埋もれた都の防災学―都市と地盤災害の2000年(学術選書) [全集叢書]
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埋もれた都の防災学―都市と地盤災害の2000年(学術選書) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2016/09/09
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埋もれた都の防災学―都市と地盤災害の2000年(学術選書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    半分だけ倒壊したコロッセオ、大阪城の堀跡に生じた凹み、年々高さを増す天井川…。これらはいずれも、“やり過ぎてしまった”開発に対する自然からの反撃である。地下に埋もれた災害の痕跡は、人々がその地で自然と対峙してきた歴史を伝え、現代に通じる災害リスクを教えてくれる。私達の暮らす町の下には、どのような歴史が眠っているのだろうか?地盤災害と人間の関係を探る防災考古学への招待。
  • 目次

    はじめに―過去から照射する未来

    第1章……ローマも一日にしてならず―都市と災害の歴史
     永遠にして災害の都
     コロッセオのある限り
     世界史を揺るがした地震
     古代のツインタワー
     ローマの地下世界
     古代のゴミ山
     二〇〇〇年前の震災復興
     コラム1 「タルペイアの崖」の地層
     コラム2 リスボン地震の災後

    第2章……古墳は語る―科学と考古学の間
     巨大内陸地震の爪痕
       大王の墳墓と地すべり―今城塚古墳
       古代航路のランドマーク―西求女塚古墳
     プレート地震の感震器
       王家の谷の古墳―カヅマヤマ古墳
       宅地開発に揺れる古墳―赤土山古墳
     コラム3 近畿トライアングル

    第3章……水底の証言者
     千軒遺跡
     御厨の地すべり
       湖底に向かう地すべり/湖岸地すべりのメカニズム
     フロイスが報告した地すべり
       湖底地形が語るもの/複数の地すべり
     江戸時代の湖底遺跡
       現代のウォーターフロントで
     コラム4 海底に残る関東大震災の痕跡

    第4章……山崩れと人生
     山の木を刈るということ―タブーと防災
     石庭の砂の山地
       山の成り立ち/山崩れの副産物
     開発の始まり
       山中の遺跡/埋没黒色土壌
     一二世紀の大震災
     離宮の谷
     マツとはげ山
       京マツタケの始まり/花粉は語る
     山の寺と土石流
       科学の時間と生活の時間/堆積物が語る谷の歴史
       崩壊の免疫性/中世の宗教都市
     現代の山麓で
     コラム5 ヨーロッパの大開墾時代

    第5章……天井川時代
     天井川はどうしてできたのか
     天井川以前―木津川河床遺跡の世界
     天井川の基底
       南山城、北河内の天井川/多羅尾盆地
       周防国府周辺の開発と天井川/天井川の始まり
     中世社会と天井川
       高まる開発圧力/中世を分かつもの
     近世の天井川と周辺地域の洪水
       浮世絵に描かれた天井川/食料増産時代の天井川/埋まる古墳
       埋まる太閤堤/洪水は止まらない/土砂留制度
     近代化の中の天井川
       天井川トンネル/近代砂防事業の始まり
       鉱毒と天井川/茶畑が作った天井川
     現代の天井川
       戦中の森林荒廃と戦後の復興/極端気象の時代
     コラム6 東南アジアの洪水と森林伐採

    第6章……埋もれた近世都市
     埋もれた大阪
       大阪の成り立ち/埋もれた谷筋/埋もれた崖
       大阪城の外堀/近世大阪の産業遺構
     秀吉の京都
       総構の時代/御土居堀/聚楽第

    第7章……埋もれた都の近現代
     都市型斜面災害の出現
       土地制度が防いでいた災害/欲が招いた崖崩れ
       都市における斜面災害の始まり
     埋もれた郊外
       消えゆく山林/消えゆく里山/宅地の地すべり

    おわりに

    基礎知識1 地震の痕跡
    基礎知識2 地すべり地形
    基礎知識3 液状化現象
    基礎知識4 年代測定法
    基礎知識5 洪水・堆積物
    基礎知識6 表面波探査法
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    釜井 俊孝(カマイ トシタカ)
    1957年東京都生。1979年筑波大学卒業(地球科学専攻)。1986年日本大学大学院修了(地盤工学専攻)。利根コンサルタント(株)技師(1979~1986)。通商産業省工業技術院・地質調査所(現・産業技術総合研究所)研究官・主任研究官(1986~1995)。日本大学理工学部土木工学科助手・専任講師・助教授(1995~2000)。京都大学防災研究所助教授・教授(2000~現在)。博士(工学)
  • 内容紹介

    半分だけ倒壊したコロッセオ,大阪城の堀跡に生じた凹み,年々高さを増す天井川……。これらはいずれも,“やり過ぎてしまった”開発に対する自然からの反撃である。地下に埋もれた災害の痕跡は,人々がその地で自然と対峙してきた歴史を伝え,現代に続く災害リスクを教えてくれる。私達の暮らす町の下には,どのような歴史が眠っているのだろうか? 地盤災害と人間の関係を探る防災考古学への招待。
  • 著者について

    釜井 俊孝 (カマイ トシタカ)
    1957年東京都生。1979年筑波大学卒業(地球科学専攻)。1986年日本大学大学院修了(地盤工学専攻)。利根コンサルタント(株)技師(1979~1986)。通商産業省工業技術院・地質調査所(現・産業技術総合研究所)研究官・主任研究官(1986~1995)。日本大学理工学部土木工学科助手・専任講師・助教授(1995~2000)。京都大学防災研究所助教授・教授(2000~現在)。博士(工学)

    主要著書など
    『斜面防災都市』理工図書2002年、『地震で沈んだ湖底の村』サンライズ出版2012年、他論文報告多数。

埋もれた都の防災学―都市と地盤災害の2000年(学術選書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:釜井 俊孝(著)
発行年月日:2016/09/10
ISBN-10:4814000421
ISBN-13:9784814000425
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:天文・地学
言語:日本語
ページ数:209ページ
縦:19cm
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