遣近道』について
        活用意識
        「本字」という認識
        音・よみ
        体・用
     三―四 三条西実条『仮名遣近道抄』(持明院家伝書第四)  
       『仮名遣近道抄』の概観
        仮名遣いと発音との乖離意識
        四つ仮名
        かた濁り―半濁音の認識
        重い・軽い
        丹抄かなつかひ―仮字遣近道略歌
        送り仮名
        混ぜ書き
     三―五 逍遙院『仮名遣』  
        五音に通う 仮名と発音との乖離の意識
     三―六 夢老『仮名遣近道』  

    第四章 『類字仮名遣』『初心仮名遣』
     四―一 『類字仮名遣』    
      四―一―一辞書的傾向  
          概観  
      四―一― 二 出典注記に着目して  
         「日本紀」「万葉」
         「倭名」「多識」
         「二人丸秘」「三智」
          三つの世界   
      四―一―三『新撰仮名文字遣』と『類字仮名遣』との比較  
          収められた字音語 収められた口語
     四―二 『初心仮名遣』   
        序について
       『初心仮名遣』の体例について
        見出し項目となっている漢語

    第五章 契沖『和字正濫抄』  
     テキスト成立にいたるまで
     見出し項目となっている地名
     版本『和字正濫抄』において出典注記がない見出し項目
     真名未考
     俗語の仮名遣い

    第六章 『古言梯』 
     『古言梯』をどうとらえるか
     見出し項目の排列
     語義を示す
     濁音の表示
     複数の見出し項目
     複数の漢字表記
     中国風漢字列
     一言 

    第七章 『古言梯』に連なる仮名遣書 
     七―一 『正誤仮名遣』  
     七―二 『増補正誤仮名遣』  
     七―三 『仮字拾要』  
     七―四 『雅言仮字格』『雅言仮字格拾遺』 
     七―五 『増補古言梯標注』  
     七―六 『和字便覧』  
     七―七 『古今仮字つかひ』  
     七―八 『尚古仮字格』  
     七―九 『雅俗仮字つかひ』(『文章仮字用格』)
     七―十 『掌中仮字便覧』  
     七―十一 『たつかつゑ』  
     七―十二 『和字法』  
     おわりに
      

    付影印 清泉女子大学附属図書館蔵『新撰仮名文字遣』、異本『新撰仮名文字遣』  
    索引
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    今野 真二(コンノ シンジ)
    1958年、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。著書『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第三十回金田一京助博士記念賞受賞)ほか
  • 出版社からのコメント

    行阿の『仮名文字遣』から『古言梯』他までの仮名遣書の史的変遷を通覧し、日本語の歴史として記述。多くの知見を含む一書である。
  • 内容紹介

    本著では行阿の『仮名文字遣』から近世期の『古言梯』及びそれに連なる仮名遣書まで、成立や特徴、そこから得られる日本語に関わる情報について論じることにより「仮名遣書」の史的変遷を通覧する。
    その中で、各々の仮名遣書の関係性や当時の文字社会がどのようなものであったのか、という背景にまで考察を広げ、「仮名遣書の歴史」を「日本語の歴史」として積極的に認識し記述を行い、巻末には清泉女子大学蔵『新撰仮名文字遣』、異本『新撰仮名文字遣』の影印を付す。
    「仮名遣書」とは何かという、根源的な問題に立ち返る、新しい一書である。
  • 著者について

    今野 真二 (コンノ シンジ)
    1958年、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、現在、清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。著書 『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第三十回金田一京助博士記念賞受賞)『文献から読み解く日本語の歴史』(笠間書院、2005年)『百年前の日本語』(岩波新書、2012年)『常用漢字の歴史』(中公新書、2015年)『図説日本語の歴史』(河出書房新社、2015年)ほか

仮名遣書論攷(研究叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:今野 真二(著)
発行年月日:2016/02/06
ISBN-10:4757607776
ISBN-13:9784757607774
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:353ページ
縦:22cm
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