発達支援の場としての学校―子どもの不思議に向き合う特別支援教育 [単行本]
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発達支援の場としての学校―子どもの不思議に向き合う特別支援教育 [単行本]

東村 知子(編著)麻生 武(編著)
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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2016/02/22
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発達支援の場としての学校―子どもの不思議に向き合う特別支援教育 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    季刊誌『発達』に掲載された7本の事例報告を、“特別支援教育における課題と、本当に必要な支援のための「方法」と「専門性」をさぐる”というテーマに沿って大幅に加筆修正し、再構成。特別支援学校および特別支援学級の教員たちが研究者とともに実践をふりかえり、一人ひとりの子どもに合った教育をどのようにして生み出すかについて考察していく。
  • 目次

    序 章 特別支援教育の「専門性」とはなにか──障がいのある子どもの母親たちの声(東村知子)
     1 「専門的な方法」がもたらす困難
     2 親の声と教師の声
     3 特別支援教育の「方法」と「専門性」
     4 支援の3つの視点
     5 私たちの願いと本書の構成
     6 おわりに──ごく普通の人間についての理解を問い返す

     第Ⅰ部 子どもという存在からのメッセージ──特別支援学校小学部の事例から
    第1章 激しい自傷行為を音楽で緩和する(高橋 浩)
     1 はじめに
     2 Aくんについて
     3 落ち着けない日が続く──第1期(4年生4月)
     4 Aくんが落ち着いて過ごせるための試行錯誤──第2期(4年生5~6月)
     5 あえてかかわらない──第3期(4年生7~9月)
     6 落ち着いていられることが多くなる──第4期(4年生10~12月)
     7 暗室から廊下へ、そしてみんなの中へ──第5期(4年生1~3月)
     8 おわりに──自傷行為をしなくてもすむようなコミュニケーションを

    第2章 泣き叫びの激しい子どもに安心感を育む(高橋 浩)
     1 はじめに
     2 Bくんについて
     3 バスの中での叫び声
     4 3学期から始まった学校内での混乱
     5 Bくんが泣き叫ぶときの原因と理由
     6 解決へ向けての仮説と対応
     7 具体的に取り組んだ内容
     8 Bくんに見られてきた変化
     9 おわりに──「いま子どもにとって必要な対応は何か」を考える

    第3章 名前を呼ばれて「ハイ」と応じるようになるまで(後藤真吾)
     1 はじめに
     2 入学当初のCくんの様子
     3 入学までの様子──保育園、療育教室の引き継ぎ資料より
     4 Cくんを知るための取り組み
     5 私たちが出会ったCくんの様子
     6 取り組みを進めるうえで大切にしたこと
     7 1年を終えてのCくんの変化
     8 おわりに──子どもの将来像をどう描くか

    第4章 「お母さん、明日はこんな勉強をするんだよ」──相手に伝えようとする力の育ち(大城徳子・後藤真吾)
     1 はじめに
     2 Dくんについて
     3 大人からの働きかけを受け止める──1・2年生
     4 絵や写真カードによる指導と発音指導──3・4年生
     5 音声やジェスチャーでやりとりする──5・6年生
     6 おわりに──相手に伝えようとする力の育ち

    第5章 第I部のまとめと考察──子どもの「パニック」をどう受け止めるか(麻生 武)
     1 はじめに
     2 子ども自身に委ねる
     3 「パニック」の意味を読む
     4 学校空間に誘う
     5 待ち受けるさまざまな困難
     6 「いま・ここ」でなされるコミュニケーション

     第Ⅱ部 子どもたちにとって教員はどのような存在なのか
         ──特別支援学校小学部・高等部、特別支援学級の事例から
    第6章 「イヤイヤ」から“ピース”へ──人とのかかわりを楽しめる子どもに(後藤真吾)
     1 はじめに
     2 入学までの家庭での様子
     3 体験入学および一日入学の様子
     4 保育園での様子──引き継ぎ資料からの抜粋
     5 養護学校入学当初の様子
     6 学校での取り組みの概要
     7 Eちゃんの変化をうながしたもの
     8 おわりに──子どもの変化を家庭と確認し合う

    第7章 “ここが居場所だよ”──学校全体での支援体制づくり(山口有子)
     1 はじめに
     2 Fちゃんについて
     3 支援の目標と計画
     4 Fちゃん自身の変化
     5 周囲の人々や環境の変化──Fちゃんとともに生きる
     6 おわりに──学校全体での支援体制づくり

    第8章 「ぼく、友だちと何を話していいか、わからないんだ」──周りの生徒との関係の中に絡め取られるまで(大城徳子)
     1 はじめに
     2 家族構成と生育歴
     3 高等部1年生のころの様子
     4 Gさんとの出会い──高等部2年生・1学期
     5 「友だちがほしいんだ!」
     6 「喫茶G」開店!──2年生2・3学期
     7 「え? 怒ってるの?」──3年生1学期
     8 おわりに──周りの生徒との関係の中で

    第9章 第Ⅱ部のまとめと考察──子どもという存在にどう向き合うか(東村知子)
     1 かかわりの工夫と特徴
     2 かかわりの意味とその背景
     3 子どもの変化から考える
     4 コミュニケーションと他者性──実践からの示唆

     第Ⅲ部 特別支援教育をめぐる4つの「8」
    第10章 よい先生/悪い先生とは
     1 通常学級と特別支援学校は何が違うか
     2 学校のルールと教員による考え方の違い
     3 親と教員のずれをどう解消するか
     4 必要なのは「時間」と「余裕」

    第11章 特別支援教育では何を育てるべきか
     1 人と一緒にいられる力
     2 数や言葉をどう教えるか
     3 生きる力につながる学びとは

    第12章 特別支援教育はインクルージョンに反するか
     1 特別支援学校の存在意義と課題
     2 制度に頼らないインクルージョンの可能性

    第13章 障がいの軽い子どもたちを特別支援学校でどう支援するか
     1 自己認識を深めるためのかかわり
     2 乳幼児期に必要な体験をやり直す

    終 章 専門家とマニュアルを越えて──子どもの不思議に向き合う(麻生 武)
     1 特別支援教育の「専門家」?
     2 専門家とは何か
     3 教育現場にも「専門家」は存在するか
     4 教育の現場に「専門家」が不要な2つの理由
     5 目の前の子どもからの出発
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    東村 知子(ヒガシムラ トモコ)
    京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)(京都大学)。現在、奈良学園大学奈良文化女子短期大学部幼児教育学科准教授

    麻生 武(アサオ タケシ)
    大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学、博士(文学)(大阪市立大学)。現在、奈良女子大学理系女性教育開発共同機構特任教授、奈良女子大学名誉教授
  • 出版社からのコメント

    特別支援教育は「専門家」に任せるべき? 子どもたちの不思議と出会える新しい“専門性”を探求する
  • 著者について

    東村 知子 (ヒガシムラ トモコ)
    2016年2月現在奈良学園大学奈良文化女子短期大学部幼児教育学科准教授

    麻生 武 (アサオ タケシ)
    *2016年2月現在奈良女子大学理系女性教育開発共同機構特任教授奈良女子大学 名誉教授

発達支援の場としての学校―子どもの不思議に向き合う特別支援教育 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:東村 知子(編著)/麻生 武(編著)
発行年月日:2016/02/25
ISBN-10:4623075834
ISBN-13:9784623075836
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:21cm
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