科学と文化をつなぐ―アナロジーという思考様式 [単行本]
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科学と文化をつなぐ―アナロジーという思考様式 [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2016/03/15
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科学と文化をつなぐ―アナロジーという思考様式 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに(春日直樹)

    序論 科学と文化をつなぐアナロジー(春日直樹)
     1 第3のつなぎ方
     2 専門を越える難しさ
     3 〈共通の場所〉のためのアナロジー
     4 推論形式としてのアナロジー
     5 自然科学と人文社会系の研究との対比
     6 本書の構成と論点

    I 文化を科学的に,科学を文化的に理解する
    1章 間(ま)は記号か――ゼロ記号再考(田中久美子)
     1 はじめに
     2 本稿の記号的対象
     3 ゼロ記号の列挙
     4 間はどのような記号か
     5 記号の原型としての曖昧なゼロ記号
     6 おわりに
    2章 ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論(檜垣立哉)
     1 はじめに
     2 ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論
     3 ハイデガーの農民とドゥルーズ=ガタリの冶金術師
     4 機械的系統流
     5 メジャー科学とマイナー科学
     6 冶金術と機械的系統流
     7 群れの力能
     8 金属からサイボーグへ

    II 科学的探究にかかわるアナロジー
    3章 類推としてのアナロジー――地球の内核の異方性のモデリングを行った一研究を事例として(吉田茂生・中尾 央)
     1 類推(アナロジー)と科学の方法
     2 アナロジーの定義の検討
     3 筆者の内核研究における類推の利用
     4 まとめ
    4章 人工物とのアナロジーで理解する視覚(河野憲二)
     1 眼とカメラ
     2 眼を動かさないで見る外界と人工知能による画像処理
     3 眼を動かして見る外界と映画のカット,カーナビ
     4 アナロジーがつなぐ科学と技術
    5章 ニワトリの空間行動であそぶ――乳幼児のためのゲームアプリケーション(岡部佳世)
     1 はじめに
     2 ニワトリの位置情報取得実験から空間歩行パターンを抽出する
     3 歩行パターンをアナロジカルにプログラムに用いる
     4 おわりに
    6章 伊谷純一郎の霊長類社会学――「人間的理解」と思考の型(黒田末寿)
     1 はじめに
     2 霊長類学の誕生と発展
     3 「人間家族の4条件」とファミロイド仮説
     4 伊谷純一郎の霊長類社会学
     5 伊谷純一郎の思考――不変なものを求めて
    7章 霊長類学における共感と共存(足立 薫)
     1 霊長類学の方法
     2 参与と共感の経験
     3 混群を観察する
     4 ともに在る

    III 文化理解のためのアナロジー
    8章 人が家で死ぬということ――死のプロセスについての南タイのフィールドからの人類学的実践(西井凉子)
     1 はじめに
     2 家で死ぬこと,病院で死ぬこと
     3 死と身体
     4 おわりに
    9章 贈与と賠償――アナロジーの双方向性と非対称性(春日直樹)
     1 「モカ」と呼ばれる贈与
     2 モカと賠償の不可解な関係
     3 モカと賠償の双方向的なアナロジー
     4 双方向性,対称性,同一性
    10章 野(フィールド)から紙(ペーパー)へ――生態人類学のドキュメンテーション(河合香吏)
     1 はじめに
     2 東アフリカ牧畜民は「家畜の数を数えない」
     3 フィールドで数える――個体識別とクロスチェックのためのデータ収集
     4 帰国後に数える――牛群の年次動態に向けて
     5 結びにかえて――生態人類学のドキュメンテーションと人々の「生」の姿

    IV 科学と文化の出会いにおけるアナロジー
    11章 宇宙における我々の位置――科学と哲学の協奏(青木滋之)
     1 はじめに
     2 宇宙における我々の位置――三つの用法
     3 アナロジーとは――科学哲学の視点から
     4 我々の位置の変遷――古代から現代の系外惑星まで
     5 宇宙における我々の位置――アナロジカルな思考の史的展開
    12章 記号の離床――将棋電王戦にみる人間と機械のアナロジカルな相互作用(久保明教)
     1 はじめに
     2 揺れ動く意味
     3 ゲームの内と外
     4 揺らぐ実践の境界
     5 アナロジカルな相互作用
    13章 心的概念の前提としての,脳・還元・システム(平 理一郎)
     1 はじめに
     2 方法論的革新
     3 思考実験「桜を見て感動する」
     4 脳のシステム的理解
     5 おわりに

    V アナロジーの再理解,科学と文化の再理解へ
    14章 人が「自然」を産み出す話――異質なものの普遍性(中村恭子)
     1 はじめに――頭を擡げるアルシブラ
     2 忘れ得ぬ人々
     3 珠の訪れ――熊と人の共立
     4 異質なものの普遍性
     5 逸楽の士が嗜むアナロジー
     6 おわりに――ラッキーコイン~空虚な坩堝になって
    15章 アナロジーとパラロジー――内在性の浜辺でシミュラクルに賭けること(近藤和敬)
     1 アナロジー的思考
     2 アナロジーとイデア的思考
     3 上昇的認識=イデア的思考の方法一――カヴァイエスの「範例」
     4 上昇的思考=イデア的思考の方法二――ロトマンの「イデア的弁証法」
     5 ドゥルーズの「プラトニズムの転倒」と「シミュラクル」
     6 パラロジーとの賭け――カヴァイエス「コレクティフから賭けへ」
     7 確率ゼロの賭けとしてのパラロジー
    16章 アナロジーの位相――利口なハンスの知性はどこにあるか(郡司ペギオ幸夫)
     1 はじめに
     2 双対空間と不動点
     3 利口なハンス
     4 アナロジーという逸脱
     5 脳の中のアナロジー
     6 おわりに
    総括(春日直樹)
     1 アナロジーが提起する諸テーマ
     2 科学と自然言語とのアナロジカルな関係
     3 科学と文化の相補性
     4 変動と試練

    執筆者一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    春日 直樹(カスガ ナオキ)
    一橋大学大学院社会学研究科教授。人類学。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。北海道大学文学部、奈良大学社会学部、大阪大学大学院人間科学研究科などを経て、現職
  • 出版社からのコメント

    哲学、人類学、自然科学、芸術など多様な専門家が集い、学問の方法論を見つめなおす。
  • 内容紹介

    アナロジーは研究の専門性と動向を特色づけると同時に,分野を越えて研究者をつなぐ.ときに危うく,ときにエキサイティングに,私たちが〈共通の場所〉にいることを確認させる――.哲学,人類学,自然科学,芸術など多様な専門家が集い,思考様式を見つめなおす.
  • 著者について

    春日 直樹 (カスガ ナオキ)
    春日 直樹
    春日直樹:一橋大学大学院社会学研究科教授/東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員

科学と文化をつなぐ―アナロジーという思考様式 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:春日 直樹(編)
発行年月日:2016/03/21
ISBN-10:4130603159
ISBN-13:9784130603157
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:341ページ
縦:22cm
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