幕藩制転換期の経済思想 [単行本]
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幕藩制転換期の経済思想 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2016/04/09
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幕藩制転換期の経済思想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    19世紀への変わり目、天明から文化に至る40年間、社会は静かに大きく変わろうとしていた。その時代の経済思想をさまざまな視点から描き出し、近代へ向けての一歩を問う。商家出身の儒者頼春水、市井の経世論者海保青陵や本多利明、商人にして測量家の伊能忠敬、両替商鴻池の経営者草間直方など、すでに知られた人々の思想ばかりでなく、芸能興行をめぐる官民の経済意識、勘定奉行など幕府幹部の経済観、穀物備蓄をめぐるセーフティーネットの思想にも目を向けた。
  • 目次

     序 本書の視点と各章の位置づけ   小室正紀

    第1章 「道を知る」こと ―― 学問の転換期と頼春水
    ベティーナ・グラムリヒ=オカ(山本嘉孝訳)
      はじめに ―― 学問の転換期
     1 父親による投資
     2 人名録を携えて
     3 ネットワークへの参加とその費用
     4 ネットワークのさらなる拡大
     5 学問の活用
     6 帰郷への思い
     7 ネットワークの構築者として
      おわりに

    第2章 近世高砂社の芸能興行と賑わい   塩川隆文
      はじめに
     1 興行の推移
     (1)明和九年の祭礼芝居
     (2)寛政八年の尉姥神像遷座と芸能興行
     (3)寛政期以降の芸能興行
     2 興行の種類・担い手・出願理由
     (1)興行の種類
     (2)興行の担い手
     (3)興行の出願理由
     3 興行の出願過程
     4 不許可・中止になった興行
     5 高砂に常芝居はあったか
      おわりに

    第3章 伊能忠敬の経営観と家 ―― 文化期の書簡から   田口英明
      はじめに
     1 伊能忠敬の略歴と佐原本家の動向
     (1)伊能忠敬の略歴およびその家族
     (2)佐原本家の経営動向
     2 文化期佐原本家の経営基本方針
     (1)貸金の停止
     (2)酒造業の休止
     (3)「帳合」の重要性
     3 利得・価格・費用に対する姿勢
     4 「手強家内取締の世話人」 ―― 能力者の採用
      おわりに

    第4章 大坂両替商草間直方の貨幣史
    ―― 『三貨図彙』の著作意図をめぐって   小室正紀
      はじめに
     1 草間直方と『三貨図彙』
     (1)経歴
     (2)『三貨図彙』の概要
     2 主意書、凡例に見られる著作の意図と姿勢
     3 「銭之部」の主要論点と視角
     (1)皇朝十二銭をめぐる問題
     (2)中世から寛永通宝体制の成立へ
     4 「金之部」「銀之部」の主要論点と視角
     (1)江戸時代金銀貨制度成立の意義
     (2)元禄宝永改鋳批判
     (3)正徳享保改鋳批判
     (4)元文改鋳への賞賛
      おわりに

    第5章 海保青陵の富国策 ―― 経世済民から経営へ   青栁淳子
      はじめに
     1 海保青陵が捉えていた経済社会と「治国」の目的
     2 資金調達方法と「元手」の重要性
     3 「国ノ富」と「興利」策
     4 「諸藩」への提言、生産力の増強と「産物マワシ」
      おわりに

    第6章 社倉法にみる経済思想
    ―― 近世後期の広島藩における社倉法理念   落合 功
      はじめに
     1 広島藩の社倉法の実施と展開
     2 広島藩社倉法実施の思想史的背景
     3 『社倉攷意』に見る近世後期の社倉法理念
      おわりに

    第7章 本多利明の蝦夷地開発政策論 ―― 天明~寛政期を中心として
    宮田 純
      はじめに
     1 蝦夷地を主題とした実績の編年的整理と分析方法
     2 Ⅰ期の実績について ―― ①『大日本国の属嶋北蝦夷の風土艸
       稿』、②『別本赤蝦夷風説考』、③『赤蝦夷風説考』
     3 Ⅱ期の実績について ―― ④『蝦夷拾遺』、⑤『蝦夷国風俗人情之
       沙汰』の「序文」、⑥『蝦夷土地開発愚存の大概』、⑦『利明上
       書』
     4 Ⅲ期の実績について ―― ⑧『蝦夷乃道知辺』
      おわりに

    第8章 蝦夷地政策論に見る日本経済観
    ―― 享和元年の三奉行による建議を中心に   髙橋 周
      はじめに
     1 享和元年の蝦夷地
     2 『三奉行建議書』と柳生久通
     (1)『三奉行建議書』
     (2)勘定奉行柳生久通
     3 海外貿易をめぐる議論
     (1)柳生の建議
     (2)他の奉行の見解
     4 蝦夷地開発をめぐる議論
     (1)柳生の建議
     (2)他の奉行の見解
      おわりに

      あとがき
      索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小室 正紀(コムロ マサミチ)
    慶應義塾大学名誉教授
  • 出版社からのコメント

    本書は、芸能興行をめぐる官民の経済意識、勘定奉行など幕府幹部の経済観、穀物備蓄めぐるセーフティーネットの思想に目を向けた。
  • 内容紹介

    ▼19世紀への変わり目、天明から文化に至る40年間、社会は静かに大きく変わろうとしていた。その時代の経済思想をさまざまな視点から描き出し、近代へ向けての一歩を問う。

     1800年前後、天明から文化へ至る40年間は、文化が爛熟に向かい、社会や経済が深い所で静かに大きく変わった。本書は、その時代の経済思想に焦点をしぼり、さまざまな角度から光をあてる。
     商家出身の儒者頼春水、市井の経世論者海保青陵や本多利明、商人にして測量家の伊能忠敬、両替商鴻池の経営者草間直方など、すでに知られた人々の思想ばかりでなく、芸能興行をめぐる官民の経済意識、勘定奉行など幕府幹部の経済観、穀物備蓄をめぐるセーフティーネットの思想にも目を向けた。
     それらが織りなすものとして、本書は近代へ向けての歴史の一歩を描き出す。
  • 著者について

    小室 正紀 (コムロ マサミチ)
    小室 正紀
    慶應義塾大学名誉教授。
    1973年慶應義塾大学経済学部卒業、1978年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。
    主な編著書に『草莽の経済思想』(御茶の水書房、1999)、『日本の経済思想四百年』(共著、日本経済評論社、1990)、『福沢諭吉書簡集』(全9巻、共編、岩波書店、2001~2003)、『福沢諭吉著作集』第6巻(編著、慶應義塾大学出版会、2003)、『福沢諭吉の手紙』(共編、岩波文庫、2004)、『慶應義塾史事典』(慶應義塾、2008)・『福沢諭吉事典』(慶應義塾、2010)各編集委員、『近代日本と経済学』(共編著、慶應義塾大学出版会、2015)など。

幕藩制転換期の経済思想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:小室 正紀(編著)
発行年月日:2016/04/15
ISBN-10:4766423321
ISBN-13:9784766423327
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:285ページ
縦:22cm
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