日本近世貨幣史の研究 [単行本]
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日本近世貨幣史の研究 [単行本]

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出版社:思文閣出版
販売開始日: 2016/05/15
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日本近世貨幣史の研究 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本の歴史上、近世ほど多種類の貨幣が流通した時代はない。金・銀・銭という幕府制定の「三貨」、近世初頭の大名領国にみられる金銀貨「領国貨幣」、藩札や私札の紙幣などを加えればその数は膨大である。さらに銭については、地域独特の数え方もあった。こうした複雑さのいっぽう、近世の権力は貨幣制度を確立したとも認識されている。本書は、この一見矛盾する貨幣の特質を明らかにすることを試みる。近世貨幣はどのように生まれ、流通し、終焉をむかえたのか―。一国一通貨という貨幣観を解きほぐし、その独自の機能や意味づけを問いなおす良著。
  • 目次

    序章 課題と方法
    本書の課題/通貨への関心と貨幣史研究の動向/研究史にみる貨幣観/本書の研究視角/本書の構成


    第1部 貨幣の統合と多様性

    第1章 三貨制度の成立
    三貨制度とは何か/儀礼的貨幣の系譜と定着/通貨の整備過程/武家の国家の貨幣体系

    第2章 貨幣の地域性と近世的統合
    幕府の貨幣と領国の金銀/京銭=鐚銭による銭貨統合/銅銭輸出とその停止/新銭鋳造計画/寛永通宝の発行と流通

    第3章 地域からみた近世中後期の通貨事情(一)―播磨を中心に―
    一七世紀における鉱山と銀の流通/一八世紀以降の貨幣流通の変化/札遣いの普及とその特色/西播、安志藩銭札の貸付

    第4章 地域からみた近世中後期の通貨事情(二)―伊予の場合―
    東予と別子銅山の流通貨幣/銭匁勘定の普及と藩札(銭匁札)の流通状況/幕末期の通貨変動とその影響/維新期―新たな統合へ―


    第2部 貨幣の機能

    第5章 金銀貨の機能とその展開
    近世貨幣の特性/経済的機能の深化/対外関係と貨幣の政治的意味

    第6章 貨幣改鋳と新旧貨引替機構―文政期、十五軒組合の設立を中心に―
    組合設立の前段階/十五軒組合の成立/組合による引替の開始とその実態

    第7章 近世初期の撰銭令と銭貨の機能
    江戸幕府撰銭令の系譜/幕府の街道・宿駅整備と撰銭令/銭の交通上の機能/京銭による銭貨統合の時代/寛永通宝の発行事情

    第8章 貨幣の社会的・文化的効用
    儀礼的貨幣の展開/身分的な財の流動化/都市経済の新展開/貨幣からみた都市文化


    第3部 寛永通宝の鋳造と流通

    第9章 寛永通宝の第一次鋳造
    新銭鋳造の動き/寛永通宝の発行/諸大名の対応/鋳造停止とその事情/寛永飢饉と銭貨流通

    第10章 寛永期の大坂銭座
    大坂における銭座の開設/銭座と錫輸入/銅輸出解禁への模索と銭座の停止

    第11章 享保期、大坂難波銭座の鋳銭
    従来の見解と典拠史料/通説の問題点/『古記録』所収史料による再検討

    第12章 真鍮四文銭の鋳造と流通
    第一次鋳造高の再検討/真鍮四文銭の流通域

    終章 まとめと展望
    近世貨幣の特質/近世貨幣の終焉
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    安国 良一(ヤスクニ リョウイチ)
    1953年神戸市生まれ。1977年京都大学文学部卒業。1984年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2012年京都大学博士(文学)。現在、住友史料館副館長
  • 内容紹介

     日本の歴史上、近世ほど多種類の貨幣が流通した時代はない。金・銀・銭という幕府制定の「三貨」、近世初頭の大名領国にみられる金銀貨「領国貨幣」、藩札や私札の紙幣などを加えればその数は膨大である。さらに銭については、地域独特の数え方もあった。こうした複雑さのいっぽう、近世の権力は貨幣制度を確立したとも認識されている。本書は、この一見矛盾する貨幣の特質を明らかにすることを試みる。
     近世貨幣はどのように生まれ、流通し、終焉をむかえたのか―。一国一通貨という貨幣観を解きほぐし、その独自の機能や意味づけを問いなおす良著。
  • 著者について

    安国 良一 (ヤスクニ リョウイチ)
    1953年生.京都大学博士(文学).現在,住友史料館副館長.

日本近世貨幣史の研究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:思文閣出版 ※出版地:京都
著者名:安国 良一(著)
発行年月日:2016/05/25
ISBN-10:4784218483
ISBN-13:9784784218486
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:312ページ ※306,6P
縦:22cm
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