交通事故加害者家族の現状と支援―過失犯の家族へのアプローチ [単行本]
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交通事故加害者家族の現状と支援―過失犯の家族へのアプローチ [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2016/09/02
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交通事故加害者家族の現状と支援―過失犯の家族へのアプローチ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    認知症による事故、自転車による事故、一瞬の気の緩みから生じる事故…。誰しもが交通事故「加害者」の家族になりうる現実と隣り合わせである。交通事故加害者家族の実態調査と支援の実践例から効果的な支援のあり方を提案する。
  • 目次

    第1章 交通事故加害者家族の現状

    第1節 交通事故加害者家族の実態調査
     1 実態調査の目的と方法
     2 交通事故加害者家族の実態
     3 交通事故加害者の実態
    第2節 交通事故加害者家族へのアプローチ
     1 過失犯の家族
     2 交通事故加害者家族支援の意義

    第2章 交通事故加害者家族の心理
    第1節 役割に悩む家族
     1 配偶者が起こした事故
     2 婚約者が起こした事故
     3 子どもが起こした事故
     4 家族間で起きた事故
    第2節 被害者対応に悩む家
     1 被害者と加害者の逆転
     2 被害者との関係に悩む加害者家族
     3 被害者との関係修復

    第3章 交通事故加害者家族の責任
    第1節 家族の責任とは何か
     1 運転をさせた家族の責任
     2 未成年の子どもが起こした事故の責任
     3 持病のある家族が起こした事故の責任
     4 認知症の家族が起こした事故の責任
    第2節 加害者家族の償い
     1 家族としての償い
     2 償いとは何か

    第4章 交通事故加害者家族の支援
    第1節 交通事故加害者家族支援とは
     1 加害者家族支援とは何か
     2 加害者家族支援の変遷
     3 交通事故加害者家族支援とは何か
     4 支援の流れ
    第2節 具体的支援
     1 ホットライン(窓口)
     2 法的支援
     3 心理的支援
     4 社会的支援
    第3節 交通事故の予防的観点からの支援
     1 事故の検証と家族の問題を見直すことの重要性
     2 社会的課題

    【コラム】
    書籍紹介『交通刑務所の朝』――日常に潜むリスク
    映画紹介『私の、息子』(ルーマニア、2013年)
    判例紹介「認知症事故判決」―― 家族の責任をめぐる判決
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    阿部 恭子(アベ キョウコ)
    NPO法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学博士)。2008年大学院在籍中に、社会的差別と自殺の調査・研究を目的とした任意団体World Open Heartを設立(2011年にNPO法人格取得)。宮城県仙台市を拠点として、全国で初めて犯罪加害者家族を対象とした各種相談業務や同行支援などの直接的支援と啓発活動を開始、全国の加害者家族からの相談に対応している

    草場 裕之(クサバ ヒロユキ)
    弁護士、仙台弁護士会所属。東北大学法学部卒業。日弁連子どもの権利委員会副委員長、仙台弁護士会刑事弁護委員会委員長などを務める。その他、NPO法人仙台ダルクグループ理事、東北・HIV訴訟を支援する会事務局長、東北薬害肝炎訴訟を支援する会事務局長
  • 出版社からのコメント

    交通事故加害者家族の実態調査を基に、交通事故を起こした場合、家族にどのような影響が及ぶのかを分析、その問題点と対策を検討。
  • 内容紹介

     NPO法人WorldOpenHeart(以下WHO)による交通事故加害者家族の実態調査を基に、交通事故を起こした場合、家族にどのような影響が及ぶのかを分析したものである。近年、「加害者家族」をテーマとした学術書なども出版されるようになったが、本来犯罪より身近な問題である交通事故の加害者家族に焦点を当てた先行研究は未だ存在していない。
     第1章では、交通事故加害者家族102人の相談データから、交通事故加害者家族の傾向と問題点を明らかにする。WHOの調査によれば、交通死亡事故を起こした加害者の5%が自責の念から自殺に至っており、残された家族もさらなる自責の念から鬱病になるなど加害者側の家族の悲惨な現状が明らかとなっている。
     第2章では、事故の影響が家族にどのように及ぶのか、第1節では加害者との関係性に焦点を当て、第2節では被害者との関係から、加害者家族が抱える葛藤について事例を基に検討する。
     第3章では、事故の責任を巡って、家族が法的責任を問われる可能性について事例を基に検討する。最近では、未成年者が起こした事故の監督責任について、自転車事故の損害賠償請求で高額な賠償額が認められる傾向にある。社会的議論を呼んだ平成28年3月1日の認知症患者の事故について家族の監督責任が争われた最高裁判決は、今後、認知症の高齢者が起こした事故にどのような影響を与えるのか。認知症が疑われるドライバーのいる家族からの相談は年々増えている。さらに、宇都宮地判平成25年4月24日のてんかん患者によるクレーン車事故判決では、成人の子どもをもつ親としての法的責任(共同不法行為)が認められた。その後も、てんかん患者による交通事故は起きており、どのような影響を与えるのか。さらに、法的責任がないという場合であっても、道義的責任を果たすために家族はどのようなことができるのか、加害者家族の体験から検討する。
     第4章では、1~3章の検討を踏まえて、交通事故加害者家族への支援の在り方と、加害者家族の実態から見えてきた交通事故の予防的観点からの対策の必要性について検討する。
     本書は、事例を多く掲載しており、交通事故加害者家族となってしまった当事者の指南書にもなりうるものである。その他、司法関係者、保険会社等、交通事故の紛争処理に関わる関係者に、「加害者家族」という新たな視点からの事故とその影響を理解するための教本となるとともに、交通安全指導や交通刑務所の贖罪指導のなかにも取り入れられていく教材となれば幸いである。
  • 著者について

    阿部 恭子 (アベ キョウコ)
    NPO法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在籍中に、社会的差別と自殺の調査・研究を目的とした任意団体World Open Heartを設立。宮城県仙台市を拠点として、全国で初めて犯罪加害者家族を対象とした各種相談業務や同行支援などの直接的支援と啓発活動を開始、全国の加害者家族からの相談に対応している。近年、矯正施設における再犯防止教育の一環として、加害者家族理解や家族の関係修復を目的とした教育支援にも力を注ぐ。著書に『加害者家族支援の理論と実践―家族の回復と加害者の更生に向けて』(現代人文社、2015年)がある。

    草葉 裕之 (クサバ ヒロユキ)
    弁護士、仙台弁護士会所属。東北大学法学部卒業。日弁連子どもの権利委員会副委員長、仙台弁護士会刑事弁護委員会委員長などを務める。その他、NPO法人仙台ダルクグループ理事、東北・HIV訴訟を支援する会事務局長、東北薬害肝炎訴訟を支援する全事務局長。『加害者家族支援の理論と実践―家族の回復と加害者の更生に向けて』(現代人文社、2015年)を監修。

交通事故加害者家族の現状と支援―過失犯の家族へのアプローチ の商品スペック

商品仕様
出版社名:現代人文社
著者名:阿部 恭子(著)/草場 裕之(監修)
発行年月日:2016/09/05
ISBN-10:4877986472
ISBN-13:9784877986476
判型:A5
発売社名:大学図書
対象:実用
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:151ページ
縦:21cm
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