夜明けの雷鳴―医師 高松凌雲 新装版 (文春文庫) [文庫]

夜明けの雷鳴―医師 高松凌雲 新装版 (文春文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  慶応三年、万国博覧会に出席する徳川昭武の随行医として渡欧した三十一歳の医師・高松凌雲。パリの医学校で神聖な医学の精神を学んだ彼は、幕府瓦解後の日本で旧幕臣として箱館戦争に身を投じる。戦地の病院で、命を賭けて敵味方の区別なく傷病者の治療に当たった、義と博愛の人の生涯を感動的に描く歴史長篇。

• 内容紹介

  医療は平等なり。近代医療の父の高潔な生涯
  
  パリで神聖なる医学の精神を学んだ医師・高松凌雲は、帰国後、旧幕臣として箱館戦争に参加する。近代医療の父を描いた幕末歴史長篇。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  吉村 昭(ヨシムラ アキラ)
  １９２７年、東京生まれ。学習院大学中退。６６年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。７３年これら一連の作品の業績により菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞（７９年）、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞（８５年）、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞（８５年）、さらに８７年日本芸術院賞、９４年には「天狗争乱」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。９７年より日本芸術院会員。２００６年７月３１日永眠

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