漱石と煎茶(平凡社新書) [新書]
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漱石と煎茶(平凡社新書) [新書]

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出版社:平凡社
販売開始日: 2017/01/16
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漱石と煎茶(平凡社新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    『草枕』で、主人公の画工は茶を振る舞われる。「濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずく宛て(ずつ)落して味って見るのは閑人適意の韻事である」それは、茶の湯ではない文雅な煎茶。なぜここに煎茶が描かれるのか?それはどんな漱石を照らし出すのか?
  • 目次

    序章
    『草枕』を愛する二人/知っているつもりの漱石/猫の死/滑稽と諷刺
    「太平」と「癇癪」

    Ⅰ 『草枕』と煎茶
    1 『草枕』を読みなおす
    「煎茶」からの接近/『草枕』のおさらい/「文人」との親近/『草枕』論の少なさ
    2 『草枕』と煎茶
    茶を振る舞う/「煎茶」──近世文人の風雅な遊び/「煎茶」対「茶の湯」
    漱石の茶の湯批判
    3 小川可進の煎茶
    『草枕』における煎茶場面の位置/小川可進とその煎茶/可進の功績
    可進の煎茶席につらなる人々

    Ⅱ 「煎茶」精神の歴史
    1 茶と文学──唐代「茶道三友」
    煎茶の誕生/陸羽と皎然/唐王朝と煎茶
    2 盧仝の煎茶精神
    盧仝の煎茶と風刺精神/「月蝕詩」/陸羽のもう一面
    3 王朝の伝習としての茶
    平安王朝に息づく唐代の煎茶/日本最古の茶会記録
    4 近世の煎茶精神──尊王と反体制
    抹茶に変わる葉茶の到来/煎茶将来についてのさまざまな説/後水尾院と隠元
    道澄の「煎茶」主張とその影響/売茶翁──黄檗僧から一服一銭へ
    売茶翁の名、海内にかまびすし/売茶翁の有心

    Ⅲ 漱石の生涯、学問、思想
    1 歴史と文学
    王朝への忠義・忠節/「左国史漢」への傾倒/カーライルへの想い
    2 民を済う思想
    弱者への視線/子規への二銭郵券四枚張の長談義/「細民」への配慮
    3 沸騰する脳漿
    英文科時代の漱石/沸騰せる脳漿──日清戦争
    両頭の蛇を切断する──変節者への怒り/文字の奇禍を買う/陸游への想い
    4 熊本と煎茶
    松山行き・松山落ちの真実/熊本でのレッスン/案山子と自由民権運動の別天地
    煎茶への関心の深まり/煎茶の部屋
    5 狂気と探偵嫌い
    英国留学「夏目狂せり」/探偵恐怖症/『猫』のなかの探偵
    『草枕』に見る探偵/生涯にわたる執拗な探偵罵倒

    Ⅳ 『草枕』の思想
    1 方法から、時代から
    『草枕』の諷喩/明治ノ三十九年ニハ過去ナシ/『草枕』執筆の時代背景
    2 『趣味の遺伝』の戦争
    『趣味の遺伝』の戦争/詩的に想像された戦場
    3 『草枕』の思想
    『草枕』の終章に見る現実/革命の危機/「憐れ」の完成
    「維新の志士の如き烈しい精神で文学をやって見たい」

    終章

    付記
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小川 後楽(オガワ コウラク)
    煎茶家(小川流煎茶6代目家元)。1940年京都生まれ。立命館大学文学部日本史学科卒業。専攻、日本近世思想史。京都造形芸術大学教授を務めた。2016年9月歿
  • 出版社からのコメント

    漱石が『草枕』で近世文人の風雅な趣味「煎茶」をことさら称揚するのはなぜか。中国・日本の煎茶史を通して新しい過激な漱石を発見!
  • 著者について

    小川 後楽 (オガワ コウラク)
    煎茶家(小川流煎茶6代目家元)。
    1940年京都生まれ。立命館大学文学部日本史学科卒業。専攻、日本近世思想史。京都造形芸術大学教授を務めた。2016年9月歿。
    著書に、『煎茶への招待』(日本放送出版協会)、『煎茶入門』(淡交社)、『茶の精神を求めて』(平凡社)など、楢林忠男名義で、『文人への照射――丈山・淇園。竹田』(淡交社)、『碧山への夢 煎茶に魅せられた人々』(講談社)などがある。

漱石と煎茶(平凡社新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:平凡社
著者名:小川 後楽(著)
発行年月日:2017/01/13
ISBN-10:4582858236
ISBN-13:9784582858235
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本文学総記
言語:日本語
ページ数:229ページ
縦:18cm
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