風の王国〈3〉浪の魂 [単行本]

風の王国〈3〉浪の魂 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  サエラが生き延びる道はあるのか。謎の一族に同化していく、主人公の速見卓。やがて射狩野グループ・オーナー、猪狩野冥道と対峙した速見は、初めて本当の「山窩の民」の秘められた歴史を知る。封印されてきた歴史の闇がひもとかれる。射狩野グループと「へんろう会」との骨肉の争いは一触即発の臨戦状態に。速見と哀が選択する道は？そして、一族の未来は？古代から現代まで日本国家の暗部を照射する稀有な長編。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  五木 寛之(イツキ ヒロユキ)
  １９３２年９月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮に渡り４７年にピョンヤンより引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、ＰＲ誌編集者、作詞家、ルポライターなどをへて６６年『さらばモスクワ愚連隊』第６回小説現代新人賞、６７年『蒼ざめた馬を見よ』で第５６回直木賞、７６年『青春の門　筑豊篇』ほかで第１０回吉川英治文学賞を受賞。『青春の門』シリーズは総数２０００万部を超えるロングセラーとなっている。８１年より一時休筆して京都の龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。代表作に『戒厳令の夜』『風に吹かれて』などがある。小説のみならず、仏教思想を背景として音楽、美術、歴史など多岐にわたる文明批判的活動が注目されている。『日本人のこころ』（全６巻）などにより第５０回菊池寛賞を受賞、英文版『ＴＡＲＩＫＩ』はアメリカで２００２年のブック・オブ・ザ・イヤー（スピリチュアル部門）に選ばれ、さらに２００４年、第３８回仏教伝道文化賞を授与された。２００６年より『２１世紀仏教への旅』（講談社とＮＨＫの共同企画）のために、インド、韓国、中国、ブータン、欧米各地の取材が続いている

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