来たるべき内部観測―一人称の時間から生命の歴史へ(講談社選書メチエ) [全集・双書]
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来たるべき内部観測―一人称の時間から生命の歴史へ(講談社選書メチエ) [全集・双書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2016/05/12
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来たるべき内部観測―一人称の時間から生命の歴史へ(講談社選書メチエ) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    過去から現在へ、そして未来へと流れる「時間」を私たちも、科学者も疑っていない。しかし、人間の経験は、いつでも持続する「今」の中にしかなく、常に持続する「今」は、生命の起源から途切れなく続く歴史全体を含んでいる―。「内部観測」の発見者が、前著から十五年を経て、自身の理論のバージョンアップを試みる大胆な挑戦。
  • 目次

    はじめに
    第I章 アーサー・プライアーの謎
     1 論理に訴える
     2 観測に訴える
     3 時制の変換を司る今現在
     4 決定性を担う一人称
    第II章 量子論からの決定性
     1 経験を記述すること
     2 観測量と観測値
     3 量子絡みをもたらす
     4 一人称の立ち上げ
     5 相対状態の現れ
     6 三人称を超える一人称の行為体へ
    第III章 熱力学からの一人称
     1 断熱過程を見直す
     2 フーリエの熱伝達則:再訪
     3 持続する物質交換へ
     4 熱力学現象が支える行為体
    第IV章 一人称行為体からの量子論
     1 持続する内部観測体
     2 持続する化学反応へ
     3 循環物質が担う親和性
     4 指標としての循環物質
     5 分子再生を容認する量子過程
     6 反事実条件法からの肯定性
     7 持続を担う条件付き確率
    第V章 インフォメーション──抽象から具体へ
     1 時間の与格
     2 時の流れとその同一性
     3 抽象から具体をもたらす時の流れ
     4 時制変換を司るインフォメーション
     5 連続性と離散性の統合
     6 予期をともなうインフォメーション
    第VI章 意識を操ること
     1 統合する意識
     2 今、ここからの予期
     3 三人称現在形を超える今
     4 進行形と完了形との統合
    第VII章 時制をまたぐ脳
     1 ベイズの主観を支える物理過程
     2 因果作用と能動性
     3 抽象に随伴する具体
     4 イメージをもたらす運動
    第VIII章 生命の起源にたどりつく
    終 章 持続する今をもたらす親和性
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    「過去、現在、未来」から成る時間と、私たちがすべてを経験する「今」をつなぐには? 前人未到の科学の可能性を追求する!
  • 内容紹介

    「過去、現在、未来」から成り、前後関係を定めることができるような「時間」を、私たちも、そして科学者も疑っていない。しかし、私たちがすべてを経験するのは常に持続する「今」なのだとすれば、二つの時間をともに捉えなければならない。「内部観測」の発見者である著者が、自身の理論をバージョンアップするべく試みる大胆な挑戦。さまざまな科学の最前線を横断しながら展望される、前人未到の領域を目撃せよ!


    「時間」とは何か?──そう問われたとき、人は「過去、現在、未来」から成る流れのようなものを想像するだろう。その時間の中では「過去」、「現在」、「未来」が明確に区別され、それらの前後関係を定めることができると考えられている。そのような時間は、経験科学も自明の前提としてきたものである。しかし、その一方で、私たちは常に「今」に生きていて、「今」から離れることはできない。つまり、私たちがあらゆる経験をする現場は「今」以外ではなく、そこには「過去」も「未来」もない。
    だとすれば、ここにある「現在」と「今」は同じものなのか。本書は、この問いを出発点にして、前後関係としての時間に依拠する経験科学が、経験の現場である「今」を捉える方法を探っていく。
    そのためのカギになるのが、著者が発見し、世界的に影響力を及ぼし続けている「内部観測」という方法にほかならない。内部観測とは、個物が他の個物と関係をもつとき、相手から受ける影響を相互に同定しながら相手を観測する、という私たちが経験の現場で日々行っている事実を指す。すでに『内部観測とは何か』(2000年)でその概要を示したこの方法をバージョンアップするべく、著者は私たちがもっている「言語」に注目する。
    通常、言語は「過去」、「現在」、「未来」を区別する「時制」をそなえている。しかし、時制は三人称で捉えられるものであり、それは一人称でしかありえない経験を捉えることはできない。ところが、物理学をはじめとする経験科学は、三人称での記述を行うものとして、確立・発展してきた。そこで扱われる対象は、すでに完了形になった「過去」のものでしかないが、経験というのはいつでも進行中であり、完了とは無縁の一人称のものである。では、経験科学は一人称を捉えることはできないのか? 量子論、熱力学、インフォメーション現象から「生命の起源」に至るまで、さまざまな科学の最前線を横断しながら、著書は前人未到の領域を目指して大胆な可能性に挑戦していく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松野 孝一郎(マツノ コウイチロウ)
    1940年生まれ。1971年、マサチューセッツ工科大学物理学科博士課程修了。長岡技術科学大学名誉教授。専門は生物物理学・内部観測理論
  • 著者について

    松野 孝一郎 (マツノ コウイチロウ)
    1940年生まれ。1971年、マサチューセッツ工科大学物理学科博士課程修了。長岡技術科学大学名誉教授。専門は、生物物理学・内部観測理論。主な著書に、『プロトバイオロジー──生物学の物理的基礎』(東京図書、1991年)、『内部観測──複雑系の科学と現代思想』(共著、青土社、1997年)、『カオス』(共著、青土社、1997年)、『アフォーダンス』(共著、青土社、1997年)、『内部観測とは何か』(青土社、2000年)ほか。

来たるべき内部観測―一人称の時間から生命の歴史へ(講談社選書メチエ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:松野 孝一郎(著)
発行年月日:2016/05/10
ISBN-10:4062586266
ISBN-13:9784062586269
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:254ページ
縦:19cm
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