中世釈教歌の研究―寂然・西行・慈円 [単行本]
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中世釈教歌の研究―寂然・西行・慈円 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2016/02/16
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中世釈教歌の研究―寂然・西行・慈円 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    和歌は長い伝統の中でいつしか仏教と結びつき、仏教文化の一つとしても意義づけられ存在し続けた。なぜ仏教の教義や言葉と和歌はここまで接近し、同等と見なされるようになったのか。平安末期から鎌倉初頭、寂然・西行・慈円が生きた時代の釈教歌から考える。
  • 目次

    はじめに
    凡例

    序 章 中世初期の和歌と仏教―その研究史
    一 和歌と仏教の接点/二 仏教的和歌観の問題/三 釈教歌の問題/四 釈教歌以外の和歌と仏教/五 文学と宗教の間/六 本書の構成 

    第一部 寂然
    第一章 寂然『法門百首』の形成と受容
    一 成立と企画の目的/二 全体の構成と題の採集意識/三 和歌の表現/四 和歌の後代への影響/五 左注の構造/六 左注の後代への影響/七 おわりに 
    第二章 寂然『法門百首』と天台思想―浄土を観る  
    一 はじめに/二 天台の唱導テクストとしての『法門百首』/三 円教の発心としての和歌/四 四季の風景と煩悩即菩提/五 恋情と一念三千・中道/六 浄土の風景を観る/七 仏・菩薩・二乗の姿を観る/八 おわりに 
    第三章 恋と仏道―寂然『法門百首』恋部を中心に
    一 はじめに/二 恋と仏道の歌題の流行と『法門百首』/三 『法門百首』と『発心集』/四 寂然と澄憲/五 明恵『四座講式』との関わり/六 おわりに 

    第二部 西行
    第四章 『聞書集』「法華経二十八品歌」の詠法をめぐって
    一 研究史/二 花と月と山と海と/三 冒頭序品歌の読解/四 『山家集』巻末「百首」・『久安百首』との関連/五 寂然『法門百首』との関連/六 詠法の特徴/七 成立をめぐって 
    第五章 西行「あみ」の歌をめぐって
    一 あみ漁はなぜ深い罪なのか/二 歌群からの考察/三 網と阿弥陀の掛詞/四 その他の仏教語を掛詞とする歌/五 海人の無明の罪と生態への興味/六 日本語と仏教語の縁/七 王越・青海・長船の西行伝承
    第六章 西行と海浜の人々
    一 はじめに/二 海人に語りかける西行/三 西行が接した海人/四 西行の殺生観と唱導/五 おわりに

    第三部 慈円
    第七章 慈円『法華要文百首』と法華法
    一 はじめに/二 『法華要文百首』題と『法華別帖』「要文」との関わり/三 『法華別帖』「要文」の性格/四 『法華要文百首』題の性格
    第八章 慈円『法華要文百首』と後鳥羽院
    一 はじめに/二 「病即消滅」題の歌/三 「世間相常住」題の歌/四 「止々不須説」題の歌/五 「如世尊勅」題の歌/六 おわりに
    第九章 慈円「金剛界五部」の歌をめぐって
    一 はじめに/二 仏部の歌/三 蓮華部の歌/四 宝部の歌/五 金剛部の歌/六 羯磨部の歌/七 密教観相の歌の中で

    終 章 宗教テクストとしての和歌  
    一 永遠を観る/二 仏教における和歌の役割 

     初出一覧
     あとがき
     和歌・歌謡・俳諧索引
     書名索引
     人名・仏名・事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山本 章博(ヤマモト アキヒロ)
    1974年神奈川県生。1996年上智大学文学部国文学科卒業。2001年上智大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。2001年学習院高等科教諭。現在、大正大学文学部准教授。博士(文学)
  • 内容紹介

    釈迦の教えの和歌(=釈教歌)から、浄土を観る。

    和歌は長い伝統の中でいつしか仏教と結びつき、仏教文化の一つとしても意義づけられ存在し続けた。なぜ仏教の教義や言葉と和歌はここまで接近し、同等と見なされるようになったのか。平安末期から鎌倉初頭、寂然・西行・慈円が生きた時代の釈教歌から考える。

    【 和歌は長い伝統の中でいつしか仏教と結び付き、仏教文化の一つとしても意義づけられ存在し続けた。僧は和歌を詠み、和歌を詠むことは仏教の真髄を悟る基盤になると信じられ、そしてその和歌によって教化し、人々は和歌によって祈った。この世で苦なく迷いなく生きたい、来世には美しい所に生まれ変わりたいと思うならば、仏教でいう「悟り」とはなんだろう、「浄土」とはどんなところだろう、と人々は思いを巡らす。哲学的な論議が行われる一方、絵画や図像でその姿を表し、また日本では伝統的な和歌によって「悟り」「浄土」を表現し、それを捉えようとした。釈迦の教えの和歌、すなわち「釈教歌」というジャンルが登場するのである。
     平安末期から鎌倉初頭、本書で扱う寂然・西行・慈円が生きた時代、和歌と仏教の同等性を強調する言説が散見されるようになり、同時に釈教歌、特に経文を題とした法文歌が盛んに詠まれ、四季や恋歌の中にも、仏教と関わらせる歌が見られるようになる。この頃が、和歌と仏教が本格的に関わり合い始めた時期であり、その二つの結び付きの回路を解明するためのポイントとなる時代である。仏教の教義や言葉と和歌はなぜここまで接近し、同等と見なされるようになったのか。仏教と和歌の接点である釈教歌の表現の分析からそれを解明したい。本書の問題意識はそこにある。
     現世の風景でありながら現世ではない風景。この世でもあの世でもない風景。無常と永遠の狭間に浮かび上がる風景。その魅惑的な釈教歌の表現世界を紐解いていきたい。】「はじめに」より
  • 著者について

    山本 章博 (ヤマモト アキヒロ)
    1974年、神奈川県生。1996年、上智大学文学部国文学科卒業。2001年、上智大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。2001年、学習院高等科教諭。現在、大正大学文学部准教授。博士(文学)
    著書:『寂然法門百首全釈』(風間書房、2010年、単著)、『慈円難波百首全釈』(風間書房、2009年、共著)など。論文:「一遍上人の和歌表現をめぐって」(『仏教文学』2015年4月)、「慈円の和歌と阿弥陀信仰」(『国語と国文学』2015年5月)など。

中世釈教歌の研究―寂然・西行・慈円 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:山本 章博(著)
発行年月日:2016/02/16
ISBN-10:4305707934
ISBN-13:9784305707932
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:270ページ ※257,13P
縦:22cm
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