世界大学ランキングと知の序列化: 大学評価と国際競争を問う [単行本]
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世界大学ランキングと知の序列化: 大学評価と国際競争を問う [単行本]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2016/04/05
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世界大学ランキングと知の序列化: 大学評価と国際競争を問う の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    民間ビジネスである「世界大学ランキング」が、国家の高等教育政策の基準として採用され、世界中の知の生産現場で混乱を生んでいる。「東大がアジア1位から転落」という報道は、何を意味するのか?現代の大学に突きつけられた課題と挑戦について、現場をリードする専門家が会し、「世界大学ランキング」の実態と背景、大学評価の国際化、知の序列化を論じ、個別特性を活かした発展のために、新しい大学のあり方を提案する。大学人、教育関係者、学生、政策担当者、メディア関係者必読。
  • 目次

    序章 大学ランキングと知の序列化――国際競争のなかの日本の大学(石川真由美)
    1 「学術軍拡」と日本の大学
    2 ランキング低下と大学批判
    3 ランキング時代の大学と研究
    4 知のヘゲモニーを超えて

    第1部 大学ランキングの社会経済構造

    chapter 1 誰のために,何のために?――大学ランキングと国家間競争(スーザン・ライト)
    1 教育の技法から監査の技法へ――序列化の技法に荷担する大学
    2 成績序列化の社会史
    3 グローバル・スケールへの転換と競争国家
    4 説明責任としてのランキングか,それとも駆け引きとしてのランキングか?
    5 ランキングと世界の留学生市場
    6 大学は内省的な実践者を育てうるのか

    chapter 2 科学と民主主義の問題としての「大学ランキング」(佐藤文隆)
    1 歴史的・体験的素描
    2 ポリアーキーとしての「大学と研究」

    第2部 世界で評価されるとは――現場からの報告

    chapter 3 高等教育のグローバル競争とキャッチアップ終焉意識(苅谷剛彦)
    1 奇妙な序列意識と焦燥感はどこから来たか――問題の設定
    2 「遅れている我々」――問題構築の出発点
    3 二つのレンズ―キャッチアップとその終焉
    4 キャッチアップ時代と終焉宣言時代との認識のズレと共通性
    5 二つのレンズから解釈できる現代の問題構成――考察と結論

    chapter 4 「周辺」からの抵抗――英語出版の試みに関する私的ノート(杉本良夫)
    1 アクシデンタル・ソシオロジト
    2 英語出版の実験
    3 エミック・エティックの交錯

    chapter 5 知のコミュニケーションの再構築へ――学術出版からランキングと大学評価を考える(鈴木哲也)
    1 「ランキング」の前提に問題は無いか?――学術コミュニケーションからの問い
    2 学術コミュニケーションの実態を計測できないビブリオメトリクスの問題点
    3 メディア・コングロマリットの支配と「ランキング」
    4 大学の側に内在する問題点――とりわけ人文学・社会科学と社会の関係性について
    5 「専門外への関心」を育む大学を――評価を支える知の再構築へ

    第3部 ランキングと世界の高等教育の再編成

    chapter 6 大学の「ワールド・クラス」競争と世界的な階級(クラス)闘争(デイヴィッド・ポスト)
    1 「ワールド・クラス・ユニバーシティ」の優位性に関する三つの古典的な視点
    2 意図した結果と意図せざる結果
    3 知識労働者たちは基準を自ら定められるか――結びの問い

    chapter 7 高等教育グローバル化に目覚めた中国――大学の国際化と海外拠点の活動を通して(大谷順子)
    1 大学グローバル化の参与観察――最前線からのレポート
    2 大学グローバル化の情報チャネルとしての海外拠点事務所
    3 中国における高等教育のグローバル化の波
    4 世界ランキングの中の中国とどう向き合うか

    chapter 8 台湾学術界におけるSSCI症候群(周祝瑛)
    1 新自由主義の台頭と台湾の高等教育
    2 政策の転換
    3 SSCI症候群

    chapter 9 東アジアの高等教育の変容と世界大学ランキング――中国・香港・日本における研究評価の比較(李軍)
    1 研究大学変容の経験を国際比較する
    2 中国,香港,日本の事例と政策環境
    3 研究活動はどう変わったか
    4 研究評価の影響
    5 ランキング・システムの矛盾

    第4部 新しいメトリクスのために

    chapter 10 比較可能なデータシステム構築のために――欧州における新たなランキング・研究評価の動向(藤井翔太)
    1 あたらしい評価・ベンチマーキング方法の登場
    2 最新のランキング動向と今後の予測
    3 U-Multirankが映し出すもの
    4 REFのインパクト評価にみる研究成果の可視化
    5 比較可能なデータシステムの構築のために

    chapter 11 学問分野による「卓越性」指標の多様性――多様な研究成果への報償の必要(林隆之・土屋俊)
    1 はじめに
    2 ビブリオメトリクス指標の適用可能範囲
    3 ピアレビューとの関係
    4 卓越性を示す多様な指標
    5 おわりに

    基礎解説1 世界大学ランキングの概要
    基礎解説2 研究の計量評価の問題点 ―「ビブリオメトリクス」データとランキング―
    あとがき
    索引
    執筆者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石川 真由美(イシカワ マユミ)
    大阪大学未来戦略機構教授。東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程退学。大阪大学博士(人間科学)。専攻は社会人類学。高等教育のグローバル化、知識構築とヘゲモニー、学生・研究者の国際移動、科学人材政策等を研究。在マレイシア大使館専門調査員、国連児童基金(UNICEF)ニューヨーク本部および駐日事務所勤務を経て、2003年大阪大学人間科学研究科講師。国際企画推進本部准教授・教授を経て現職
  • 内容紹介

    民間ビジネスである「世界大学ランキング」が,国家の高等教育政策の基準として採用され,世界中の知の生産現場で混乱を生んでいる。「東大がアジア1位から転落」という報道は,何を意味するのか? 現代の大学に突きつけられた課題と挑戦について,現場をリードする専門家が会し,「世界大学ランキング」の実態と背景,大学評価の国際化,知の序列化を論じ,個別特性を活かした発展のために,新しい大学のあり方を提案する。大学人,教育関係者,学生,政策担当者,メディア関係者必読。
  • 著者について

    石川 真由美 (イシカワ マユミ)
    大阪大学未来戦略機構教授.
    東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程退学.大阪大学博士(人間科学).専攻は社会人類学.高等教育のグローバル化,知識構築とヘゲモニー,学生・研究者の国際移動,科学人材政策等を研究.
    在マレイシア大使館専門調査員,国連児童基金(UNICEF)ニューヨーク本部および駐日事務所勤務を経て,2003年大阪大学人間科学研究科講師.国際企画推進本部准教授・教授を経て現職.

世界大学ランキングと知の序列化: 大学評価と国際競争を問う の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:石川 真由美(編)
発行年月日:2016/03/31
ISBN-10:4814000014
ISBN-13:9784814000012
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:377ページ
縦:22cm
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