構造主義のかなたへ-『源氏物語』追跡 [単行本]
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構造主義のかなたへ-『源氏物語』追跡 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2016/07/07
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構造主義のかなたへ-『源氏物語』追跡 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “構造主義とは何か”、時代や歴史のなかで物語が産まれ、読まれる理由を問い下ろし、“構造主義”以後の世代に手わたしたいと思う―
  • 目次

    一 構造への序走

    1 構造への序走/2 婚姻規制をめぐり―基本構造図/3 フェミニズムによる批判/4 基本構造図とその裏面/5 「むかひめ」、正妃、正妻/6 め、「をむなめ」/7 こなみ、もとつめ、「うはなり」/8 婿取り、嫁取り、よめ/9 遊君、白拍子、妾/10 術語と定義/11 北の方と居住形態/12 権力で身動きできなくするとは/13 「せんけうたいし」=善見太子

    二 比香流比古(小説)

    三 源氏物語というテクスト―「夕顔」巻のうた

    1 雨夜の品定めから夕顔の物語へ/2 光源氏の油断―顔を見られる/3 「心あてに」歌/4 筆致を書き換える―「寄りてこそ」歌/5 秋にもなりぬ―中将のおもととの「朝顔」贈答/6 夕露に紐解くとき/7 「まし」をめぐる光源氏作歌と軒端荻の秀歌

    四 赤い糸のうた(小説)

    五 性と暴力―「若菜」下巻

    1 にゃくにゃーにゃるらん/2 密通という暴力/3 魂を女三の宮のかたわらに置いて/4 死病にとりつかれる/5 『源氏物語』の性的結びつきは/6 ジェンダー、シャドウ・ワーク/7 皇女不婚と結婚

    六 橋姫子(小説)

    七 千年紀の物語成立―北山から、善見太子、常不軽菩薩

    八 源氏物語と精神分析

    九 物語史における王統

    1 王権という語と日本語社会/2 王権論は回復するか/3 東アジア興亡史からの予言/4 言い当てられる王妃密通/5 冷泉王朝の未生怨―「なほうとまれぬ」考/6 王権外来論の行くすえ

    十 世界から見る源氏物語、物語から見る詩

    十一 源氏物語の分析批評

    1 分析批評の源流/2 描出話法の視野で/3 「述主」あるいは語り手/4 「作者」とはだれか/5 『テクストとしての小説』―記号学的批評/6 テクスト間相互連関性としての描写/7 「語る主体」の発見/8 主体の二重化―和歌をふくんで/9 人称重層構造―sujetの交換

    十二 物語論そして物語の再生―『宇津保物語』

    十三 『源氏物語の論』『平安文学の論』書評

    十四 国文学のさらなる混沌へ

    十五 構造主義のかなたへ(講義録)

    1 言葉と物/2 語り手たちを生き返らせる/3 歩く、見る、聴く/4 双分組織と三分観/5 うたの詩学/6 ウタ、モノ、モノガタリ、フルコト、そしてコト/7 過去からの伝来と文学の予言/8 コレージュ・ド・フランスの庭

    キーワード集―後ろ書きに代えて
    索引[総合・うた初句]
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤井 貞和(フジイ サダカズ)
    1942年東京生まれ。詩人、国文学者。東京学芸大学・東京大学・立正大学の各教授を歴任。1972年に『源氏物語の始原と現在』を刊行する。2001年に『源氏物語論』で角川源義賞受賞。詩人としては、『ことばのつえ、ことばのつえ』で藤村記念歴程賞および高見順賞、『甦る詩学』で伊波普猷賞、『言葉と戦争』で日本詩人クラブ詩界賞受賞、『春楡の木』で鮎川信夫賞および芸術選奨文部科学大臣賞など
  • 内容紹介

    〈構造主義とは何か〉、時代や歴史のなかで
    物語が産まれ、読まれる理由を問い下ろし、
    〈構造主義〉以後の世代に手わたしたいと思う──

    【本書の読み方について、一つの提案をしよう。
    これは『源氏物語』をあいてにして、ぜんたいを小説となす
    試みなのだ、と。─いや、『源氏物語』という物語じたいが、
    そんな書き方をされているのではないか。】
    ......[はしがき]より

    【......『構造主義のかなたへ』という本書の題はどう受け取られるのだろうか。もう古めかしいという感触に包まれてよいし、反対に「方法に時効はない」という確信があってもよい。私は言語学的にも、また思想的にも、構造主義と格闘したのだと思う。一九六〇年代から七〇年代にかけての、日本社会でのある種の空白期、停滞期に、世界の中心の発光源のようにしてフランス語圏から、構造主義およびその周辺の〝便り〟が暴力的に訪れて、パリ・カルチェラタンのバリケードはあたかもアルチュール・ランボオを襲ったパリ・コムミューンの再来のようにも思えてならなかった。なんと幼い日々の自分であったことか。
     そこからかぞえても四十年以上という計算になる。】
    ......「キーワード集―後ろ書きに代えて」より
  • 著者について

    藤井 貞和 (フジイ サダカズ)
    1942年東京生まれ。詩人、国文学者。東京学芸大学・東京大学・立正大学の各教授を歴任。1972年に『源氏物語の始原と現在』を刊行する。2001年に『源氏物語論』で角川源義賞受賞。詩人としては、『ことばのつえ、ことばのつえ』で藤村記念歴程賞および高見順賞、『甦る詩学』で伊波普猷賞、『言葉と戦争』で日本詩人クラブ詩界賞受賞、『春楡の木』で鮎川信夫賞および芸術選奨文部科学大臣賞など。そのほかの著作に『物語の起源』、『タブーと結婚』、『日本語と時間』、『文法的詩学』、『文法的詩学その動態』、『日本文学源流史』など多数。

構造主義のかなたへ-『源氏物語』追跡 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:藤井 貞和(著)
発行年月日:2016/07/15
ISBN-10:4305708078
ISBN-13:9784305708076
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:368ページ ※353,15P
縦:20cm
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