太平洋島嶼地域における国際秩序の変容と再構築(研究双書) [全集叢書]

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太平洋島嶼地域における国際秩序の変容と再構築(研究双書) [全集叢書]

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出版社:日本貿易振興会アジア経済研究所
販売開始日: 2016/03/23
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太平洋島嶼地域における国際秩序の変容と再構築(研究双書) の 商品概要

  • 目次

    まえがき

    序章 太平洋島嶼地域における国際秩序の変容と再構築 黒崎 岳大
     はじめに
     第1節 太平洋島嶼地域をめぐる国際秩序の変容 -第2次世界大戦後を中心に-
     第2節 太平洋島嶼地域に対する域外国の外交戦略
     第3節 日本における太平洋島嶼地域研究の視座とその可能性
     第4節 本書の構成

    第1章 フィジー軍事政権の民主化改革と国際関係の変容 東 裕
     はじめに
     第1節 フィジー軍事政権による民主化政策の立案と実行
     第2節 新憲法の成立と特徴
     第3節 2014年総選挙と民主制復帰
     第4節 フィジー軍事政権下の国際関係の変容
     おわりに

    第2章 パプアニューギニアの鉱物資源開発と慣習地問題 今泉 慎也
     はじめに
     第1節 温存された慣習法世界 -固有法学の構想-
     第2節 慣習地の利用はどうして可能なのか
     第3節 資源開発利益の分配はどう制度化されたのか
     第4節 考察
     おわりに

    第3章 転換期にあるオーストラリアのメラネシア援助政策 畝川 憲之
     はじめに
     第1節 南太平洋をめぐる国際関係の変化 -中国の影響力拡大とオーストラリアの影響力低下-
     第2節 オーストラリアの対メラネシア援助の動向
     第3節 オーストラリアのメラネシア援助政策の課題
     おわりに

    第4章 太平洋島嶼国の自然災害と防災協力 三村 悟
     はじめに
     第1節 自然災害と災害対応
     第2節 防災分野の経済協力についての国際社会の変化
     第3節 太平洋島嶼国における防災体制
     第4節 太平洋島嶼地域での災害事例
     第5節 人間の安全保障に資する太平洋島嶼国への防災協力策
     おわりに

    第5章 太平洋諸島フォーラムの機能と地域統合構想 黒崎 岳大
     はじめに
     第1節 PIFとは何か? -その機能と組織-
     第2節 PIFの設立と役割の変遷
     第3節 考察 -PIFの機能に関する考え方と地域統合への取り組みの関係-
     おわりに
  • 出版社からのコメント

    太平洋島嶼諸国・ANZUS(豪、NZ、米)・中国などの三者間のパワーシフトと合縦連衡について、専門家により実証的に分析する。
  • 内容紹介

    太平洋島嶼地域-太平洋に散在する多くの島々からなるこの地域は、長きにわたり歴史の表舞台から忘れられた存在であった。その地理的な特徴(拡散性・狭隘性・遠隔性)もあり、欧米諸国からは「周縁」とみなされ、国際社会のなかで政治的にも経済的にも孤立した状況にあったといえるだろう。日本においても島嶼地域に向けられたまなざしは例外ではなかった。同じ太平洋を共有する島国という特徴をもち、ミクロネシアの一部を委任統治領として施政下におくなど歴史的な関係を有した時期はあったが、「アジアの一部」と自認してきた日本にとって、太平洋の島々は遠く離れた世界であり、国民の多くも島嶼国に対して身近な隣国という意識を抱くことはほとんどなかった。
    しかしながら、21世紀になり、日本にとって遠い存在であった太平洋島嶼地域に対する認識に大きな変化がみられるようになった。とりわけ2010年代に入ると、政治や経済を含めさまざまなレベルでの交流が盛んとなり、マスメディアを通じて国内外で報道されるようになってきている。その一つが太平洋島嶼地域最大の人口と面積を有するパプアニューギニアである。パプアニューギニアは、2013年11月に日本との間の投資協定が批准されたことをきっかけに、日本の大手商社が同国へのビジネス進出に関心を示し始めた。14年中盤には、パプアニューギニアで産出される液化天然ガスが、日本をはじめとする東アジア諸国へと輸出されるようになり、日本のビジネス界においても新たな資源大国として注目されるようになってきている。
    このように太平洋島嶼地域に対して関心を高めているのは日本に限らない。旧宗主国である欧米諸国やアジアを中心とした周辺ドナー国からも同地域に積極的に関与していく姿勢が目立ってきた。とりわけ、中国やインドといった新たなドナー国は、国家主席や首相が公式訪問をするなど島嶼国へのアプローチを強めてきている。この動きに対して、旧宗主国でもあるアメリカやEU 諸国などの伝統的なドナー国も、新たなドナー国の動きを注視しつつ、太平洋島嶼地域との間で独自の外交戦略を実施している。周辺諸国の状況をみた時に、安倍総理のパプアニューギニア訪問は、まさに時宜を得たものであったと大いに評価することはできる。しかしながら、太平洋島嶼地域を取り巻く状況認識とそれをふまえた外交政策の実施という視点からみた場合、日本政府の取り組みは上述のドナー国と比較してまだまだ十分なものとはいえない。それ以上に問題なのはシンクタンクをはじめとして、日本における同地域の調査研究の分野であり、欧米や中国とくらべて歴然とした差をつけられているといわざるを得ない。それを克服するためには、同地域をめぐるさまざまな課題に対して各分野の専門家によって詳細な分析が行われ、成果を国内外に発表し、蓄積していくことが必要とされているのである。

    図書館選書
    太平洋島嶼諸国・ANZUS(豪、NZ、米)・中国などの新興勢力による三者間のパワーシフトと合縦連衡の関係について、各分野の専門家により実証的に分析。現代オセアニアの国際関係を考えるための必読書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    黒崎 岳大(クロサキ タケヒロ)
    国際機関太平洋諸島センター所長代行

    今泉 慎也(イマイズミ シンヤ)
    日本貿易振興機構アジア経済研究所研究企画部上席主任調査研究員
  • 著者について

    黒崎 岳大 (クロサキ タケヒロ)
    黒崎 岳大 国際機関太平洋諸島センター所長代行
    東  裕  日本大学法学部教授
    今泉 慎也 日本貿易振興機構アジア経済研究所研究企画部上席主任調査研究員
    畝川 憲之 大阪学院大学国際学部准教授
    三村 悟  国際協力機構地球環境部次長/JICA 研究所上席研究員

太平洋島嶼地域における国際秩序の変容と再構築(研究双書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:アジア経済研究所 ※出版地:千葉
著者名:黒崎 岳大(編)/今泉 慎也(編)
発行年月日:2016/03/23
ISBN-10:4258046256
ISBN-13:9784258046256
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:260ページ
縦:22cm
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