異類に成る―歌・舞・遊びの古事記 [単行本]
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異類に成る―歌・舞・遊びの古事記 [単行本]

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出版社:森話社
販売開始日: 2016/10/25
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異類に成る―歌・舞・遊びの古事記 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人はなぜ歌うのか。古代日本では、歌う行為や歌の言葉によって、動物や植物など人ならざる異類と交感し、異類に成ろうとすることが行われた。『古事記』の歌に、起源譚を喚起し、動物や山川草木に働きかける、神話的思考の発動をさぐる試み。
  • 目次

    Ⅰ 異類と王と──牡鹿・雀・猪・蟹
    [1] 異類に成る──「乞食者詠」の鹿の歌から
    1 「異類」とは
    2 食べる─食べられる
    3 殺す─殺される
    4 動物と植物と場所──「はやし」という詞
    5 オホキミとホカヒビト

    [2] 鳥の王・人の王──歌の仁徳天皇
    1 異類の名を負う王たち
    2 「殿戸のしきみ閾の上」
    3 小さなサザキ
    4 鳥のオホキミたち
    5 歌と琴と仁徳天皇

    [3]猪と遊ぶオホキミ──歌の雄略天皇
    1 木登りして歌う天皇
    2 「鳴鏑」という音響装置
    3 猪の「怒」りとウタキ
    4 歌のトポスとしての樹上
    5 変成する「われ」
    6 葛城登山説話の変奏

    [4]応神天皇はツヌガの蟹──異類婚の叙事
    1 蟹に成る
    2 歌の中の「し」
    3 「異類婚」の叙事
    4 イルカと蟹
    5 「ミ・チ」の王

    Ⅱ 歌舞の起源──鬘・手草・御酒・蜻蛉
    [1]アメノウズメの「所作の所作」──『古事記』における芸能の発生
    1 「所作」という視点
    2 ウズメの「為神懸」
    3 音現象を模倣する
    4 双面の媒介者
    5 サルメノ君という名

    [2]酒の起源・舞の起源──「酒楽之歌」を読む
    1 所作と「舞」
    2 『古事記』の「舞」
    3 「御歌」と「答歌」
    4 クルフ・モトホル
    5 トコヨのクシの力
    6 王の誕生とクシの力

    [3]「歌ふ」のは誰か──『古事記』と『日本書紀』の歌人称
    1 歌う天皇・歌わぬ天皇
    2 人称の転換と自称敬語──『記』
    3 人称の転換と自称敬語──『紀』
    4 臣下がささげる「やすみしし わがおほきみ」──『紀』
    5 天皇が歌う「やすみしし わがおほきみ」──『記』
    6 「為朕」に「賦」す──『紀』の蜻蛉野の歌
    7 天皇が「御歌」を「作」る──『記』
    8 起源の世界を生起する
    9 蜻蛉・大猪・女

    Ⅲ 地の域と叙事の力──人草・椿・石槌・葦原
    [1] 草木と人と──『古事記』の神話的思考
    1 「葦原中国」に生まれ、死ぬ
    2 「詛言」の準備としての「青人草」
    3 「あをひとくさ」は「蒼生」の翻訳語か
    4 「わかくさの つま」
    5 植物的生命力のよってきたるところ

    [2]椿はオホキミ・オホキミは椿──歌う女神としてのイハノヒメ
    1 イハノヒメは歌う
    2 オホキミの生命
    3 土地を巡行する
    4 「大恨怒」の力
    5 畑作する「やましろめ」
    6 イハノヒメとは誰か

    [3]重なり合う歌声──神武記歌謡の行為遂行性
    1 歌の叙事と行為遂行性
    2 『古事記』の中で
    3 八咫烏と鳴鏑
    4 宇陀での饗宴──死者の声は聞こえるか
    5 忍坂での饗宴──戦闘はいかにして開始できるか

    [4]葦原の王──神武記のヤマトと地域神オホモノヌシ
    1 地名を負う
    2 地域神オホモノヌシ
    3 揺らぎ続ける地の域
    4 「七行く」ヲトメども
    5 歌うオホクメ
    6 目の鳥と目の人
    7 葦原の王
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    猪股 ときわ(イノマタ トキワ)
    1960年生まれ。専門は日本古代の歌・神話の研究。東京学芸大学大学院修士課程修了、東洋大学大学院博士後期課程満期退学。現在、首都大学東京人文科学研究科教授
  • 内容紹介

    人はなぜ歌うのか。古代日本では、歌う行為や歌の言葉によって、動物や植物など人ならざる異類と交感し、異類に成ろうとすることが行われた。『古事記』の歌に、起源譚を喚起し、動物や山川草木に働きかける、神話的思考の発動をさぐる試み。
  • 著者について

    猪股ときわ (イノマタトキワ)
    猪股ときわ(いのまた・ときわ)
    1960年生まれ。鎌倉市在住。専門は日本古代の歌・神話の研究。
    東京学芸大学大学院修士課程修了、東洋大学大学院博士後期課程満期退学。
    現在、首都大学東京人文科学研究科教授。
    著書に『歌の王と風流の宮──万葉の表現空間』(森話社、2000)、『古代宮廷の知と遊戯──神話・物語・万葉歌』(同、2010)。

異類に成る―歌・舞・遊びの古事記 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:森話社
著者名:猪股 ときわ(著)
発行年月日:2016/10/25
ISBN-10:4864051011
ISBN-13:9784864051019
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:297ページ
縦:22cm
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