日本帝国の表象―生成・記憶・継承 [単行本]

日本帝国の表象―生成・記憶・継承 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  非文字（図画像）資料研究の可能性を拓く！絵葉書、報道写真、地図、設計図、絵図などに立ち現れる“日本帝国”の様相を分野を超え、様々な角度から照射し浮かび上がらせる最新の研究成果。

• 目次

  １　帝国の生成
  　レンズが生み出す朝鮮という他者（朴 美貞）
  　東洋軒写真館と慶州古蹟絵葉書（吉井 秀夫）
  　目で見る大陸政策―子ども向け媒体にあらわれた満洲イメージ（長谷川 怜）
  　報道写真からみた通州事件―日中戦争初期における日本の反中プロパガンダ（広中 一成）
  
  ２　都市の記憶
  　明治期京都の外国人ホテル―也阿弥ホテルの成立と建築位相（川島 智生）　
  　写真絵葉書は「京名所」をどうとらえたか
  　　　　　　　―近代都市景観の変遷と新名所の誕生（樋口 穣）
  　植民地都市京城のハイブリッド性―龍山という橋頭堡（金 天洙・朴 美貞）
  　鳥瞰図「大京城府大観」（1936年）について（李 修年・冨井 正憲）
  
  ３　遺産の継承
  　スロヴェニア共和国保管の絵葉書コレクション（重盛 千香子）
  　教材にみる非文字資料の蒐集・活用―白鳥庫吉の眼（長佐古 美奈子）
  　植民地朝鮮の「レ・ミゼラブル」と大邱の朝鮮扶植農園（崔 範洵）
  　丹下健三の大東亜─富士山とローマをむすぶ糸（井上 章一）

• 内容紹介

  絵葉書、地図、設計図などの非文字資料に立ち現れる“日本帝国”の様相を様々な角度から照射し、浮かび上がらせる刺激的論集。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  朴 美貞(パク ミジョン)
  １９６３年韓国生まれ。植民地問題研究。同志社大学大学院博士課程修了。芸術学博士（２００５年）。立命館大学客員研究員（２００６‐０９）、国際日本文化研究センター研究員（２０１０‐１５）。現在、京都大学非常勤講師、アジア人文社会科学研究所所長
  
  長谷川 怜(ハセガワ レイ)
  １９８６年愛知県生まれ。学習院大学大学院博士後期課程在籍。東京都公文書館専門員を経て、千代田区立日比谷図書文化館学芸員。専門は日本近現代史

日本帝国の表象―生成・記憶・継承 [単行本] の商品スペック