怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー―特撮映画・SFジャンル形成史 [単行本]

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怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー―特撮映画・SFジャンル形成史 [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2016/10/31
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怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー―特撮映画・SFジャンル形成史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1950年代から80年代までの『ゴジラ』や『モスラ』などの特撮映画の歩みをたどり、その想像力を支えた60年代・70年代のSFの動向も整理する。そして、3・11後の文化状況や『シン・ゴジラ』も射程に収め、戦後日本のポピュラー・カルチャーが社会的・政治的なものと距離を置くようになったプロセスを解析する。
  • 目次

    凡例

    序章 「非政治的」な領域としてのポピュラー・カルチャー
     1 『ヘタリア Axis Powers』をめぐる騒動から見えてくること
     2 本書の主題――怪獣・怪人からポピュラー・カルチャーを見る
     3 本書の方法――「ジャンル」への着目

    第1章 『ゴジラ』をめぐる批評の力学――「平和への悲願」の意味
     1 『ゴジラ』を取り巻く映画たち
     2 『ゴジラ』と水爆実験
     3 「原爆映画」との比較から①――「センチメンタル」という批判
     4 「原爆映画」との比較から②――背景としての「逆コース」
     5 ありうべき『ゴジラ』――『G作品検討用台本』から

    第2章 「空想科学映画」の射程――『空の大怪獣 ラドン』『地球防衛軍』
     1 「空想科学映画」という価値観
     2 「原爆文学」評価との関係から
     3 『地球防衛軍』と文明としての核エネルギー

    第3章 現実の批判者としての怪獣・怪人――文学者の実践と「特撮映画」
     1 「特撮映画」と「正しい空想」
     2 幽霊と化け猫と怪獣
     3 「アヴァンギャルド的」特撮映画論の完成
     4 「第三次世界大戦前夜」における文学者の実践
     5 「発光妖精とモスラ」と安保闘争

    第4章 SF規範をめぐる科学と政治――「SF(日本SF)」が切り捨てたもの
     1 「SF(日本SF)」史における一九六〇年代
     2 夢見られたユートピア
     3 規範としてのディストピア
     4 現在とは断絶した未来
     5 「クール」なSFと「未来学」

    第5章 「軽薄」であることの意味と価値――「SF(日本SF)」、テレビ、怪獣
     1 一九六〇年代の「SF(日本SF)」と「特撮映画」
     2 ショート・ショートに見る「相対化」の方法論
     3 文芸評論家たちのテレビ論と「アクチュアリティー」の変容
     4 テレビメディア発達状況下での「SF(日本SF)」の実践
     5 「ドタバタ」のアクチュアルさ
     6 怪獣を「軽薄」に扱う法

    第6章 キャラクター消費という問題――「特撮映画」ジャンルの再編と「オタク第一世代」
     1 パニック・スペクタクル映画をめぐる世代間対立
     2 「特撮映画」ジャンルの再編
     3 怪獣ゴジラが背負うもの

    終章 キャラクターは「政治的」足りうるか――近年の文学的・美術的実践と「特撮映画」ジャンル
     1 本書のまとめ――「特撮映画」・「SF(日本SF)」ジャンルの形成と変容
     2 怪獣・怪人による社会批判
     3 「怨嗟」の形象化としての怪獣ゴジラ
     4 ポピュラー・カルチャージャンルの内と外

    エピローグ

    参考文献一覧

    索引
  • 内容紹介

    1950年代から80年代までの『ゴジラ』『モスラ』などの特撮映画の歩みをたどり、それを支えた日本のSF史も分析して、戦後のポピュラー・カルチャーが社会的なものと距離を置くようになり、非政治的なジャンルになったプロセスを多角的に照らし出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森下 達(モリシタ ヒロシ)
    1986年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士(文学)。東京成徳大学人文学部助教。専攻はポピュラー・カルチャー研究
  • 著者について

    森下 達 (モリシタ ヒロシ)
    1986年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士(文学)。東京成徳大学人文学部助教。専攻はポピュラー・カルチャー研究。共著に『複数の「ヒロシマ」』(青弓社)、論文に「原子力の「夢」と「幻滅」」(「二十世紀研究」第14号)、「「罪と罰」から「ある一夜」へ」(「マンガ研究」第20号)、「ヒロインが「敵」になるとき」(「ユリイカ」2015年10月号)など。

怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー―特撮映画・SFジャンル形成史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:森下 達(著)
発行年月日:2016/10/31
ISBN-10:4787273922
ISBN-13:9784787273925
判型:A5
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:286ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:379g
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