日本の心理療法 自我篇 [単行本]
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日本の心理療法 自我篇 [単行本]

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出版社:新曜社
販売開始日: 2016/10/01
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日本の心理療法 自我篇 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本人の心の在りようにおける“わたくし”とは。能楽や和歌、仏教思想など日本独自の文化的背景から、心理学や精神医学が西洋から輸入される以前の「日本人らしさ」への接近を試みる。
  • 目次

    日本の心理療法 自我篇 目次
    はじめに(各篇共通)


    自我篇――非・西欧的〈わたくし〉をめぐって

    第一章 能の〈わたくし〉をめぐって  小川佳世子
    はじめに
     『草枕』と能
     ●「憐れ」という表情 ●『草枕』について ●「わたし」ということ、「近代」ということ
     ●能におけるワキの問題 ●漱石と能 ●「物狂能」としての『草枕』 ●『草枕』の美の特色と能
     ●『草枕』という小説 ●現在の〈わたくし〉
    能の〈わたくし〉
     ●能の種類について ●能の中の〈わたくし〉 ●井筒 ●姨捨 ●山姥 ●融 ●江口
     ●能における舞と物狂能の結末について ●物狂能の結末および面についての考察
     ●草木国土悉皆成仏
    おわりに

    第二章 仏教の存在論と日本的じぶん認識  手嶋英貴
    序説――本稿の問題意識
     ●「わたし/I」と「自己/self」 ●原日本的じぶん認識――存在論的「自己」の不在
     ●仏教の存在論と日本的じぶん認識
    古代インド思想界におけるじぶん認識
     ●バラモン教のじぶん認識――「わたし」から「自己」へ
     ●ウパニシャッドの存在論とじぶん認識――一元論の「自己」
     ●サーンキャ説の存在論とじぶん認識――二元論の「自己」
    仏教における存在論とじぶん認識――「自己」から「自己=わたし」へ
     ●説一切有部の存在論とじぶん認識――実在的多元論の「自己」
     ●唯識説の存在論とじぶん認識――仮設的一元論の「自己」(仮象の「自己」)
     ●中観派の存在論とじぶん認識――中なる「自己」
     ●法身説の存在論とじぶん認識:人格的一元論の「自己=わたし」
    仏教受容初期における日本的じぶん認識の変容
     ●『万葉集』成立期の仏教教理学と日本的じぶん認識
    奈良時代後半から平安時代前半に伝来した仏教の存在論
     ●華厳の存在論 ●法相の存在論 ●天台円教の存在論
     ●東密(真言密教)の存在論 ●台密(天台密教)の存在論
    平安時代以降の日本的じぶん認識 
     ●草木成仏説の日本的展開――人格的自然一元論の形成 ●日本的じぶん認識の諸相
    おわりに――現代日本の死生観の底流 

    第三章 ポーランドと非・西欧をめぐって――視覚芸術を中心に  加須屋明子
    はじめに
    ポーランドの視覚芸術
     ●政治的・社会的背景 ●第二次世界大戦後の芸術家たち ●ミロスワフ・バウカ 
    ポーランドにみる非・西欧的な〈わたくし〉

    第四章 和太鼓演奏における「私性」
         ――非我と無我を経て:息的主体とその在り方  清源友香奈
    はじめに
    本稿における西欧的自我について
     ●本シンポジウムにおける発表の位置づけ ●心的な構造としての自我(ego)
    和太鼓演奏における体験――演奏者の語りを通して
     ●我を出さないこと――非我的体験 ●息を合わせること――無我的体験
     ●息的主体 ●西欧的自我と和太鼓演奏者の体験
     ●和太鼓演奏における「私性」 ●日本人の心――非西欧的〈わたくし〉とは
    同期現象より――息的主体に思いを馳せるために
    息的次元に開かれていながら、個で在り続けるということ
    おわりに

    自我篇――ディスカッション

    終 章 水の我  秋田 巌
    はじめに
     ●日本人の自我と西洋人の自我 ●日本人にとって自我は自明か? ●最深層では同じ
    西洋との「文化差」
     ●西洋人の自我 ●耳と口 ●「骨格」 ●文化的無意識 ●中世的自我 
    日本人の「我」
     ●「和食」という「神社」 ●物事を完成させる ●水の我 

    おわりに
    事項索引
    人名索引

    ■装幀 虎尾 隆
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    秋田 巌(アキタ イワオ)
    高知医科大学卒業。博士(医学)。精神科医、臨床心理士。チューリッヒ・ユング研究所にてユング派分析家国際資格取得。現在、京都文教大学臨床心理学部教授、臨床物理学研究センター長

    小川 佳世子(オガワ カヨコ)
    同志社大学経済学部卒業。歌人、能楽研究者。大手前大学大学院で能の研究を行い、天野文雄の指導を受ける。未来短歌会に入会し、岡井隆に師事。現在、京都造形芸術大学非常勤講師。著書は『ゆきふる:歌集』(ながらみ書房、第24回ながらみ書房出版賞受賞)、『水が見ていた:歌集』(ながらみ書房、第33回現代歌人集会賞受賞)など

日本の心理療法 自我篇 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:新曜社
著者名:秋田 巌(編)/小川 佳世子(編)
発行年月日:2016/10/01
ISBN-10:4788514931
ISBN-13:9784788514935
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:205ページ ※199,6P
縦:22cm
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