近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 [単行本]
    • 近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 [単行本]

    • ¥4,950149 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002646088

近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 [単行本]

中野 智世(編著)前田 更子(編著)渡邊 千秋(編著)尾崎 修治(編著)
価格:¥4,950(税込)
ゴールドポイント:149 ゴールドポイント(3%還元)(¥149相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2016/10/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    宗教問題が頻発する「ポスト世俗化時代」。近代ヨーロッパにおける宗教の役割を、歴史を辿りながら再考する。
  • 目次

    序[中野智世]

    第Ⅰ部 教育・文化と信仰継承

    第1章 神のいる学校――一九世紀フランスにおける女性教師の養成[前田更子]
     一 公教育のなかの宗教
     二 女性教師と修道会、公権力
     三 教師をめざす娘たち
     四 神のない教育はない、神のない道徳はない
     五 宗教と知識のはざまで
     六 文化・心性としてのカトリックの継承

    第2章 社会主義政権下での宗教実践――スターリン期ポーランドの新興工業都市の暮らし[加藤久子]
     一 カトリック教会をめぐる両義性
     二 コンビナート都市の建設
     三 新興都市におけるカトリック信徒
     四 日常生活のなかのカトリシズム

    第Ⅱ部 近代政治とカトリック

    第3章 カトリシズム・リベラリズム・デモクラシー――ラムネ、トクヴィルの見たアイルランド[勝田俊輔]
     一 ウィーン体制下のカトリシズム
     二 ラムネとアイルランド
     三 トクヴィルとアイルランド
     四 アイルランド・カトリシズムの広がり

    第4章 言論統制下のカトリック――スペイン・フランコ独裁における経験[渡邊千秋]
     一 「新国家」の言論統制と教会
     二 「カトリック」的ジャーナリズムの系譜
     三 フランコ独裁下の言論・思想統制
     四 兄弟会連盟、その創設・活動と葛藤
     五 兄弟会連盟とはなんだったのか

    第5章 もうひとつの「近代政治」――オランダのカトリック政党と「豊かなローマ的生活」[水島治郎]
     一 キリスト教民主主義の「社会的基礎」
     二 「豊かなローマ的生活」カトリック社会による信徒の包摂
     三 ローマ・カトリック国家党と「赤」

    第Ⅲ部 工業化・都市化のなかの聖職者

    第6章 労働者の司教ケテラー――一九世紀ドイツの社会問題とカトリック社会思想[桜井健吾]
     一 社会問題とケテラー
     二 ケテラーは社会問題への認識をどのように深めていったか
     三 ケテラーの社会思想にはどのような特徴があるのか
     四 社会回勅の先駆者

    第7章 世紀転換期ドイツの赤い司祭――H・ブラウンスとカトリック労働運動[尾崎修治]
     一 ドイツの労働問題とカトリック聖職者
     二 工業都市の赤い司祭
     三 労働運動の司令塔として
     四 信仰実践としての労働運動

    第8章 都市化とカトリック教会――ピエール・ランドが見た両大戦間期のパリ郊外[長井伸仁]
     一 宗教史と都市史の交点
     二 ピエール・ランド
     三 『郊外のキリスト』
     四 転換期の教会

    第Ⅳ部 社会問題とカトリックの世界観

    第9章 奇蹟の聖地と医師――ルルド傷病者巡礼を通してみる宗教と科学[寺戸淳子]
     一 聖地ルルド
     二 医師・科学者とルルド
     三 カトリック医師の社会活動
     四 ルルドにおける医学と宗教

    第10章 マフィアとカトリック教会――犯罪と悔悛[村上信一郎]
     一 マフィアに対するカトリック教会の沈黙
     二 マフィアとは何か
     三 信心深いマフィア
     四 マフィアと聖職者
     五 告白と悔悛
     六 罪には厳しく罪びとには寛大に
     七 おくればせながらの破門宣告

    第11章 カトリック慈善の近代――ドイツ・ヴァイマル福祉国家におけるカリタス[中野智世]
     一 現代のカリタス
     二 一九世紀のカトリック慈善事業
     三 ヴァイマル福祉国家とカリタス
     四 伝統と近代のあいだで
     五 カリタスの「近代」

    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    世界各地で宗教問題が頻発し、「ポスト世俗化時代」ともいわれる現在。近代ヨーロッパにおけるキリスト教の役割を、歴史的にたどる。
  • 内容紹介

    世俗化のトップランナーとみなされてきた近代ヨーロッパ。しかし、その文化や生活習慣、制度や政策の基層には、今なお、キリスト教、ことに中世以来の伝統宗教であるカトリックの存在が垣間見える。カトリシズムというプリズムを通して、近代ヨーロッパとキリスト教との対抗・相互補完の歴史を探る論文集。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中野 智世(ナカノ トモヨ)
    1965年生。成城大学文芸学部准教授。ドイツ、ダルムシュタット工科大学博士課程修了(Dr.Phil)。ドイツ近現代史

    前田 更子(マエダ ノブコ)
    1973年生。明治大学政治経済学部准教授。東京都立大学大学院博士課程修了、博士(史学)。フランス近現代史

    渡邊 千秋(ワタナベ チアキ)
    青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授。上智大学大学院、スペイン国立放送大学大学院修了、博士(史学)。スペイン現代史

    尾崎 修治(オザキ シュウジ)
    1962年生。静岡県立大学広域ヨーロッパ研究センター客員研究員。上智大学等で非常勤講師。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了、博士(史学)。ドイツ近現代史
  • 著者について

    中野 智世 (ナカノ トモヨ)
    中野 智世(なかの ともよ)1965年生。成城大学文芸学部教授。専門はドイツ近現代史・社会史。主著:Familienfursorge in der Weimarer Republik. Das Beispiel Dusseldorf( Droste Verlag, 2008)、『近代ヨーロッパの探求⑮福祉』(共編著、ミネルヴァ書房、2012年)、『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史』(共編著、勁草書房、2016年)、『「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」』(共著、新評論、2021年)。

    前田 更子 (マエダ ノブコ)
    前田 更子(まえだ のぶこ)1973年生。明治大学政治経済学部教授。専門はフランス近現代史。主著:『私立学校からみる近代フランス―19世紀リヨンのエリート教育』(昭和堂、2009年)、『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史』(共編著、勁草書房、2016年)、『新しく学ぶフランス史』(共著、ミネルヴァ書房、2019年)、『フランスの歴史を知るための50章』(共著、明石書店、2020年)。

    渡邊 千秋 (ワタナベ チアキ)
    渡邊 千秋(わたなべ ちあき)1967年生。青山学院大学国際政治経済学部教授。専門はスペイン現代史・地域研究。主著:『概説近代スペイン文化史―18世紀から現代まで』(共著、ミネルヴァ書房、2015年)、『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史』(共編著、勁草書房、2016年)、『現代スペインの諸相―多民族国家への射程と相克』(共著、明石書店、2016年)、Mas alla de los nacionalcatolicismos( 共著, Madrid, Silex, 2021).

    尾崎 修治 (オザキ シュウジ)
    尾崎 修治(おざき しゅうじ)1962年生。静岡県立大学広域ヨーロッパ研究センター客員研究員。上智大学等で非常勤講師。専門はドイツ近現代史。主著:『ドイツ文化史入門―16 世紀から現代まで』(共著、昭和堂、2011年)、『近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史』(共編著、勁草書房、2016年)、「19世紀末ドイツのカトリック労働運動―ドイツ・カトリック国民協会の組織網の考察から」(『西洋史学』246号、2012年)、「戦場における宗教―第一次世界大戦期ドイツのカトリック戦場司牧の考察から」(『現代史研究』63号、2017年)。

近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:中野 智世(編著)/前田 更子(編著)/渡邊 千秋(編著)/尾崎 修治(編著)
発行年月日:2016/10/20
ISBN-10:4326200553
ISBN-13:9784326200559
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:329ページ ※325,4P
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 近代ヨーロッパとキリスト教―カトリシズムの社会史 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!