津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 [単行本]
    • 津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 [単行本]

    • ¥1,98060 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009002538849

津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 [単行本]

価格:¥1,980(税込)
ゴールドポイント:60 ゴールドポイント(3%還元)(¥60相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:すぴか書房
販売開始日: 2016/03/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    そのとき、あなたはどうしますか?「とにかく逃げろ!」はまやかしです。逃げられない災害弱者もいるのです。生き延びるために、津波避難における大原則と「正しい避難のしかた」を知りましょう。東日本大震災では、どのようなことが、なぜ起ったのか。その事実を見直すと、尊い犠牲から、学ぶべきことがたくさん見えてきます。防災対策は地域づくり。主役はあなた自身です。
  • 目次

    序章 東日本から西日本へ次に備えるために
    経験したことのない被災/津波避難対策特別強化地域の意味
    第1章 津波を起こす地震のしくみ
    1 プレートとトラフ
    2 まず大地震  震度とマグニチュード/津波の可能性/南海トラフの大地震
    3 津波とは  海そのものの移動/速度と破壊力/津波の周期
    4 確かな予測はできない  非線形の現象/なぜ予測できないのか
    5 予測や想定の受けとめ方  津波ハザードマップの作られ方/防災会議で検討されること /ひとつのシナリオに過ぎない
    6 避難対策  誰もが当事者に/生きる力を育てる
    第2章 「とにかく逃げろ」では助からない人たち
    1 人間的な視点からの対策  行動の問題/からだの問題/こころの問題
    2 災害弱者とは  高齢社会
    3 誰でも災害弱者になり得る   そこに残して逃げられますか?/決して少数派ではない
    4 対策の基準を災害弱者に
    5 こころのつながりを守る
    6 災害に備える三つの基本
    第3章 東日本大震災で実際に起こったこと
    1 津波被災範囲の大きさを知る
    2 釜石の奇跡が教えること  逃げきった子どもたち/避難距離800メートル/なぜ裏山に登らなかったのか
    3 避難の現実を知る  宮城県南三陸町志津川地区/岩手県陸前高田市
    4 人間的な理由  なぜ逃げ遅れるのか/避難をあきらめた人たち
    第4章 災害中の避難
    1 災害避難の三つの型  災害前の避難/災害後の避難/災害中の避難
    2 あなたならどうしますか?
    3 地震・津波避難の全体像  地震が起こったとき(かえって危険な「だんご虫」のポーズ)/家を脱出するとき/避難移動するとき/避難場所に到達するとき
    4 実際に使える時間
    5 避難する人間の問題  足の速さを知る/強者と弱者/平均値を基準にできるか/整数倍か、分数倍か/自力では動けない人
    6 チャンピオンデータは使えない
    7 転ぶということ
    8 なぜ徒歩なのか
    9 一列縦隊の危険性
    10 小さな遅れが積み重なると
    第5章 みえてきた地震・津波対策の問題点
    1 ほんとうに逃げ遅れたのか  間に合うかどうかの検討
    2 意識や体力の強化が対策ではない  防災意識など高まらない/からだを鍛えろ?/虐待になってしまうかもしれない/あきらめを呼ぶ対策になっていないか
    3 公的な避難場所とは  住民自身にしかできないこと
    第6章 津波避難の大原則
    1 地面の上で遭遇してはならない
    2 高さか、距離か
    3 どこで犠牲になったのか  石巻市の被害―運命の10メートル/東松島市野蒜地区の証言/市街地での避難(釜石市)―多くの建物が流されずに残っているのに
    4 助かっていたかもしれない人たち
    5 津波高と遡上高の関係
    6 逃げ続けることに執着しない
    7 津波避難は高鬼(たかおに)
    8 安全は一つではない  いろいろな避難場所/身の丈の避難/後ろに戻る避難
    9 地域全体を避難場所に
    10 孤立は敗北ではない
    第7章 避難の計画と行動の実際
    1 あらかじめ決めておく  そのとき、危険は判断できない/オンサイトのリスクマネジメント/事前対策がすべて
    2 残された時間  釜石市沿岸部の旅館の事例/陸前高田市米崎地区の例消防団
    3 津波と競走はできない
    4 飛行機のピンチにパイロットはどう考えるか  増加関数法/減少関数法/達成の確実性を優先させる
    5 予定外の避難行動をすると
    6 避難目標を決める  外部目標への避難計画/自宅避難という選択肢
    7 保育園や小学校の子どもたちの避難―施設外避難が必要なのか?  集団避難の難しさ(全員が助からなければならない/子どもたちの集団の特徴/がんばりがきかない)校舎を離れることのリスク/命が助かるための最小限の避難―より高い階へ/登下校時の避難(上級生のリーダーシップ)/小学校の移転計画について
    8 情報を使う  気象庁が発信する情報/情報が乏しい中での避難/ラジオを鳴らし続ける/待たない、迷わない/防災無線
    9 極めて短時間の避難  北海道奥尻島青苗地区での対策
    10 災害弱者の避難援護  「助けは来ない」を基本に考える/助ける側の心得―完璧を目ざさない/避難の形を事前に決めておく
    第8章 避難場所で命を守る
    1 避難場所に馴染んでおく
    2 からだを冷やさない
    3 暑さ対策
    4 事前の準備  赤ちゃん/高齢者、疾患のある人
    5 備蓄物品
    6 トイレは最優先の課題
    7 避難タワーの問題点
    第9章 動きだした地域での災害弱者対策
    1 自治会と社会福祉協議会が中心となって進む対策(志摩市志摩町和具地区)  まち歩き/段階的な避難/避難所
    2 小学校と町づくり協議会が中心で進む対策(伊勢市東大淀町)
    3 産学官民の連携で進む対策(伊勢市大湊町)
    終 章 主役は地域、そしてあなた自身です
    1 地域を知り、自分を知る  避難とは難を避けること/「できること」しかできない
    2 対策の根や幹を育てる
    3 対策の車輪  自助で生き延びる/ホイールとタイヤ/助けられやすい行動
    4 小学校を対策の拠点に
    5 災害対策は総力戦  テーブルにすべてを/コミュニティーの力/看護の力を活かす
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    清水 宣明(シミズ ノブアキ)
    愛知県立大学看護学部教授。専門:微生物学、感染制御学、コミュニティケアシステム。略歴:1959年、栃木県鹿沼市生まれ。山形大学理学部卒業。千葉大学医学部生化学教室、国立がんセンター研究所ウイルス部で基礎医学の研究を開始。成人T細胞白血病ウイルス2型(HTLV‐2)の遺伝子構造の世界初の決定プロジェクトに参加、同時に山形大学理学部修士課程入学。1986年、群馬大学医学部博士課程に進学、エイズウイルスの研究に取り組む(後天性免疫不全症候群;AIDSは当時大きな社会問題となっていた)。1990年、医学博士。2013年4月より現職
  • 出版社からのコメント

    南海トラフ地震・津波対策が急がれる。東日本大震災の事実に学び、誰もが実行可能な避難行動の原則を明示した、まさに必読の書!
  • 内容紹介

    そのとき、あなたはどうしますか?
    「とにかく逃げろ!」はまやかしです。
    逃げられない災害弱者もいるのです。生き延びるために、
    津波避難における大原則と「正しい避難のしかた」を知りましょう。
    東日本大震災の事実を見直すと、尊い犠牲から学ぶべきことがたくさん見えてきます。
    巨大な地震・津波には勝てない。いつ起るか予測もできない。でも、絶望する必要はありません。
    本書を読めば、「負けない」ために、誰にでも実行可能な方法があることがわかります。津波避難学は災害弱者の希望を引き出す科学なのです。自然の制圧をめざす科学ではありません。いま生きている人間の視点で、危急存亡の「難を避ける」ための最善を追求しています。最優先は命が助かることです。それを可能にする地域をめざしましょう。防災対策は地域づくり。主役はあなた自身です。
  • 著者について

    清水宣明 (シミズノブアキ)
    愛知県立大学看護学部教授。1959年栃木県鹿沼市生まれ。山形大学理学部卒業後、成人T細胞白血病ウイルス2型(HTLV-II)の遺伝子構造の世界初の決定プロジェクトに参加。1986年群馬大学医学部博士課程進学、エイズウイルスの研究に取り組む。1990年、医学博士。1993~1994年フランス(パリ)のコシャン分子遺伝学研究所留学。群馬大学医学部講師を経て2013年4月より現職。2009年の新型インフルエンザ流行を機に感染制御研究を開始、小学校内の流行進行の仕組みと学級閉鎖の効果を解明。その後、地域の健康と安全へとテーマを広げ、三重県伊勢地域で南海トラフ地震・津波対策に関わるなかで、災害弱者の視点に立った科学的な「避難学」の必要性を痛感。地域で勉強会や講演会を重ねる(すでに100回を超える)。現在、具体的な対策づくり(地域との共同研究)が進行中。毎日新聞地方版にコラム「看護の視点からの地域の災害弱者対策を」を連載。

津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 の商品スペック

商品仕様
出版社名:すぴか書房 ※出版地:和光
著者名:清水 宣明(著)
発行年月日:2016/03/24
ISBN-10:4902630257
ISBN-13:9784902630251
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:天文・地学
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:19cm
他のすぴか書房の書籍を探す

    すぴか書房 津波避難学―命が助かる行動の原則と地域ですすめる防災対策 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!