禅からみた日本中世の文化と社会 [単行本]

禅からみた日本中世の文化と社会 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  新たに渡来した禅という仏教思想が、日本中世の文化と社会を触発し、いかに働きかけたか。文学、美術、演劇、建築、茶、社会、思想、それぞれの分野の研究者が、最新の研究状況をふまえて、その新展開を検証する。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  座談会　禅とは何か―末木文美士氏に聞く
  第１部　禅と文芸・書画・芸能の展開（中世和歌史における「禅」の問題；室町時代五山禅林は歌壇・連歌壇に何をもたらしたか―漢語「濫觴」の需要における五山禅林文壇の影響；日本中世禅林における杜詩受容―禅の宗旨と文学観の関連をめぐって　ほか）
  第２部　禅と思想・文化・空間の拡張（舎利信仰と禅―王権とのかかわりから；禅の本としての『方丈記』―「流水抄」と漱石・子規往復書簡から見えること；道元「水、水を見る」―井筒俊彦の『正法眼蔵』理解の一断面　ほか）
  第３部　禅と権力・社会・宗派の変容（宗論の史的考察；月舟寿桂と東国の麦搗歌；足利将軍の受衣・出家と室町文化　ほか）

• 出版社からのコメント

  大陸より渡来した仏教思想「禅」が中世の日本にもたらしたものとは。文学・美術・建築・社会・思想などの各分野に亘り考察する。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  天野 文雄(アマノ フミオ)
  １９４６年生まれ。京都造形芸術大学舞台美術研究センター所長。大阪大学名誉教授。専門は能楽研究

• 著者について

  天野 文雄 (アマノ フミオ)
  1946年東京生。國學院大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学大学院文学研究科教授を経て現在、京都造形芸術大学舞台芸術センター所長、大阪大学名誉教授。
  主著；『岩波講座 能・狂言Ⅰ〔能楽の歴史〕』（1987 岩波書店・共著）、『能に憑かれた権力者－秀吉能楽愛好記』（1997 講談社選書メチエ）、『現代能楽講義』（2004 大阪大学新世紀レクチャー）、『能苑逍遥(上・中・下)』 (2009-10 阪大リーブル)『世阿弥がいた場所』（2007 ぺりかん社）ほか。

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