近代日本における出産と産屋―香川県伊吹島の出部屋の存続と閉鎖 [単行本]
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近代日本における出産と産屋―香川県伊吹島の出部屋の存続と閉鎖 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2016/03/29
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近代日本における出産と産屋―香川県伊吹島の出部屋の存続と閉鎖 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    社会や共同体、そして女性にとって、産屋の存廃とはどのような意味を持っていたのか。島に保存されていた史料分析と、当時の助産婦や出部屋をめぐる女性たちのライフヒストリーを通じて、産屋の存続と閉鎖のメカニズムを重層的に解明する。
  • 目次

    はしがき

    序章 産屋研究の視角
     一 産屋はどのように描かれてきたか
     二 本書で明らかにすべきこと
     三 研究方法と本書の構成

    第一章 フィールドについて
     一 伊吹島の概要
     二 家族構成と年齢集団
     三 出部屋について
     四 出産に関わる慣習・儀礼
     五 生業と女性の暮らし
     六 交通
     七 伊吹島および周辺の医療環境

    第二章 昭和戦前期における出部屋の産院化
     一 妊産婦保護事業の広まりと産屋へのまなざしの変化
     二 「伊吹産院」の成立
     三 「伊吹産院」の評価

    第三章 戦後の出部屋を活用した近代医療の導入──助産婦のライフヒストリーを通して
     一 助産婦になるまで
     二 伊吹島での開業
     三 出部屋で産ませる
     四 近代医療の導入
     五 伊吹島を去る

    第四章 昭和二〇─三〇年代における出部屋の利用状況とその変化──出産をめぐる共同体の規範と家族の事情
     一 穢れ観に基づく規範
     二 同居の姑から離れての出部屋生活
     三 船霊信仰の弱まりと近代医療導入による影響
     四 穢れ観より優先される「家の事情」
     五 共同体の変化に伴う女性の出部屋離れ

    第五章 昭和四〇─五〇年代における出部屋の閉鎖とその後──家族のなかの女性の選択
     一 出部屋に行くのは経産婦
     二 初産婦の選択と行動
     三 出部屋の閉鎖
     四 出部屋閉鎖後のバリエーション

    終章 出部屋の存続・閉鎖のメカニズムとその意味
     一 伊吹島出部屋の存続と閉鎖のメカニズム
     二 出部屋の存廃が意味すること

    あとがき

    史料
    参考文献
    事項索引
    地名索引
    人名索引
    初出一覧
  • 出版社からのコメント

    出部屋(デービヤ)とよばれた香川県伊吹島の産屋について、社会や共同体の動向と関連させつつ存続と閉鎖を歴史的・民俗学的に検討。
  • 内容紹介

    女性が出産時ないし産後の一定期間、家族と離れて過ごした産屋はかつて日本各地にあり、伊吹島の出部屋も1970年まで利用された。当時の島の史料分析と、当時の助産婦や、出部屋で出産を経験した女性島民のライフヒストリーの聞き取りを通じて、重層的に産屋の存続のメカニズムを解明。日本近代の出産史を女性史・民俗学的に捉え直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伏見 裕子(フシミ ユウコ)
    1983年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(人間・環境学、2015年)。現在、佛教大学、帝塚山大学ほか非常勤講師。公益財団法人世界人権問題研究センター嘱託研究員
  • 著者について

    伏見 裕子 (フシミ ユウコ)
    伏見 裕子(ふしみ ゆうこ) 
    1983年生まれ. 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学. 京都大学博士(人間・環境学, 2015年). 現在:佛教大学, 帝塚山大学ほか非常勤講師 公益財団法人世界人権問題研究センター嘱託研究員 主著:『未来をひらく男女共同参画――ジェンダーの視点から』(西岡正子編著、共筆、ミネルヴァ書房、近刊) 主論文:「産屋と医療――香川県伊吹島における助産婦のライフヒストリー」『女性学年報』第31号、2010年 「戦前期の漁村にみる産屋習俗の社会事業化――香川県「伊吹産院」を中心に」『女性学年報』第32号、2011年 「山形県小国町大宮地区の産屋にみる安産信仰と穢れ観の変化――出産の医療化および施設化との関連を中心に」『女性学年報』第33号、2012年 「島のお産から家族のお産へ――昭和20-30年代における伊吹島の出部屋と女性たち」『女性学年報』第34号、2013年

近代日本における出産と産屋―香川県伊吹島の出部屋の存続と閉鎖 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:伏見 裕子(著)
発行年月日:2016/03/30
ISBN-10:4326602910
ISBN-13:9784326602919
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:224ページ ※198,26P
縦:22cm
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